22年11月

『ノーゲーム・ノーライフ,1』『すずらん通りベルサイユ書房 リターンズ』『剣樹抄』
『任侠浴場』『ノーゲーム・ノーライフ,2』『いい加減な夜食,1』



『ノーゲーム・ノーライフ,1
ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです
榎宮裕 MJ文庫


読始11/4 読了11/8

コメント・・・
アニメを見てはいたけど、拙者はピンと来なかった。
のだが、世間的には好評のようなので原作で再確認しようと思ったわけです。
エチエチだけどやっぱりロリ気味かな。
というか、著/イラストって本文も挿絵も一人でやってるんかい。
ここが一番の驚きポイントです。
まぁ、ゲームバトルっていうのは往々にしてルールが複雑すぎて流し読みしているとわけわかめになりやすいのが心配かな。
続きを読むかどうかはわからない。




『すずらん通りベルサイユ書房 リターンズ!』
七尾与史 光文社文庫


読始11/9 読了11/13

コメント・・・
何かと事件に巻き込まれることが多くて有名になってしまった東京神田の書店、ベルサイユ書房。
今度は写真集発売に伴うサイン会を開こうとしたら、やめろという脅迫が来たようだ。
ベルばらのオスカルのような店長はキリリとした表情で犯人を見つけ出して来いと店員に命令するのであった。
たった一冊の写真集、のうち5枚の写真から湧きだしてくる様々な物語。
だが事件と関係があるものはいったいどれだ?
ってな感じで、一応主人公でミステリ作家を目指す日比谷研介は・・・常に推理の最後尾をジッタンバッタンと無様に追いかけてくるのである。




『剣樹抄』
冲方丁 文藝春秋


読始11/14 読了11/22

コメント・・・
水戸黄門、にはなっていない、まだ若者時代の水戸光圀が登場する、そんなお江戸の時代劇。
主人公は無宿人の子、了助。
父を亡くし、育ての父を亡くし、人付き合いを恐れるようになった少年。
暴れていたところを水戸光圀に見つけられ、寺に放り込まれる。
そこは拾人衆という孤児を集めて情報集めをさせる組織の本部であった。
了助は尻のすわりが悪いと思いながらも、父の仇の情報が入りやすくなるかもしれないココで仕事をすることになるのだが・・・
一冊で完結はしないので、根本的な解決までは進まないのが難か。




『任侠浴場』
今野敏 中央公論新社


読始11/22 読了11/24

コメント・・・
いつのまにやら商売大再生組織になってしまったらしい阿岐本組。
弟分の永神から持ち込まれた今度の仕事は銭湯の立て直し。
タイトルからして、イレズミ持ちが安心して入れる銭湯でも作るのかと思ったらそんなことはなかった。
珍妙なアイデアをひねり出すのではなく、やるべきことを着実にこなすだけという地道な展開ではある。
そして、銭湯の儲からない環境と、それを支える補助金の存在。
さらにそれを利用した裏金や着服といったネタは、他に刑事モノをいろいろ書いている作者ならでは、か。
面白くサクサク読めた。




『ノーゲーム・ノーライフ,2
ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目を付けたようです
榎宮裕 MJ文庫


読始11/25 読了11/28

コメント・・・
アニメでは印象の強かった、しりとりバトルが含まれている巻。
いろいろと、そういえばそんなストーリーだったなぁと記憶が刺激される。
サブタイトルの獣耳っ子の国とはまだバトルが始まりません。
さて、どんな勝負をしたんだっけな?




『いい加減な夜食 1』
秋川滝美 アルファポリス文庫


読始11/29 読了11/30

コメント・・・
さる豪邸で若主人の要請に応えてありあわせの材料で夜食を作ったら、やたら気に入られてしまった佳乃。
という、まぁそこそこ無くも無い定番の中編から。
第二部はいきなり4年後でぶったまげる(笑)
この高速でありながら何の進展も無いという展開は、珍であるな。
一巻で完結してそうな話だけど、わざわざ『1』って付けてるくらいだから続きがあるんだろうな。




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