10月後期

『ジャパゥン』『旗本金融道,二』


ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン』
清涼院流水 幻冬舎


読始10/17 読了10/26

コメント・・・
しばらく作品を見なかったような気がするが、いろいろと別の仕事をしていたっぽい?
そしてポルトガル語のフロイス手記を翻訳して自分式の文章にして、この本にしたわけだ。
内容は・・・イマイチ興味が湧かないかな。
ルイス・フロイスが懸命にキリスト教を日本に広めようと奮闘する。
つらいことがあれば神の試練と思い、良いことがあれば神のご加護と喜ぶ。
純粋とも言えるが、逆に言えば思考停止レベルまで洗脳されているとも表現できる。
文章的には清涼院だなぁ。といった感じ。
たとえばペパウとポルトガル語での振り仮名がある。
それを見て「なるほど。英語のペーパーという発音よりも語源であるパピルスという音に近いなぁ」というふうに楽しめる人なら読んでもいいかな。
拙者には書く事のできないキリスト教徒視点の感想は読んでみたいな(笑)




『旗本金融道【二】 銭が仇の新次郎』
経塚丸雄 双葉文庫


読始10/28 読了10/31

コメント・・・
新次郎は、どうにも苦手な金貸しと言う仕事に思い悩む。
まぁ、爺さんが大名屋敷の前で地面に横たわって泣き叫び、出てきた取次ぎの金玉を掴んで利子を払わせるという姿を見たら・・・ねぇ。
一方、番頭に連れられて行った金貸しは人徳の金貸し。
大げさに言うと経営コンサルタント。金を貸しながら、返すためのアドバイスをする。
さて、新次郎はどんな金貸しになるのか?とりあえずジジイが貸し付けた金を回収できるようになりたいぞ。




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