一月後期
『五右衛門妖戦記』・『ARIEL,18』・『黒真珠の瞳』
『魔道士の掟,4』・『ARIEL,19』・『ARIEL,20』
『魔道士の掟,5』
『五右衛門妖戦記』
朝松健 光文社文庫
読始1/16 読了1/18
コメント・・・
図書館で発見して「ををっ!新作!?」と喜んだものの、落ち着いて表紙を見たらこう書いてあった。
『妖術太閤殺し改題』
読んだことのある本だけど、まぁ、読んだのが5年以上前なんだから問題なし、と。
さて、石川五右衛門が捕まって釜茹でどころかグラグラの油で釜揚げにされるところを石川五右衛門が現れ救出した。
その正体は二代目五右衛門となる李三桐。秀吉の朝鮮出兵で家族を虐殺された海の向こうの者である。
そんな彼が日本人の五右衛門の部下として働いていたのは五右衛門も主君明智光秀の仇として秀吉の天下を覆そうとしていたからである。
初代の妖術を受け継いだ二代目は、秀吉に喧嘩を売る。
なぜか、傀儡の半蔵や出雲の阿国という不思議な力を持つ人たちに助けられながら。
なかなか面白い、歌舞伎ファンタジーシリーズ。
『ARIEL,18』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始1/18 読了1/20
コメント・・・
ようやく、話が少し動く。
どこかで何かを企んでいる者をあぶりだすために、オープンフリートは一大活劇場となる。
岸田博士の提案を受け入れた第三艦隊艦長は最弱ビームや信管を抜いたミサイルを用いて模擬戦を始めたのだ。
艦隊と仮想敵との緊張が限界突破して実戦が始まる・・・ことを防ぐガス抜きであった。
その中で久しぶりにエリアルが活躍する!
ただのレーダーとして・・・(ダメじゃん
いや、充分役に立っているんだけど。地球最強兵器がただのレーダーにしかならない悲しさが笑うところ?
『凶眼リューク 黒真珠の瞳』
草上仁 EXノベルス
読始1/20 読了1/24
コメント・・・
まぁ、微妙にらしくない(?)ハードボイルドファンタジー。
草上仁にしては、謎生物とか出てこないし(笑)
らしくはないけど、面白い。ややミステリ調だけど、謎は深くない。
いや、依頼人が何を考え何のために行動していたか、というオチが本命の謎か。これはなかなか強いオチだ。
さて、凶眼リュークは探し屋である。凶眼と言っても今のところは観察力が高いだけで特殊な魔力は込められていない模様。
助手にはホビットのフィボ。犬のように鼻が利くが頭の回転ゆるやかな食いしん坊でしかない(笑)
そんな彼らがエルフの未亡人から請けた仕事は主人を殺した犯人を探し出すこと。
この事件を追うことでリュークはさらに巨大な事件に巻き込まれることになる・・・
ハードボイルドというだけあって渋くて面白い。
ただし、ファンタジー要素がナチュラルに詰め込まれているので、ソッチ方面の知識が無い人が読むと意外と頭の上に?マークを浮かべることになりかねない。
『魔道士の掟,4 結ばれぬ宿命』
テリー・グッドカインド 佐田千織:訳 ハヤカワ文庫FT
読始1/24 読了1/26
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この巻でようやく聴罪師がなんなのか、リチャードに教える形で語られる。
大雑把に言うと愛の力を操る者、か?(笑)
その手で触れて力を使うと、触れられたものの精神の全ては聴罪師を愛することで埋め尽くされる。
問われれば、全ての罪を包み隠さず語りもする。
そして、そのものの精神は復調することは無い・・・
その能力がうっかり発動したらいけないので聴罪師は愛する者を持つことが出来ない。
それがカーランの言う結ばれぬ宿命であった。
どうなるどうするリチャード君。
それはそれとして、箱を持つ少女レイチェルは偶然リチャードらと出会う。
出会うの早すぎるよ(爆)
『ARIEL,19』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始1/26 読了1/27
コメント・・・
いろいろゴタゴタはあったもののオープンフリートは無事に終了した。
SCEBAIから宇宙格闘大会に出場した薙刀使いの羽那らいてうバアさんは見事に3位入賞(笑)
経過がじっくり語られなかったのが非常に残念である。
岸田博士や天本博士はいろいろと買い物をしたようだ。
そして地球へ帰還するのだが・・・
今回の作戦で全世界が彼らを送り出すのに協力していたのは、彼らが持ち帰るかもしれない宇宙テクノロジーに期待してのことであった。
だが、みんななかよく分け合うつもりは無いらしい。
他国より先に手に入れようとする各国の動き。
一番ゴリ押すタイプはやっぱりアメリカ・・・
SCEBAIはどうなるのか!?
と、いっても宇宙人に比べればアメリカどころか地球の兵力一まとめにしてアリンコのようなモノだが(笑)
『ARIEL,20』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始1/27 読了2/1
コメント・・・
長々と続いたエリアルもこれにて完結。
岸田博士がとりあえずマンハッタンの国連本部に身を寄せて珍しくおとなしくしている間、エリアルパイロットとその友人である女子高生たちはアメリカ軍の追っ手を返り討ちにしながらアメリカ観光をしていた。
だが、世界と戦わなければならない日は着実に近づいてくる。
宇宙テクノロジーの一端、慣性制御システムを搭載したエリアルが動く!
宇宙の広さを知れ。地球みたいな狭い枠の中で争っている場合じゃない。
という盛り上がる展開でありながら、締めくくりとしては弱すぎるか。
『魔道士の掟,5 白く輝く剣』
テリー・グッドカインド 佐田千織:訳 ハヤカワ文庫FT
読始1/28 読了2/1
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魔道士の掟最終巻。と言ってもこの話はまだ、実は真実の剣シリーズの第一部に過ぎないのである。
前回レイチェルと出会って最後の箱を手に入れたリチャード一行。
だがリチャードは魔法の罠に掛かり、一人、地獄の拷問調教を受けていた。
このせいで、リチャードはダークン・ラールを讃える祈りの言葉を自身の精神集中に使うことになるのだが・・・(笑)
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欄外 ゲームの伝道
モンスターハンターGを購入。
また、ヤバイくらいハマりそうな予感・・・
でも今はオンラインが混雑していて入れないので、やや落ち着いている。
オンプレイするようになったら睡眠時間がどうなるか予想も出来ない(爆)