22年8月

『バチカン奇跡調査官,4』『真夜中のオカルト公務員』『フレイム王国興亡記,3』
『錆喰いビスコ,8』『異世界ゆるり紀行,9』『機龍警察未亡旅団』
『いまさら翼といわれても』『フレイム王国興亡記,4』『マルドゥック・アノニマス,7』



『バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ
藤木稟 角川ホラー文庫


読始8/3 読了8/6

コメント・・・
今度の奇跡案件は、病人を次々と癒す神父の奇跡。
しかも、銃で撃たれて死亡確認後に甦った?
今度こそ本物の奇跡なのか?と平賀とロベルトは調査に向かう。
スーパーありえへんオカルト風ミステリー。




『真夜中のオカルト公務員』
鈴木麻純 原作:たもつ葉子 角川ホラー文庫


読始8/8 読了8/9

コメント・・・
アニメ化された作品の原作・・・と思って手に取ったのだが「原作たもつ葉子」
ん?コミックが原作でこれが後出しのノベライズなのか?ってことになる。
新宿の怪異、通称アナザー相手に仕事をする夜間地域交流課。
主人公たる新人、宮古新が来るまでは意思疎通なしに仕事をしていたらしい。
砂の耳という異種族の言葉を理解できる能力持ちだった新の加入で仕事はしやすくなる?
まぁ、アニメ化されるだけあってそれなりにおもしろい。
主人公の相棒がなかなか珍しい、アステカのウェウェコヨテルというのがまた。すごいセンスだよなぁって思う所。




『フレイム王国興亡記,3』
疎陀陽 オーバーラップ文庫


読始8/9 読了8/10

コメント・・・
異世界転移した銀行員が国の経済と戦う第三巻。
今回は株式と、詐欺事件かな。
問題としては、港を作ると言われてもかかる総額や完成したときの利益というものがまるでイメージできないところだな。
拙者ら一般人には伝わらないねぇ。
詐欺の方は解決のトリガーになりそうな情報が少々早めに出てきちゃったかな。
田舎町はどのように発展していくのか。港を作ろうとするくらいだから横浜をイメージするのが良いかな?




『錆喰いビスコ,8 神子煌誕!うなれ斉天大菌姫
瘤久保慎司 電撃文庫


読始8/12 読了8/16

コメント・・・
だんだんスケールが大きくなってくる物語の第八巻。
いろんな動物を捕まえて回る巨大箱舟と、箱舟大統領を名乗るでかぶつのメア。
ビスコたちは妊娠したパウーのために元気のキノコを採りに行く。
そして突然誕生するビスコの子供?
親子関係と子育ての大変さが描かれているかもしれない超展開作品。
そして次回は宇宙に飛び出す?そろそろ最終回かな?それともキリよく10巻まで書くかな。
キノコは宇宙に立ち向かえるのか?




『異世界ゆるり紀行,9』
水無月静琉 アルファポリス


読始8/16 読了8/16

コメント・・・
最近読破数が少ないのを心配して、とにかくサラっと読み終わるだろう本を選んだら本当にサラで終わった。
いつも通り、採集無双に戦闘無双。
タクミは便利な汁物・・・と相談されてフリーズドライに挑戦する。
ゆるり、である。




『機龍警察 未亡旅団』
月村了衛 早川書房


読始8/17 読了8/21

コメント・・・
おもしろくない。というのはつまらないということではなく。
対処のしようのないテロと戦うというのが、じつにどうしようもなく。イライラさせられるわけだ。
未亡旅団はチェチェン共和国発のテロリスト集団である。
ロシアにさんざんやられながら、復讐の炎を燃やすのはまぁわかるが。
なんで海をわたって日本に来るかなぁ(小説だから
というのは、まぁ多少なりとも解説されるが・・・
テロリストとして育てられた子供をどうするのが良いのか、とかね。面倒すぎて困る話である。




『いまさら翼といわれても』
米澤穂信 角川文庫文庫


読始8/21 読了8/24

コメント・・・
古典部シリーズの6巻。全6編の物語。
おもしろくない。つまらないというほどでもないけど、人の死なないミステリーとは言っても、ニコニコ楽しく幸せという話ではない。
どっちかというと学園ダークサイドというか、ダークとまではいかなくとも薄暗い感じがする。
まぁ、楽しいの要素が少ない。
こいつら今何年生だったかな?2年か?卒業までの物語になるのだろうか。




『フレイム王国興亡記,4』
疎陀陽 オーバーラップ文庫


読始8/25 読了8/26

コメント・・・
異世界転移した銀行員が国の経済と戦う第四巻。
コータが働きすぎて倒れたので強制休養。
パルセナというバルセロナのような名前でありながらラスベガスのようなカジノリゾートへと。
そこで思いつく逆転の一手とは。
ザックリはわかるけど細部はポカーンとしてしまうような経済物語。
難しいです。




『マルドゥック・アノニマス,7』
冲方丁 ハヤカワ文庫JA


読始8/27 読了9/6

コメント・・・
ウフコックの救出に成功してひと段落したと思ったら、再び始まる時間反復横跳び。
いや、マルドゥック市の時間がおかしくなるのではなく、文章が未来の出来事を見せてから時間が戻り、また先の事件を見せ・・・ってなること。
敵ボスになるはずのハンターは状況がくるくると回りどういう敵になるのかという存在がまだ安定していない。
バロットはすくすくと・・・学生として成長しているようだ。
ともかく、ストーリーがずいぶんと長くなってきてキャラが多くなって、誰が誰だかわからないことがある。
ハンターの部下でも直属以外にもそこそこの出番が出てくるとね。
まぁ、完結してから一気読みした方がいいかもしれない。




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