七月前期

『デルフィニア戦記,14』『鹿鼎記,1』『鹿鼎記,2』
『鹿鼎記,3』『鹿鼎記,4』『スレイヤーズすぺしゃる,22』
『鹿鼎記,5』

『デルフィニア戦記,14 紅の喪章』
茅田砂胡 C☆ノベルス


読始7/4 読了7/5

コメント・・・
まだまだ続く結婚シーズン。どんな戦記やねん(笑)
あまりにも奥手な友人ナシアスのために一肌脱ぐサヴォア公バルロ。
山賊的存在タウ一族の頭目は孫のような娘と結婚するし。
国王の友人、独立騎兵長のイヴンは元山賊の誇りとやらで将軍の娘との結婚を拒否する方向に。
さまざまな恋愛模様の合間に、王妃グリンダを狙った暗殺者がさまざまな作戦を立てる。
紅の喪章・・・雪原に鮮血が散る時リィは・・・
ってなわけで、相変わらず手軽さだけが売りの楽しいお話。
この調子で進めておいて、最終巻で英雄豪傑たちが次々に命を落としたらすごく驚くと思う(笑)




『鹿鼎記,1 少年康熙帝』
金庸 岡崎由美・小島瑞紀:訳 徳間書店


読始7/6 読了7/7

コメント・・・
さて、ついに金庸作品最終作。
で、ありながら、今までの武侠小説に対して反(アンチ)武侠小説であるという。
主人公が武とか侠とかいうことばの似合わない軟弱軟派男と聞いて、読むべきかどうか迷ったのも事実。
ついでに作家別の金庸ページの完成された形をどう変形させるか悩んだのも事実(現在模索中)
それはそれとしてストーリー。
女郎屋の商売女の息子と書いてクソガキと読むかもしれない、韋小宝。
ある日街に来た江湖の男、茅十八の喧嘩に巻き込まれて(飛び込んで)必死の戦闘。
そして二人旅を続けるものの、ある時、謎の達人老病人につかまり・・・その老人は皇宮の宦官だったのだが・・・その使いッぱの小桂子に成り代わり、韋小宝は宮廷で働くことになってしまう。
運気に恵まれ、機転が利くだけで、武功のさっぱり育たない韋小宝のサクセスストーリーが此処に始まる。




『鹿鼎記,2 天地会の風雲児』
金庸 岡崎由美・小島瑞紀:訳 徳間書店


読始7/7 読了7/10

コメント・・・
韋小宝は皇帝と共に、宮中で専横を極める満州一の豪傑オーバイを討ち果たした。
という偶然のせいで、オーバイを仇と狙って侵入してきた(帰りに韋小宝を誘拐していった)天地会青木堂の香主・・・つまり頭目に引き立てられる。
そして、小宝は頭の良さと、自分が子供であることを利用して上手に立ち回る。
清国皇帝一番のお気に入りである宦官、小桂子として。
反清復明を掲げる天地会青木堂香主、韋小宝として。
だが皇宮にはいろいろある。皇帝の育ての母である皇太后が韋小宝を狙ってきた。
そのころ、青木堂は青木堂で、同じ反清復明を掲げながらも新たな皇帝は唐王ではなく桂王にするべきだという雲南沐王府の連中といざこざを起こしていた。
ちなみに桂王と言っても、韋小宝が化けている小桂子とは何のかかわりもない(爆)
くだらないいざこざで命のやり取りを始めてしまう彼らを小宝の悪知恵がどう捌くか?




『鹿鼎記,3 五台山の邂逅』
金庸 岡崎由美・小島瑞紀:訳 徳間書店


読始7/10 読了7/11

コメント・・・
五台山に、死んだと思われていた康熙帝の父、順治帝が隠れているという情報を得て、皇帝は韋小宝を(皇太后から守る意味もこめて)使いに出すことにした。
だが、旅路の途中。幽霊屋敷で雨宿りした小宝一行は謎の女幽霊によって捕らえられてしまう。
さらに四十二章経を狙う新たな勢力「神龍教」の登場。
ものすごい勢いでストーリーが転開して、なりゆきまかせの韋小宝。
五台山に隠れる順治帝に会うことは出来るのか!?




『鹿鼎記,4 二人の皇太后』
金庸 岡崎由美・小島早依:訳 徳間書店


読始7/11 読了7/13

コメント・・・
順治帝のありがたいお言葉「国を平和に治めたかったら租税を上げてはならぬ」を康熙帝に伝えたい小宝。
だが、神龍島に攫われてしまってはそうもいかない(笑)
教徒に神のようにあがめられている洪教主とは一体どんな人物なのか!?
韋小宝はガクガクブルブルとおびえながら脱出する策を練るのであった。
そして、再び少林寺へ・・・
順治帝の付き人としてその身を守れとの命令は=少林坊主になれということで。
泣いて悲鳴をあげる小宝(笑)
だがそこで小宝は運命の思い人阿珂と初めての出会いを遂げる。
一方的な思いはまさにストーカー状態(笑)
殴られたり蹴られたりしてもうれしい年頃(爆)
さしあたって、順治帝を守り抜いた小宝は成り行き上、阿珂の師匠である九難に弟子入りする。
本当は、別の師匠がいるのに新たに弟子入りするのはスジが通らないんだけどね。
おっと、忘れちゃいけないエロスの祭典、SM皇女、建寧公主。
康熙帝の妹ではあるが、実は・・・っていうか、人間に血統なんて関係ないか(笑)




『スレイヤーズすぺしゃる,22 Gハンター・フォルクス』
神坂一 富士見ファンタジア文庫


読始7/14 読了7/14

コメント・・・
毎度おなじみ、胸はないけど魔力は無限。破壊の権化リナ=インバースが傍若無人に暴れ回る。
極悪観光地を破壊し、悪の動物愛護団体をぶっ飛ばし、悪じゃないけど役にも立たない戦士を応援したりする話。
とりあえずの面白さはあったけど、電車の中で読むのは危険・・・ってほどの爆笑シーンは無かった。




『鹿鼎記,5 経典争奪』
金庸 岡崎由美・小島瑞紀:訳 徳間書店


読始7/15 読了7/16

コメント・・・
武芸をマジメに修練するつもりが無く、肝もたいして据わっていない韋小宝だが、小さい頃から講談で英雄譚を聞いて育ち、また子供ということもあって、金銭に対する執着はあまり無い。
皇帝一番のお気に入り宦官という立場でガッポガッポ儲けては、ねずみ小僧もビックリの勢いで金をばらまく(笑)
いや、貧乏人の家にばらまくんじゃなくて周りで働いている侍衛やら、厨士やらに、だけど。
おこぼれに預かろうという人物は少なくない。金目当てでなくとも、それを男気と見て親交を結ぶ達人多数。
そんな人脈をフル稼働させて何をするかといえば恋敵の排除(爆)
目を三角にして阿珂といい仲の鄭家の次男をボコる。
シナリオ通り阿珂の前で半殺しにしては、小宝が「仕方なく」助け出す。
もちろん、それで阿珂が小宝によろめくということは無い・・・
イライラな旅。
こんどは呉三桂の謀反状況を調べるために雲南に使わされる。
皇帝に信頼されるのも楽じゃないぞ、と(笑)




トップに戻りたい
リストに戻る
欄外 ゲームの伝道


モンスターハンターを続けています。