22年5月
『OVER HEAVEN』・『バッカーノ1932』・『朧月市役所妖怪課,2』
『この素晴らしい世界に祝福を!2』・『ゲート,2−4』・『四畳半タイムマシンブルース』
『創竜伝,14』・『創竜伝,15』
『JOJO’S BIZARRE ADVENTURE
OVER HEAVEN』
西尾維新 集英社
読始5/1 読了5/7
コメント・・・
発見されたディオの手記を解読した、という形の物語。
ディオは何を考えて行動していたのか。
何が目的だったのか。
体裁上断片的で、それほどにはワクワクしないけど、なるほどなぁと思わせるファンブックになっているのではないだろうか。
ちょっと物足りない感はあるけど、堪能は、した。
『バッカーノ1932 Drug&TheDominos』
成田良悟 電撃文庫
読始5/8 読了5/12
コメント・・・
アメリカギャング物語。
いつもいくつもの視点が切り替わり関わりあうザッピングだけど、今回の中心は情報屋かな。
客観的に情報の収集と分析をしていたら出来事の方が飛び込んできてしまった。
アイザックとミリアは話にはかかわらずドミノを並べて倒して喜んでいた。サブタイトルのケツの部分にあるドミノだ。
そこそこ面白いけど、とにかくキャラが多すぎてのんびり間隔で読んでるとわけがわからない。
全巻一気読み。キャラ名簿を作りながら、ってのがベストな読み方かもしれない。
『朧月市役所妖怪課,2 号泣箱女』
青柳碧人 角川文庫
読始5/17 読了5/18
コメント・・・
日本の妖怪を封じ込めた朧月市では当然妖怪トラブルも発生する。
それを解決するのが妖怪課の仕事だ・・・
っていう基本的な話だけで進めば、比較的のんびり世界なんだけど。
どうにも裏の政治劇で妖怪を封じるのではなく滅すべき派とか、もしかしたらそれもまやかしで、憎しみの連鎖で大妖怪の復活でも企んでいるのではないか。
ますますドロドロ感が出てるのが、微妙。
『この素晴らしい世界に祝福を!2』
暁なつめ 角川スニーカー文庫
読始5/19 読了5/20
コメント・・・
人気作品第2巻。デストロイヤーの撃破まで。
カズマをハーレム扱いした冒険者が1日パーティー交換してみたら、とか。
はじまりの町、秘密のサキュバス店、とか。
バカな話が色々。
アニメを思い出しながら読もう。
『ゲートSEASON2 自衛隊、彼の海にて、斯く戦えり
4,漲望編』
柳内たくみ アルファポリス
読始5/21 読了5/24
コメント・・・
異世界に混乱をもたらそうと暗躍していた中国軍スパイらはナニカが制限に引っかかったらしく、ロゥリィの襲撃を受けてはハルバードで縦だったり横だったりに切断されていた。
自衛隊というか、海江田と徳島はアトランティアに捕らわれたままのプリメーラ姫奪還作戦を練っていた。
伊丹ら第一部のファミリーは特務で久々にアルヌスへと渡ることになった。
今までティナエで暗躍していたシャムロックはアトランティアの裏切り攻撃の被害で市民らに睨まれていたので怖くなって必死に独裁的締め付けをして不幸と不安の無限スパイラルの上でギリギリチョップだった。
と、まぁ、ひたすら世界は混乱していて、読んでいても何がどうなったら大団円になれるのかさっぱりわからないので不安しかない感じ?
『四畳半タイムマシンブルース』
森見登美彦 原案:上田誠 角川書店
読始5/25 読了5/27
コメント・・・
原案とは何だろう、と思ったらサマータイムマシン・ブルースなる軽薄な作品が劇となり映画となったようだ。
それを見た森見登美彦がワタシの登場人物たちならもっとケイハクな作品に仕上げることができるゾ、と書き上げたもの、かもしれない。
なお上田誠とは森見登美彦作品のアニメ脚本をいくつか書いた人であるらしい。
そんなワケで大学生と言っていいのか心配になるほどアホな連中が、偶然見つけたタイムマシンによって今日と昨日で大騒ぎする物語である。
何も考えずに時間移動する>タイムパラドックスが起きたら宇宙が消えるかもしれない!!という流れである。
もちろん主人公がなけなしの頭で歴史のつじつまを合わせようとしている裏では何も考えず暴れ狂う小津や樋口先輩というバカも居る。
果たして宇宙は救われるのか?ってね。
『創竜伝,14 <月への門>』
田中芳樹 講談社ノベルス
読始5/30 読了5/31
コメント・・・
13巻を読んだのはもう18年前?
しかもうっかり感想を書き忘れてるし。
そんな作品だが、完結していると知って手を伸ばしてみた。
よくわからないが、小早川奈津子が京都で幕府を開いて政府と対立していた。
なんだか前首相は暗殺されそうになったところを竜堂兄弟や小早川奈津子らと脱出したっぽい。
そんなことは兄弟らにとってはどうでもよくて、牛種との戦いに目を向けているわけだが。
で、相手は月にいるということで竜化して飛んでいくのだな。
読んでて気になったのが、竜のサイズ。
なんか、思ってたよりも小さいような・・・いや、具体的にサイズが描かれていた気はしないが。
そりゃ人の姿と比べれば大きいのだろうが、話の端々から感じられるスケールが、なんか物足りない。
こんなもんだったかな?って。能力比でコンパクトすぎる?
『創竜伝,15 <旅立つ日まで>』
田中芳樹 講談社ノベルス
読始5/31 読了6/1
コメント・・・
で、完結。
俺たちの戦いはあと1000の三乗。三千世界は10億の世界をわたって続けられるかもしれない、という終わりはしたけど、って〆。
いつの間にか始の歳なんか追い抜いて、茉莉ちゃんのお父さんと同じくらいの年齢になってしまった。
冊数はほどほどだけど、長い長い物語であった。
そう。竜のようにニョロニョロと!
まぁ、ぶっちゃけると完結してよかった。くらいの感想しかない。
小早川奈津子も終了したのは完結編としてとてもヨロシイかもしれない。
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