2月前期
『綾辻行人vs京極夏彦』・『魔法科高校の劣等生,1』・『でれすけ忍者,2』
『文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人vs.京極夏彦』
朝霧カフカ 角川書店
読始2/1 読了2/7
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文豪の名前と技を持つ異能力者が犯罪者やら探偵やらをやっている世界で、平成の文豪らが戦う。
事件を解決すると犯人が死ぬという能力を持つ綾辻。そして監視者と言いながらも下っ端として働かされている政府所属の辻村深月。
対するは一切の利己を求めない犯罪デザイナー京極。能力は妖怪を見せるだけ?の弱いもの。あくまでも脳みそだけで悪をしている、らしい。
でもまぁ、金とかそう言う実利は得ていなくても、心の充足感を得ている以上利己に分類できそうだなぁ。
ともかく、ラストで色々驚かせることに成功していると思うのでナイスミステリなのではないだろうか。
『魔法科高校の劣等生,1
入学編<上>』
佐島勤 電撃文庫
読始2/8 読了2/10
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アニメ化もした作品。で、表紙の返しを読んでいまさらweb小説発の作品だと知った(当時からそうやって宣伝してたのかもね。覚えてないけど
というわけで、魔法と言うけど機械を通して発動するから魔法科学と言ったほうがいいのかな?
技術発展と共に専門学校も生まれた。
しかしそこには一科生二科生という階級社会があった。
エリートの一科生と凡人の二科生。
そんな環境の中で、入学試験、あるいは魔法ライセンスの採点法では上位になれない別ベクトルでの魔法才能を持った一人の二科生少年が無双する話である。
『でれすけ忍者 江戸を駆ける』
幡大介 光文社文庫
読始2/11 読了2/17
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ずっこけ時代小説。
御三卿の一つ、田安家の賢丸を白河の養子にやってしまいたい田沼老公とそれに対抗する賢丸。
主人公の藤森次郎はどう考えているのかと言うと、上司の希望通り白河養子がいいんじゃないかなぁと。
賢丸の下で働きながら、田沼の目的を応援する形である。
そんなズッコケ忍者に無駄に手出しをするお庭番。
勘違いが勘違いを呼んで勝手に大混乱、というドタバタギャグの二巻である。
そして太平の世でぜんぜん修行していない残念な忍者たちの決めゼリフ?が、忍者など何の得もない、である。
忍者が忍者らしく活躍することはなかろう。
この先何がどう転がるのかサッパリわからん。
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