23年10月
『金田一耕助、パノラマ島へ行く』・『神獣の都』
『金田一耕助、パノラマ島へ行く』
芦辺拓 角川文庫
読始10/16 読了10/23
コメント・・・
タイトル通り、金田一耕助がかつて明智小五郎が解決したあのパノラマ島へ行くのだ。
後半は逆に、明智小五郎が獄門島へ向かう。
あとがきによると芦部拓はこの二人を使った作品を結構書いてるみたいだな。
拙者的にはこの二人の伝説的探偵に強い思い入れは無いので、こういう話も面白いなって感じで読めた。
当然ながら原作本編のネタバレ的なモノは多数あるのでそこは一応注意しておくべきか。
『神獣の都 京都四神異譚録』
小林泰三 新潮文庫NEX
読始10/24 読了11/3
コメント・・・
小林泰三ってホラーだけじゃないんだな。
京都を舞台に四神とその眷属が相争うといった殺伐とした物語。
のようでいて、関西系ギャグみたいなスっとぼけた会話のやり取りも少なくない。
日本の危機という割りには悲壮感も必死感も無いな。
世界は変化していくものだから仕方ない?
面白いって程ではないけど、読めないということもない。まぁ、普通。
いくつかのホラーから受ける、ヤバイ感が無いのはどうかと。
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