23年5月

『はめフラ,1』『居酒屋ぼったくり,4』『引っ越し大名三千里』


『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・1』
山口悟 一迅社文庫アイリス


読始5/1 読了5/7

コメント・・・
アニメも終了してしばらく経ったけど、そこに本があったからとりあえず手に取った。
原作もチェックするかぁ。
というわけで、頭を打った拍子にアホな死にざまと一緒に記憶を取り戻した幼女のカタリナ。
ゲーム的なバッドエンドを回避するために関係者各所に仲良し攻撃をする。
国外追放に備えて農業修行も始める。
そんな彼女は「おもしれー女」として大勢に愛されるようになるのである。
ご都合展開と言ってもいいし、平和で何よりと言ってもいい。




『居酒屋ぼったくり,4』
秋川滝美 アルファポリス


読始5/8 読了5/13

コメント・・・
今回もまた、実在するお酒を客にふるまいながら、お客の愚痴や悩み事を解決していく平和な居酒屋物語。
ぶっそうなのは店の名前だけである。
近所にできようとしていた大型商業施設は、どうやら商店街とは食い合わない方向性になるようで?
そう言う方向に進めたのはいったい誰なのかなぁ、って感じ。




『引っ越し大名三千里』
土橋章宏 時代小説文庫


読始5/15 読了5/25

コメント・・・
面白くない・・・というのは正しくないな。
谷あり谷ありで苦労する物語で、今読みたい気分の話ではなかったというのが正解。
薄いわりに時間がかかった。
江戸時代は綱吉の頃。
一応家康直系なのに雑に扱われる結城秀康の一族。
生涯七度の国替えをさせられた松平直矩の今回の旅路は姫路城から大分は日置城。
だが引っ越し名人が死んでしまい、次にその役目に選ばれたのは書庫の引きこもり片桐春之介。
かたつむりと呼ばれる彼が、破れかぶれの采配を行う。
最終的に引っ越しさせる方とさせられる方がじつにしょーもない理由になっているので、どっと疲れる(笑)




『叡智の図書館と十の謎』
多崎礼 中公文庫


読始5/29 読了6/11

コメント・・・
謎多き連作集。
図書館、と言われているものの入り口に塞がる守護者。
それの出す10の謎に答えていくことで図書館と正体が開かれていく・・・
答えをストレートに出すのではなく、チコちゃんみたいにぐにゃぁりと遠回りしてから答えるのがまた。




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