22年6月
『神様の御用人,6』・『メルカトル悪人狩り』・『はたらく魔王さまハイスクールN!』
『すずらん通り ベルサイユ書房』・『探偵・日暮旅人の遺し物』・『ビブリア古書堂の事件手帖U』
『遠巷説百物語』
『神様の御用人,6』
浅葉なつ メディアワークス文庫
読始6/1 読了6/3
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良彦は友人の孝太郎に誘われ(旅費も出るので)のこのこと東京に出向いたら、予想外の出会いが待っていた。
例によって宣之言書が光り、御用人としてのただ働きが待っている。
ラストの宗像三女神の話を読んだ直後に、テレビで沖ノ島の番組を見た。
不思議シンクロニシティ。
『メルカトル悪人狩り』
麻耶雄嵩 講談社ノベルス
読始6/7 読了6/8
コメント・・・
短編集。
メルカトルは引っ張らない。
事件が発生したらだいたいその場で解決する。
なので短編集なのだ。
むしろ事件が発生する前から状況を操作して、そのように事件が起こるようにしている?
困った探偵である。
『はたらく魔王さまハイスクールN!』
和ヶ原聡司 電撃文庫
読始6/9 読了6/10
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タイトルに反して、魔王さまは働かない。
いや、給与が伴う労働をしないだけで、学生としての活動は行っているのだから働いていることになる?
というわけで、基本設定は大体元のままだが、魔王が高校生となりちーちゃんと同じ学校に通い、マグロナルドにはアルシエルが働きに行っている世界である。
そして勇者エミリアは・・・不審者?
平和な世界。だといいな。
『すずらん通り ベルサイユ書房』
七尾与史 光文社文庫
読始6/19 読了6/21
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小説家を目指す若者が、バイト先の古本屋閉店によって路頭に迷う。
彼が巡回する本屋のうちベルサイユ書房のバイト募集に飛びついて・・・
本屋で始まるミステリー。
ただし主人公日比谷研介はホームズではなくワトソンだ。
明後日の方向への推理、あるいは五里霧中。
ただひたすらに本屋のヘビーな仕事に立ち向かえ。
舞台は神田神保町。実在する店舗や人物も多数ありながら、フィクション名のモノも登場。基準はわからない。
『探偵・日暮旅人の遺し物』
山口幸三郎 メディアワークス文庫
読始6/22 読了6/27
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色々あって本編には収録されなかった話とか、平和だったかもしれないアナザーストーリー。
まぁ・・・じつにおまけ編というべき話かなぁ。
『ビブリア古書堂の事件手帖U
〜扉子と空白の時〜』
三上延 メディアワークス文庫
読始6/28 読了6/29
コメント・・・
時間が前後する。
プロローグで一気に高校生となった扉子。
そこで祖母、栞子の敵対存在である智恵子との会話。
そして過去の事件手帖にある、横溝正史の作品をめぐる不思議に時間は飛ぶ・・・
横溝正史はまだ全然読んでないんだけど、まぁ作品の展開に乗るように事件が重なってるっぽいんで、ある程度金田一を、主に獄門島をチェックしてから読んだ方がいいのかなぁと。
『遠巷説百物語』
京極夏彦 角川書店
読始6/30 読了7/6
コメント・・・
後から気づいたのだが、どうやら一冊読み飛ばしているようだ。
百物語シリーズはまっとうに解決しても誰も幸せにならない出来事を妖怪のせいにして煙に巻き、うやむやにする物語である。
最終話までは小股くぐりの又市は参戦せず、同業者らが世話をする。
舞台は遠野。妖怪の名地ともいえる。
盛岡藩にありながらちょっと不思議な立ち位置の遠野。
そこで起きる出来事は、実は今までの話の流れに繋がっているのだ、という不思議で大きなお話。
最終回でもおかしくない終わり方だけど、もうひと仕事あるのかな?
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