8月前期

『大岡の鈴』『斗棋』
『ABX殺人事件』『死神うどんカフェ,3』



『あっぱれ三爺世直し帳 大岡の鈴』
柳蒼二郎 学研M文庫 


読始8/2 読了8/5

コメント・・・
北町南町以外に中町奉行所もあった。
そこの元奉行と友人二人の三爺は人脈となりゆきで数々の事件にかかわってしまう。
勝手に動かれたら迷惑だということで、お奉行は三匹の妖怪ジジイに鈴を付けようと思ったのだ。
そのお役目はあまり仕事のない早見慶之進に押し付けられる。
三爺はその若者を有能同心だった父親のように育て上げるべく厳しくしごくのであった。
ベーシックな時代劇。




斗棋とうぎ
矢野隆 集英社文庫


読始8/6 読了8/10

コメント・・・
九州の浅沼宿のヤクザ二組。
郡奉行の視察が近い今の時期、騒ぎを起こしたくはないのだが。
提案されたのが斗棋。
将棋の駒に人間を合わせ、駒と駒が重なると命がけの勝負となり勝った方の駒が生き残る。
そしてこの勝負に隠された秘密とは・・・
ストーリーは熱いんだけど、どちらのヤクザ屋もたいして褒められたものじゃないし、思い入れが出来ない分だけ損かなぁ。




臨床真実士ヴェリティエユイカの論理 ABX殺人事件』
古野まほろ 講談社タイガ


読始8/11 読了8/14

コメント・・・
ユイカへの挑戦状は連続殺人予告だった。
事件の流れはABO殺人事件のオマージュである。
が、拙者はそれ読んでないからよくわからないのだよね。
ともかく人のウソを見抜くことの出来るユイカは、聞き込み調査で真実を突き止めようとするのだった。




『死神うどんカフェ1号店 三杯目』
石川宏千花 YA!エンタテインメント


読始8/15 読了8/16

コメント・・・
うどんの美味しさに感動して死神を廃業してうどん屋を始めた星海九嵐。
だが今回の話にはほとんど絡んでこない。
かつて自殺から助けた少年が、また自殺を考えているという。
その理由とは・・・
子供と死生観の物語を子供が読みやすいように、まぁ子供のいる親も読んだほうがいいかな。
そんなお話。




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