五月前期

『夏の羅刹』『天狗岬殺人事件』『ストームブレイカー』
『運命の暗示』『住めば都のコスモス荘SP』


『青春鬼 夏の羅刹』
菊地秀行 ノンノベル


読始5/2 読了5/8

コメント・・・
秋せつらの学生時代(?)を描く青春鬼シリーズ。
いつからシリーズになったのかは非常に疑問である(爆)
秋せつら区外へ行く!新宿そのものとまで言われたせつらが、外に!
人探しで長野へ、神隠しの起きるという迷いの森へ。
さすがに甘く無い敵に対して、こちらはまだ未成熟なせつら。
同レベルの戦いの行方はどっちに。
とまぁそんな感じで、いつもの話。ただし、いつものレギュラーは現れないのが寂しいか。




山田風太郎コレクション,1 天狗岬殺人事件』
山田風太郎 出版芸術社


読始5/9 読了5/13

コメント・・・
山田風太郎のレアな短編集。
推理小説というよりは、探偵小説に近いか?
うん、昭和30年代にこのような前衛的な作品があったとは!
全てが面白いと言うわけでもないが、打率八割か?
読む価値は充分にある。




女王陛下の少年スパイ!アレックス
ストームブレイカー』
アンソニー・ホロビッツ 竜村風也:訳 集英社


読始5/13 読了5/14

コメント・・・
少年ジャンプで広告貼りまくりの、おそらく・・・児童向け本。
しかし、小学生を狙うには荒木飛呂彦の表紙はあまりに濃すぎる(笑)
中学生になれば少しはあの絵に満足できる者も増えるだろうが。
それはそれとして本編は、深夜アレックスの下に届く叔父さんの訃報。
だが、シートベルトを締めていなかったとの警察のセリフに疑問を感じいろいろ探り始める。
そして知ったのだ。
叔父さんがMI6のスパイとして活躍していたことを。
なんとなく、親を亡くして、新たなる事実を知って、潜在能力が発動して、修行して・・・
という流れがハリーポッターに近いものを感じる。
これがイングリッシュクオリティー?
イギリスの基本形なのかな。
普通にアクションありスリルありでそれなりに面白い。




『千里眼 運命の暗示』
松岡圭祐 小学館


読始5/14 読了5/15

コメント・・・
岬美由紀・嵯峨敏也・ついでに刑事の蒲生。
彼らはメフィストコンサルティングによってとてつもない窮地に立たされる。
15億人相手にどう戦うか!?
中国が激しく反日感情を暴走させるという、とっても今の時代にピッタリな本。
だけど、現在の中国情勢の正体をここに求めるのは逃避かもしれんなぁ(笑)
街中を走り回る美由紀の最終的な企みに気付いたとき、ニヤリ。




『住めば都のコスモス荘SP
夏休みでドッコイ』
阿智太郎 電撃文庫


読始5/15 読了5/16

コメント・・・
スペシャル。どれくらいスペシャルかというと、いつもの口絵マンガから始まって・・・
あれ?まだマンガが終わらないぞ?と、そのまま47ページ一話丸ごとマンガだったり(笑)
それほど面白くも無いけど作者と絵描きの対談込み。
内容は、いつもどおりの軽くて単純でバカバカしくて笑える話。
そんな短編二つで糸冬。
少なくて満足感が足りないなぁ・・・




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