十月前期

『魔界都市ブルース，９　愁鬼の章』
菊地秀行　ノンノベル

読始１０／３　読了１０／５

コメント・・・
魔界都市ブルースいまだ健在。
＜新宿＞は、相変わらず血と死にあふれている・・・
『ギターを持った渡り蝶』：妖術射撃の使い手たち。時代遅れの銃を使いながら最新式のマシンガンを操るサイボーグさえも撃ち倒す。
そして、アニーという女も。夫と子供の敵を討つためにその技術を身につけた・・・
『路地の白い腕』：神隠しを起こす謎の腕。壁から現れて人を引きずりこむ。これもまた復讐物か。
『ブルース鬼譚』：サックスで最高のブルースを吹く男。彼もまた、神隠しによって別人となった。
地下1000メートルの隠れ家に潜むヤクザを追い詰める快感（笑）
『夢見る君へ』：しんみり系の本骨頂。過去の記憶が無い違う名前で同じ顔の二人の男。そして、謎のダサい少女。新宿・区外でも力を持つその娘の正体は？
ってな感じで、せつらが、屍が活躍する物語。

『中国界世奇談　陰陽八卦』
馮驥才　納村公子：訳　小学館文庫

読始１０／６　読了１０／９

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お人よしで気が弱くうすらでかいでぶっちょの惹惹は、おじさんの（その前は自分の父の）天津老舗の紙屋を継ぐことになった。
しかし、彼自身には特に力が無い（笑）
いや、唯一の特技が笑顔。笑って全てを受け入れられる大らかさ。
とかく口の回る鉄嘴の九官あにぃをはじめとして、天津衛の奇才の持ち主たちに支えられて成功したり失敗したりする。
そう。この本の主題である陰陽。
禍中に福あり。福中に禍あり。陰と陽は表裏一体ということだ。
まぁ、なかなかに面白かった。

『ハイペリオンの没落，上』
ダン・シモンズ　酒井昭伸：訳　ハヤカワ文庫ＳＦ

読始１０／９　読了１０／１７

コメント・・・
ハイペリオンで虐殺神シュライクに会うための巡礼を行う６人。
それと平行して語られる連邦情報。こちらでの主役は巡礼たちを夢に見ることが出来る男、キーツ。
連邦のＣＥＯグラッドストーンとともに行動しながら何を思うか？
ところでＣＥＯがなんだかわからなくてぐぐる。CEO (chief executive officer) シー・イー・オー / チーフ・エクゼクティブ・オフィサー / 最高経営責任者 / 代表執行役
そんな感じか・・・
巡礼隊も熱い状況である。
カッサード大佐はシュライクとの決戦直前だし、時間遡行症によって最後の(最初の？)誕生日を迎えようとしている赤ん坊レイチェルなど。
次の展開が楽しみだ、と。

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欄外　ゲームの伝道

Ｚガンダム通信対戦中。
勝率は・・・ゴジラ松井の打率と似たようなもの・・・
まだまだだね。