22年12月
『おまかせなされ』・『ノーゲーム・ノーライフ,3』・『異世界ゆるり紀行,10』
『文豪宮本武蔵』・『異世界ゆるり紀行,11』・『熱血一刀流,2』
『帝都探偵大戦』
『姫様お忍び事件帖 おまかせなされ』
沖田正午 徳間文庫
読始12/4 読了12/8
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シリーズ第三巻。
前も言ったような気がするが、子連れ用心棒の流れを汲んでいるようなのでソッチを先に読んでおいた方がいいかもしれない。
結婚が近づいてきた鶴姫は最後かもしれない町へ出かけるチャンスを得た。
のだが、着替えに寄った付き人のお松の実家。そこが強盗に襲われた後だった?
鶴姫さまは町で遊ぶどころではなく、事件の解決をするのじゃーと盛り上がるのであった。
姫様の行動はまぁいいんだけど、ストーリーの片付け方がイマイチすっきりしない感じなのが座り悪いかな。
『ノーゲーム・ノーライフ,3
ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが・・・・・・?』
榎宮裕 MJ文庫
読始12/14 読了12/16
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ある日白が目を覚ましたら空が居なかった。
物理的に居ないどころか、人々の記憶からも消え去っている。
一体何が起こっているのか。
そして獣人国とのバトルが始まる。
なにがどうなって制作されたのか、バーチャルゲームによるFPS勝負である。
獣人の身体能力を前に引きこもり運動不足の兄妹はどう立ち向かうのか?
アニメではこの辺までやったんだったかな。ぼんやりと覚えているような・・・
『異世界ゆるり紀行,10』
水無月静琉 アルファポリス
読始12/18 読了12/19
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あいかわらず内容が薄く、サラっと読むにはちょうどいい本。
今回も、各地を回って食材を集めて料理を作る。
アランとエレナはゆく先々で何でも見つけるラッキースター。
新要素は、森の中で見つけた入れない洞窟。
と思ったらエルフのじいさんの住居でした。
同居人のドリアードに珍種の薬草を渡せば育成してくれるかもしれません。
『文豪宮本武蔵』
田中啓文 実業之日本社文庫
読始12/19 読了12/20
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裏表紙のあらすじはでたらめだった(笑)
それとも文庫化の際に内容が改訂されたのだろうか?
でもまぁ本筋は変わらないのだけど。
剣で名を上げることはできたかもしれないが、仕官や高報酬は得られなかった宮本武蔵。
戦いの中で敗れそうになった時、時を超えて明治時代に投げ出される。
樋口一葉と出会い、正岡子規と出会い、思わず口にした「小説家になりたい」
人力車を引きながら明治の世を生き、原稿用紙に向かう。
なかなか面白い。
いろいろとこじつけた話も上手いと思った。
『異世界ゆるり紀行,11』
水無月静琉 アルファポリス
読始12/21 読了12/22
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あいかわらず内容が薄く、サラっと読むにはちょうどいい本。
なじみの貴族の家に赤ちゃんが生まれたので、その子の面倒を見ながら双子も成長していく。かも。
5匹の従魔が自由にされると誰がしゃべってるのかわからないくらいセリフの嵐になる。
今回の新要素?は双子を置いてタクミ一人でどれくらい戦えるか、みたいな。
『胎動 熱血一刀流,二』
岡本さとる 時代小説文庫
読始12/25 読了12/26
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モトの小野道場のうるさ型と言い争いになり、道場決戦が開かれるまで1年。
忠太は弟子の育て方に悩んでいた。
だが人の中には忠太を好むものもいる。
たとえば直心影流長沼道場の四郎左衛門であった。
今の剣道防具に似た面や籠手を着けて練習するという当時としては革新的な修行をしていた彼らの協力を得て中西忠太はハッスルする。
これを研究して我が流派の防具を作るのだ。
弟子たちは防具研究をしながら、師匠とけんかして出ていった仲間の市右衛門を帰還させる方法にも頭を悩ませるのであった。
そんな感じのタイトル通りストレートに熱血なスポ魂。イキオイに任せてサクサク読める。
『帝都探偵大戦』
芦部拓 創元推理文庫
読始12/27 読了1/6
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タイトルは帝都大戦のもじりだが
探偵小説、かな。
江戸・戦前・戦後と三部に分かれて様々な探偵が現れて、三人寄れば文殊の知恵をさらに押し進めて、探偵が集まれば全知全能レベルで問答無用に謎を解いてしまう。
なので、読者はただ読むだけ。
舞台や登場人物の都合で文章が古風なのも難か。
面白い、という感じは無かったかな。
探偵が大勢集まるのは悪くないんだけど、楽しもうにも、ほとんど知らないキャラのラッシュだったもので(笑)
巻末にキャラと登場作・作者などのリストがあるから、新規(懐古?)開拓資料として使う手はあるかも。
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