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六月後期

『影法師夢幻』『SAKURA』『アースシーの風』
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(下)』

『影法師夢幻』
米村圭伍 集英社


読始6/16 読了6/18

コメント・・・
大坂の陣で豊臣軍が敗れてからの物語が、よりによってですます調のお上品な語りで綴られる(笑)
主人公は、多分、大坂方の侍大将である勇魚大五郎。
彼はある時、秀頼の行列の一人として付いていたが、秀吉の成上がり物語のような展開を期待して路上の馬糞を片付けようとしたのだが・・・
糞を踏んだ>足振った>糞の欠片が飛んだ>秀頼様の口の中に入った(爆)
とんでもない男であった(笑)
そんな話も昔の話。
7代目勇魚大五郎は、いずこかへ姿を隠した秀頼様の子孫を捜すために先祖代々旅をしていた。
そしてついに、彼は7代目豊臣秀頼に出会うのだ。
いろいろとヒネリを効かせてあって面白かった。




『SAKURA 六方面喪失課』
山田正紀 トクマノベルス


読始6/18 読了6/21

コメント・・・
山田正紀はそれほど好きじゃないんだけど、裏表紙などに書かれた『B級を目指した』の連呼に釣られて手を出した。
B級大好き(笑)
六方面って・・・あまりにも専門用語すぎて素人にはわからないっしょ。
もちろん拙者もわかりませんでした(爆) そんな単語をタイトルに使うのはいかがなものかと。
ちなみにこの六方面というのは、警視庁の管轄で綾瀬市の方面らしい。
その綾瀬署に集められた無能無気力問題児(どっちかというと児というよりジジイ)を特別な部署に押し込んだ。
失踪課。失せ物失せ人を探すらしいけど、周りからは喪失課と呼ばれている。
失われた、あるいはとっとと失われてくださいとの意味を込めた蔑称。
この喪失課の連中がそれぞれぶつかった小さな事件が、謎の大犯罪者SAKURAが立てた計画に繋がっていく・・・というB級サスペンスアクション。
ダメダメ刑事らのやる気無さなどウンザリなシーンもあったけど、比較的楽しめた。
目指せB級!という目標は十分達成できているであろう。




『ゲド戦記X,アースシーの風』
アーシュラ・K・ル=グウィン 清水真砂子:訳 岩波書店


読始6/21 読了6/26

コメント・・・
4巻に「最後の書」とつけておきながら、さらに続く物語(笑)
すでに魔力を失い、ただのヤギ飼いジジイとなったゲドの元に一人のまじない師ハンノキが現れる。
なんでも眠るたびにあの世との境で死者に真の名を呼ばれる夢を見て難儀している、と。
とりあえずゲドはハンノキに子猫を与えることで、この世への繋がりを強くする。




『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』
J.K.ローリング 松岡佑子:訳 静山社


読始6/26 読了6/29

コメント・・・
ハリーポッターシリーズ第4弾。
ウィーズリー一家に連れられてクィディッチのワールドカップを見て興奮するハリー。
だが、この年。ダンブルドア校長は「寮対抗クィディッチ杯は行わない」という衝撃のセリフを。
代わりに行われるのは、三校対抗魔法合戦。
たった各校一名の選手が、たった三回の勝負が、一年かけて行われる。
・・・
だったら別にいいじゃん。
それ以外の生徒がクィディッチやってても・・・(爆)
とりあえず上巻は選手選出と第一競技まで。

魔法使いの異常性を出すためとはいえ、マントを脱ぐだけでマグルと同じ格好になれるものを、むちゃくちゃな服着せてみたり・・・
と、まぁ、ツッコミどころは多数あるが、気にしちゃいけないね。
さて、三校対抗戦の『四人目』の選手として炎のゴブレットに選出されたハリーポッター。
だれが?なんのために?
「お前ばかり目立ちやがって、うらやましすぎ!!」と、親友のロンにまで見放されてハリー大ピンチ。
第一、ハリーは出たいわけでもないのに(笑)




『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(下)』
J.K.ローリング 松岡佑子:訳 静山社


読始6/29 読了7/3

コメント・・・
第二第三の試練が待ち構える。




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欄外 ゲームの伝道


モンスターハンターを続けています。
ようやく、クリアの目処が立ちました、と。