20年7月
『いも殿様』・『はたらく魔王さま!13』・『探偵・日暮旅人の壊れ物』
『魔法科高校の劣等生,7』・『アルスラーン戦記,13』・『アルスラーン戦記,14』
『アルスラーン戦記,15』・『アルスラーン戦記,16』・『力士探偵 シャーロック山』
『いも殿様』
土橋章宏 角川書店
読始7/2 読了7/3
コメント・・・
小石川養生所でサツマイモの栽培に成功した青木昆陽に先駆けて、石見で飢餓に苦しむ人のため、薩摩からこっそり芋を持ち出し薩摩以外の土地での生産に成功させた代官。
井戸平左衛門の伝記。
当人はそろそろ隠居しようと思ったところを大岡越前によって代官任命を受け、しぶしぶの出立であったが。
現地で苦しむ人々を見て、こりゃなんとかしないといかんわ、と。
全体的にサクサクと進むので読みやすいが、軽すぎる感もある。
面白くも悲しい物語。
『はたらく魔王さま!13』
和ヶ原聡司 電撃文庫
読始7/6 読了7/7
真奥と恵美が仲良くなることを望んでいたちーちゃんであったが、二人が仲良くしているのを見ていたら泣けてきた。
女子高生のハートが大ピンチ。
一方、引っ張っていたライラのおうち訪問。
元大天使はどんな生活をしているのか。していないのか。
って、まぁおおかた態度から予想できる範囲内のオチである。
そして滅びるかもしれないエンテ・イスラと何か企んでいるかもしれない何人か。
そしてちゃんと完結できるのか。
少なくとも20巻まではあるからまだ当分終わらないことだけはわかるが、さてどうなる。
『探偵・日暮旅人の壊れ物』
山口幸三郎 メディアワークス文庫
読始7/8 読了7/11
旅人の下に中学時代の先輩がやってくる。
それが何を刺激したのかわからないが、旅人がブラック状態になって依頼者を幸せにしないかもしれない事件解決をする。
そんな短編連作。
『魔法科高校の劣等生,7
横浜騒乱編<下>』
佐島勤 電撃文庫
読始7/14 読了7/16
大東亜連合とかいう中国が国土を増やしたような名前の国が日本に攻め込んできた。
と言っても戦争レベルではなく、強盗レベルの揚陸船一艘。
国防軍と民間戦力がうりゃうりゃして追い払う。
あっけなさすぎと見るかスカっとするぜと思うかは、まぁひとそれぞれ。
『アルスラーン戦記,13 蛇王再臨』
田中芳樹 カッパノベルス
読始7/16 読了7/20
前の話を読んだのが昔過ぎて何がなんだかわからない。
しかもアルスラーンじゃなくてヒルメス周りから話が始まるものだから・・・
そんなヒルメス浮き沈みがメインで、同時に蛇王の一味が暗躍して復活を目指す。
世界は平和にはほど遠かった・・・みたいな。
『アルスラーン戦記,14 天鳴地動』
田中芳樹 カッパノベルス
読始7/20 読了7/23
蛇王が動き出し、火山が吹き上がり地震が起こる。
トゥラーンの元親王イルテリシュが色々動くんだけど、これって誰だったかなぁ?(笑)
全然記憶に無い。ジムサ将軍がトゥラーン人だからその国と一度何か係わり合いがあったのだろうが・・・
シンドゥラのラジェンドラ。ミスルを乗っ取るヒルメス。マルヤムに入ったギスカール。
色々な王様の姿を見せる?
『アルスラーン戦記,15 戦旗不倒』
田中芳樹 カッパノベルス
読始7/23 読了7/25
ザッハークが動き出し、それは多くの国まで動かして、パルスに全方位から悪意が攻め込んでくることになる。
そして殺人鬼田中芳樹のペンはアルスラーン16翼将を容赦なく殺していく。
おそらくアルスラーンは勝つのだろうが、国とメインキャストにどれだけの被害を出すかはとても予想できないことになっている。
むしろ読むのが辛い・・・
『アルスラーン戦記,16 天涯無限』
田中芳樹 カッパノベルス
読始7/25 読了7/26
ついに最終巻。30年がかりだというからすごい話だ。
読者もよくのんびり待てたものだ。
まぁアニメ映画になったり漫画化してそれがアニメになって、と場つなぎはあったけど。
歴史風長編が、蛇王の復活と魔物の軍勢で大幅にファンタジー化されているが、まぁ元々そういう設定だから迷走したということはないか。
最後の決戦があり、時が流れ、誰一人居なくなって、そして話は終わる。
誰でも死は免れられないものであっても、たいそうな人数がもう少し気をつけていればそこで死ぬことは無かったのでは・・・とモヤモヤ感が残る。
とりあえず満足したということにしておこう。
『力士探偵 シャーロック山』
田中啓文 実業之日本社文庫
読始7/27 読了7/30
田中でもバカな話を書く方の田中。
相撲に興味の無い斜麓山は稽古や本場所よりも事件の解決をこそ求めている。
本物の事件に出会うまでは推理小説でガマンだ。
助手の輪斗山を引き連れて、さぁ事件解決だ。
というバカバカしくも面白い、ただただ楽しく読める探偵小説。
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