七月前期

『タイムスリップ釈迦如来』『ファースト・レンズマン』『ダブルブリッド5』
『血文字GJ』『剣仙伝奇』

『タイムスリップ釈迦如来』
鯨統一郎 講談社ノベルス


読始7/1 読了7/5

コメント・・・
タイムスリップシリーズ第三作。
毎度おなじみ麓麗ふもとうららが今度は古代インド。
釈迦の修行時代に飛んでしまう。
・・・なんかどうでも良くなってきた(爆)
どうにもクライマックスの芸能ネタがぜんぜんわからなかったのが痛い。
比較的有名どころで攻めてくれてるのにね・・・
タイムスリップシリーズはやはり第一作の森鴎外が最高だね。
だが、まぁ、アホバカ小説として笑えるポイントがいくつかある以上完全失敗作とまではいかないか。




『レンズマン・シリーズ,5 ファースト・レンズマン』
E.E.スミス 小隈黎:訳 創元SF文庫


読始7/6 読了7/10

コメント・・・
ここで時間は戻って、初めてレンズマンとなった地球人の、銀河パトロール草創期の物語。
ヴァージル・サムズはバーゲンホルムの助言で奪取・複製不可能な正義の証「レンズ」を惑星アリシアで手に入れる。
そして、宇宙の正義を守るため、まずは地球での権力を押さえようとする。
・・・って言い方をするとなんだか独裁者みたいだな(爆)
レンズの力により汚職政治家を一掃し、悪に屈しない議会を。
正義を貫くって創める時点から大変なんだなぁ、と。




『ダブルブリッドX』
中村恵理加 電撃文庫


読始7/11 読了7/14

コメント・・・
あやかしが穴だらけになって殺害される事件が発生。
そう簡単に死ぬものではないあやかしが、いったい何者にどうやって?
優樹は現場である京都に飛ぶ。
その頃、特殊課での勤務が終わってしまった太一郎は、気が乗らず・・・と言うかむしろ優樹のことが頭から離れず鬱々としながら里帰りすることに決めた。
小田原と言うのが微妙な位置だが。
とりあえず、今後の展開を指し示すような中間点でしかなく、特別面白いモノではない。




『猫子爵冒険譚 血文字GJ』
赤城毅 ノンノベル


読始7/14 読了7/15

コメント・・・
1920年ドイツ。
謎の連続殺人事件に和独ハーフの鷹宮洋一郎が引きずり込まれる!
と、いうことで推理小説ではなく、魔術とか出てくる伝記アクション。
新聖堂騎士団vs魔術の帝王の血筋。
猫子爵にまとわりつく少女男爵。
そしてある意味面白い殺人鬼。
あえて難癖をつけるなら、主人公が余裕たっぷりでストーリー的にハラハラすることが無い、と。
BADな展開など予想もつかない所かな。
彼にかかわらないところではけっこう血が流れるけど・・・
なかなか満足。他の本にも手を出したい気分。




『剣仙伝奇』
高橋義夫 徳間書店


読始7/15 読了7/16

コメント・・・
時は明から清へと移り変わる時代の中国。
清の軍団に攻められそうになった揚州で、馬鮫は命の恩人であり主人である王徳洪の命令で彼の子供を城外へと逃がそうとする。
目指すは蘇州。
波乱万丈の展開ではある。
うーん・・状況と立場で人は変わるっていう話なのかなぁ。
締めが何がなんだかわからないし、そもそも剣仙な剣劇自体ほとんど無いし、不完全燃焼。
まぁ、ハズレだな。




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ゲームの伝道
影牢2
ダメだぁぁ!!
いや、ゲームそのものは面白いんだけど
その周辺、主にロード周りがペケ。
ロード多すぎてウザー。
広告を貼りながらお勧めしない(爆)