九月後期

『ハイペリオン,下』『ヒトクイマジカル』『千里眼 ミドリの猿』

『ハイペリオン 下』
ダン・シモンズ 酒井昭伸:訳 ハヤカワ文庫SF


読始9/16 読了9/24

コメント・・・
ここに来て面白さがアップ。
学者であるソル・ワイントラウブがなぜ子供を抱えてこの命がけの巡礼に望むのか!
女探偵レイミア・ブローンの求めるもの。領事の正体などなど。
読者をひきつける展開になってきた。
そして、解説を読むまでさっぱりわからなかったのだが、この作品は様々な作品のパロディーの集大成でもあるらしい。
西洋の本はあんまり読まないからなぁ・・・
とりあえず、続きを読もうという意欲は湧いてきた。




『ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹』
西尾維新 講談社ノベルス


読始9/24 読了9/28

コメント・・・
いーくんの部屋に住み着いていた春日井春日が一人の少女を拾ってきた。
拘束具で身を固めた異様な美少女の名は匂宮理澄におうのみやりずむ
彼女こそ一つの体に二つの心。人食いの匂宮兄妹。
それはそれとして、死なない研究をしている木賀峰約助教授の下でバイトをすることになったいーくんだが。
そこは殺戮の現場となった・・・
それはあまりにも唐突で唖然愕然呆然憮然。
そんな感じのミステリ? いや、謎要素は低いというかどうでもいいし。
菊地秀行風ライトノベルって感じだな。
必殺技とか、巨大な敵とか出てくるし(笑)
いーくんが韻々鬱々になったときの文章はびみょい。けど、昔の清涼院っぽいかも。
とりあえず、風呂敷を広げたら八畳敷きに化けましたって感じの暴走。
ちゃんとたたまれるのだろうか?
しかし、クビキリサイクルのトリックに感動した人たちはコッチ路線に対してどう思っているのやら?




『千里眼 ミドリの猿』
松岡圭祐 小学館


読始9/28 読了10/2

コメント・・・
巨大なテロ事件を防いだ勇者は、同時に知りすぎた女にもなった。
そんなわけで千里眼:岬美由紀は内閣直属の精神衛生官という面倒な肩書きで縛られていた。
が・・・ある時内戦治まらぬ国で、子供たちを守るために戦闘ヘリを強奪して攻撃・・・
は? はぁ? はああああ!?
その事件に『なぜか』神経質に反応した中国は日本への侵攻を考える。
それはそれとして、催眠の嵯峨君も頑張っていた。
そして、謎の組織メフィストコンサルタントは・・・
問答無用で話が広がっていくのだが、それが主人公らの才覚を上回ってるっぽいところが恐ろしい。




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欄外 ゲームの伝道


サターンに怒首領蜂を入れる。
弾幕は燃えだが、それだけにクリアできそうに無い・・・
何年かかるかな。