22年1月
『ゲート二部,1』・『ログ・ホライズン,5』・『異世界カフェ,13』
『とんでもスキルメシ,6』・『ゲート二部,2』・『熱帯』
『ジーン・ワルツ』
『ゲートSEASON2 自衛隊、彼の海にて、斯く戦えり
1,抜錨編』
柳内たくみ アルファポリス
読始1/5 読了1/10
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世界は同じだが陸自と彼らにかかわった異世界人たちは出てこず、海上自衛隊と海辺の国々の物語である。
日本がゲートを独占するためには色々ある。
今回は勝手に動き回って誘拐された外国人ジャーナリストの買戻しである。
むしろ見捨てたい。
んだが、外交上の都合で走らされる自衛隊。
変わり者の江田島一等海佐と一流料理人を目指す徳島二等海曹の七転八倒物語。
『ログ・ホライズン,5 アキバの街の日曜日』
橙乃ままれ エンターブレイン
読始1/11 読了1/13
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ゴブリン軍団襲来をはねのけて一休み。
と、思ったら冒険に出ないだけで内政業務がたくさんありました。
政治家がいるわけじゃないし、なんとなく民主主義でしかないのだろうが。
そして街では生産職の人たちを中心にした天秤祭というバザーのつもりが勢いつきすぎてお祭りになってしまったイベントが近づいていた。
どうなることやら。
ガンガン冒険してもらいたい層にはイマイチ受けなさそうな一冊。
ただし次の展開へとつながるヒキはアリ。
『異世界でカフェを開店しました。13』
甘沢林檎 レジーナブックス
読始1/13 読了1/14
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妊娠しておなかの大きくなったリサはあまり動かないように気を付けつつ。
一方、料理学校を卒業して王宮料理人になったハウルはその先の展望が持てずに行き詰っていた。
そんな折、聖王国からの客をもてなすのに精進料理のアイデアが必要で。
リサと共にメニュー作りに取り組むのであった。
いつものように特にトラブルもなく平和な世界。
『とんでもスキルで異世界放浪メシ,6
肉そぼろ丼x聖なる刻印』
江口連 オーバーラップ
読始1/15 読了1/16
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使い魔たちの要求に仕方なく応えて、次の迷宮街に旅立つムコーダ一行。
そこは虫やらアンデッドやらが徘徊するデインジャラスなダンジョンだった。
戦力はともかく、ビジュアル的・嗅覚的にツライよね。
そんな街で待ち構えていたのはドラゴンマニアの変態エルフ、エルランドだった。
元・上級冒険者とともに突き進め。
そして第二の変態エルフが現れる?
『ゲートSEASON2 自衛隊、彼の海にて、斯く戦えり
2,謀濤編』
柳内たくみ アルファポリス
読始1/17 読了1/20
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潜水艦に助けられてアルヌスまで来たプリメーラ一行。
海賊退治のために嫁いだ先の海軍は思わぬ反撃を受けて壊滅。旦那も死亡。
ということで異世界ニホンに助けを求めようと考える。
なのでここからは政治的陰険口舌バトル的な展開。
舌先と情報操作で状況を回さなければならない。
そしてチビチビと第一部のメンバーが顔を出し始める。まだ出てくるだけで本編への食い込みはあまりない。
『熱帯』
森見登美彦 文藝春秋
読始1/21 読了1/26
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森見登美彦っぽいキャラが振り返る。かつて読みかけのまま失ってしまった謎の小説『熱帯』
その熱帯を知る人たちの集まり。
熱帯の内容。その作者の物語。
様々な要素が入れ子構造になり、物語なのか現実の世界なのかグルグル回る。
まぁ、全部小説ですよと言ってしまえばそれまでだが。
総合的に言うと千一夜物語スゴイってことかな。
『ジーン・ワルツ』
海堂尊 新潮社
読始1/27 読了2/2
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よくわからないけど、北の国の事件が不本意であるらしいキャラクターたちのセリフからすると、極北クレーマーから繋がる物語だろうか。
官僚の思い付きから始まる医療崩壊で今回は産婦人科が困っているようだ。
東京の産婦人科を手伝っている曾根崎理恵。主に不妊治療を行う。
人工授精させた卵子を母体に戻して、経過観察。
前半から中盤は、妊娠および産婦人科の不遇とネガティブな展開が多く鬱々と読み進まなかったが。
終盤には希望的展開もあり楽しめる要素が増えてテンポが上がった。
子供もいない独身男が言うのもなんだが、出産のリスクと不安と喜びが全部詰まったこの本は出産を前にした夫婦が読むべきバイブルなのではないかと。
気分をageるために幸せだよハッピーだよという面だけを押し出したくなるのもわかるけど、負の面も正直に語らないとねぇ。
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