一月前期
『ARIEL,16』・『ARIEL,17』・『強救戦艦メデューシン,上』
『強救戦艦メデューシン,下』・『魔道士の掟,3』
『ARIEL,16』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始1/5 読了1/6
コメント・・・
依然として火星宙域に留まる銀河帝国艦隊。
そんな彼らが突然起こした作戦は・・・
一般開放日?
戦艦を一般人に公開するイベント。こんな辺境宇宙でそんなことをしたって・・・
果たしてその真意は?
また、そのイベントの宣伝を知ったSCEBAI所長の岸田博士は地球代表として参加することを決める。
しかし、自力では火星まで行くことが出来ないので、地球軌道上にいる侵略宇宙人の船におじゃますることにした(爆)
作者のロケット趣味が250%発揮されただけの超展開。世界中からロケットを打ち上げる。
ひさしぶりにSCEBAIが出てきたが、アリがゾウをどうやって追い払うのかってくらい地球と宇宙の技術力に差があって燃える展開とは行かない。
ある意味諦めが良くてリアル?
コレと言って進展の無いまま次回へ続く。
『ARIEL,17』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始1/6 読了1/8
コメント・・・
地球侵略の権利を持って、地球軌道上に駐在しているゲドー社としては銀河帝国第三艦隊やそれに対抗する反乱軍などがこの辺で戦争を始めたら溜まったものではない・・・ってんでオープンフリートが平和裏に終わるように必死に努力する。
そんな慌しいゲドー社の宇宙艦オルクスに岸田博士たちはお邪魔することになる。
ここで整備させてもらったエリアルに、意気投合した整備班から分けてもらったいくつかの宇宙テクノロジーを組み込むのだが。
せいぜいその程度で全体的な話は全然進まず次回に続く・・・
『強救戦艦メデューシン,上』
小川一水 ソノラマ文庫
読始1/8 読了1/11
コメント・・・
ファーストインパクトで手を出してみる。
強救戦艦。むりやり救う?そんな感じ?
全長180メートル。重量3000トンの空飛ぶ病院メデューシン。
だがこれは、しょせん長引く戦争に対する不満をごまかすための政治的判断によるものであった・・・
が、そんなことは医者にも看護婦にも関係ないのだ。
そんなメデューシンの看護婦1チームを中心にした物語。
戦地に飛び込み治療を続ける彼女たちは、侵略している国のある村で肌の色が青くなる少年を拾う。
それがこの戦争の大きな鍵となることも知らずに。
とりあえず、病院モノとして強救戦艦というアイデアは良かった。
が、看護婦五人の書き方がイマイチと言うか、表紙の5人の誰がどれだかわからないと言う。
その辺で説明力の不足と言うか、キャラクターインパクトが弱いと言うか・・・
本を閉じたらキャラクターの名前が全然出てこないくらい薄かった(爆)
なんか微妙だなぁ・・・
『強救戦艦メデューシン,下』
小川一水 ソノラマ文庫
読始1/11 読了1/13
コメント・・・
と、思っていたが下巻で風呂敷を大きく広げ、予想を遥かに上回るたたみ方に成功した。
看護婦一人ずつのエピソードを軽くなぞりながら、戦争の真実に近づいてゆく。
彼女らの抱える闇もさることながら、戦争の生み出す闇がすごいね。
戦争なんかするのはバカだね。ということはアメリカは世界で一番バカの国だね。
まぁ、中には金儲けのために戦争を起こす邪悪なバカもいるからたまったものではない。
・・・ってなんだか現実と小説が一点に収束する雑談になっちまったな・・・
とりあえず、かなり満足した。
『魔道士の掟,3 裏切りの予言』
テリー・グッドカインド 佐田千織:訳 ハヤカワ文庫FT
読始1/13 読了1/15
コメント・・・
全てを支配できる力を持つと言う三つのオーデンの箱。
これを求めてダークン・ラールは友好的なさわやか笑顔をしつつ、非道の限りを尽くす。
それを妨害しようとするのが我らのリチャード。
オーデンの箱を冬まで守りきれば(ラールに渡さなければ)ラールは箱の呪いで死ぬことになる。
リチャードはミッドランドの辺境、泥人の村で最後の箱の在処を占ってもらおうとする・・・
そしてココに来て、探索者リチャードの物語。箱を求めるラールの物語に続いて、箱を託された少女レイチェルの物語が追加される。
何の力も持たないただの子供。そんな娘が今後どうなるのか。ヤキモキするところである。
なかなか盛り上がってまいりました。
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欄外 ゲームの伝道
ガンダムvsZガンダムを通信対戦中。
勝率は、イチローの打率と同じくらい。
っていうと高いような気がするが、勝率は5割を切ったら負け越しだ(爆)
くそったれ