23年1月

『NO推理、NO探偵?』『ゲート,2−5』『熱血一刀流,3』
『掟上今日子の忍法帖』『居酒屋ぼったくり』『間違いだらけのビール選び』



『NO推理、NO探偵?』
柾木政宗 講談社ノベルス


読始1/7 読了1/15

コメント・・・
女子高生探偵とその助手で同級生の物語。
推理力の天才だった探偵が催眠術で推理力を失った?
助手は推理以外の方向で探偵をフィーバーさせるためのフィーチャーを考える。
という、よくわからないだけあってメフィスト賞受賞の問題作であるらしい。
まぁ・・・ぼちぼち。




『ゲートSEASON2 自衛隊、彼の海にて、斯く戦えり
5,回天編』
柳内たくみ アルファポリス


読始1/16 読了1/19

コメント・・・
かなり情勢がグダグタしていたのでどうやってまとめるのかと思ったが、意外と〆方は良かったかな。
ただ、世界情勢というか政治物語はネチネチとしてうざうざでドロドロしていてうんざりしてしまう。
この辺はどうしようもなくリアルということか。
そんなわけで楽しいよりもつまらないと評価すべき部分が多いかもしれない。
でも最初に書いたようにまとめ方は良かった。プラマイゼロってことで。




『希望 熱血一刀流,三
岡本さとる 時代小説文庫


読始1/20 読了1/20

コメント・・・
上のようにスカっとしない作品の後に読んだのが、ちょうどいい感じにスカっとする展開ばかりのこの作品。
小野派道場との試合に向けてますます血気盛んになる若者たち。
同じくらい元気な道場主の忠太も走り回る。
で、思い付きで弟子たちを困惑させる。
剣術だけやっていれば良いというものではない。家の手伝いをして感謝の念を伝えるのだ。みたいな
多少、気恥ずかしいことではあるが師匠の命令なのでと言えば照れ隠しもできる。
剣を振る以外の行動で精神をリフレッシュさせるのだ。
生涯子供という言葉になにやら感銘を受けた忠太はとにかく走り回るのだ。
割と本気で週刊ジャンプに載ってもいいと思う真っ直ぐな熱血モノで面白い。




『掟上今日子の忍法帖』
西尾維新 講談社ノベルス


読始1/23 読了1/26

コメント・・・
今日子さんはアメメリカに居た。
記憶が無いのでなぜそこに居るかはわからないが、探偵としてニューヨーク市警の仕事を手伝うことになるのであった。
なぜか、忍者っぽいアイテムが事件に関係する中編3本。
最後の方ではヤクスケ・カクシダテという冤罪王がわざわざ日本から来て、刑務所に捕らえられるのだが・・・
どうなんだろ。
本編にはほとんど関わってこないし、そもそも小説で挿絵も無いので、それが本当にいつもの隠館厄介当人であるかは微妙に怪しい気もする。
と疑ってしまうのはミステリ読みあるあるですね。




『居酒屋ぼったくり』
秋川滝美 アルファポリス


読始1/27 読了1/30

コメント・・・
アルファポリスにしては異世界物ではなく、普通に普通の居酒屋ほんのりストーリー。
店主の口癖に乗って常連が悪乗りで後押しして暖簾を作り店名が変わったぼったくり。
その跡継ぎになった娘。
美味しい小料理を出して、実在するお酒を提供する。
その2つで、お客の心が温まれば良いな。
という物語。




『間違いだらけのビール選び』
清水義範 講談社文庫


読始1/31 読了2/4

コメント・・・
久しぶりに読む清水義範。
ショートショートだけにブラック・・・というほどでもなく、どんよりユーモアってトコかな。
日常に潜む、笑い・・・か。
この時はガハハ、ゲラゲラを読みたい気分だったので「コレジャナイ」でした。




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