10月前期
『木野塚探偵事務所だ』・『いとみち』
『木野塚探偵事務所だ』
樋口有介 創元推理文庫
読始10/1 読了10/11
コメント・・・
警視庁に30年以上勤めて、定年になった木野塚。
ただし経理部で事件に関わったことは一度も無い・・・
そんな彼が初めて一念発起。探偵事務所を立ち上げる。
ハードボイルドを気取っているが貧相で無能で髪の毛がなくなりそうなショボクレオヤジである。
そして能力と反比例して高い欲望妄想。
事件を解決するのはなりゆきで入ってきた、木野塚好みでない、痩せ型の女子大生秘書。
部下が解決したのなら私が解決したのだ、と考えられるのがせめてものウツワ・・・か。
コメディではあるが、笑えるかため息しか出ないかは読者の趣味しだい。ココまでの情報で判断して欲しい。
『いとみち』
越谷オサム 新潮社
読始10/14 読了10/16
コメント・・・
津軽の引っ込み思案女子高生、相馬いと。
そんな彼女がある日、暴走して離れた土地のメイド喫茶にアルバイト面接に行く。そして受かる。
だがコミュ症にして引っ込み思案にしてド級津軽弁の彼女は上手に「おかえりなさいませ、ご主人様」と言う事も出来ず七転八倒ドジっ子メイド。
そんな女の子の成長奮闘記。
文字表記できないレベルのおばあちゃんの津軽弁に笑った。そして巻末に解読表が載っててもうひとニヤリ。
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