十月後期
『逢魔が源内』・『呪禁局特別捜査官』・『スター・ダックス』
『ハイペリオンの没落,下』
『逢魔が源内』
菊地秀行 角川書店
読始10/18 読了10/20
コメント・・・
平賀源内。
エレキテルをはじめとして様々な発明をした男。
この男が、かわたれ時に変わる。もう一人の源内に・・・
けど、微妙なのがかわたれ時の意味。てっきりたそがれ時に対するかわたれ時だと思っていたが、どっちかと言うと夕暮れ時を指しているっぽい。
そして、もう一人の源内が発明するこの世にあってはならぬものを回収するべく現れる、謎の赤い鎧櫃の男。
どんな事件が待っているのか。
ってな感じで、イイ雰囲気の江戸物語。
なぜか、編集との掛け合いである序文から突然本編に進む不思議スタイル。
くだらなく無駄で面白いオマケだ(笑)
『呪禁局特別捜査官 ルーキー』
牧野修 ノンノベル
読始10/21 読了10/22
コメント・・・
呪禁官の続編。
葉車創作、通称ギアは呪禁官学校を無事に卒業したらしい。
だが、あの時一緒に戦った友人たちは、貢が呪具開発部に残った以外には、ソーメーも哲也も別の道に進んだようだ。
そんなギアが再び、世界を破滅させようとする敵に立ち向かう。
しかし、タイトル通りと言うか、ギアはルーキー過ぎてイマイチ頼りない。
そんな彼だが、偶然出くわした友人たちの力を借りて必死で大物に立ち向かう。
ワクワクできる青春モノ。
『スター・ダックス』
草上仁 ソノラマノベル
読始10/22 読了10/27
コメント・・・
詐欺師のオネスト・ショウは師匠に裏切られ、あやういところをマイナー星系ヴィトゲンシュタインに逃れた。
だがその星で、高級防犯グッズのシェアを獲得するために上級犯罪者を育成・輸出するというファンキーな国王に捕らえられ・・・
強制的に勅許特級詐師とされ、チームリーダーにさせられる。
スリのサム。暴力・運搬のザカール。誘惑のヴァイオレット。
みんな腕は確かだが、ヒトクセある問題児。
そんな彼らを使いこなして、ショウはミッションを成功させることが出来るのか?
主人公が出し抜かれても、逃げ切ってもおかしくないキャラであるため先が読めなくて面白い。
誰が誰を騙し騙されているのか。究極詐欺バトル。
ワクワクで楽しかった。
『ハイペリオンの没落,下』
ダン・シモンズ 酒井昭伸:訳 ハヤカワ文庫SF
読始10/27 読了11/2
コメント・・・
ついに、様々な謎が解明される。
が・・・ホントにすごいな。
ありとあらゆるジャンルを結集・練り直ししたらしいが、禅問答まで取り込んでるんだよね。
雲門とかいうAIが一人(?)で公案形式でしゃべるのだが・・・
原作はどんな文章になってるのかな、と。
いままで活躍してくれた数々のキャラも綺麗に締めている。
数々の賞を取ったというのはダテじゃない。
ボリューム有り。内容も有り。読む価値有り。
ってなワケで大満足。
と、思ったら、さらにこの後エンディミオンに続くわけで。
もうしばらく楽しめるわけだ。
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欄外 ゲームの伝道
クノイチ・・・
激しく難しかったけど、とりあえずクリア。
あとは別レベルをプレイしてコイン集めだな、と。