九月後期
『非合法員』・『地獄十兵衛』・『マジカルランド,1』
『臨安水滸伝』・『新宿少年探偵団,8』・『午後の行商人』
『餓狼伝,\』
『非合法員』
船戸与一 講談社文庫
読始9/16 読了9/21
コメント・・・
船戸与一の小説第一作。
アメリカCIAの非合法員として汚れ仕事に従事していた神代恒彦は、メキシコでの仕事終了後、相棒に裏切られ報酬を持ち逃げされる。
そいつを追い始めた時、なぜか自分が何者かに命を狙われ始めた。
追いながら追われる。その道中死屍累々。まさに地獄行
激しくスリリングな展開は大興奮。
まぁ、主人公がヒステリックになる辺りを読むと、追い詰められる彼への同情心は無くなるけど(笑)
だがそれでもストーリーは熱い。グイグイと惹き付けられる物がある。
面白かった。
『地獄十兵衛』
志津三郎 光文社文庫
読始9/21 読了9/22
コメント・・・
天草四郎が生きていた。しかも吸血鬼となって!
柳生十兵衛出動せよ!!
と、まぁ、菊地秀行が書きそうな話(爆)
ラストの泡がはじけるような、竜頭蛇尾な終わり方も菊秀クラス(笑)
しかし、吸血軍団の強さがショボショボというか、戦闘が盛り上がらないな。
超能力こそ持たないが、パワースピードは人以上の吸血鬼たちが十兵衛に瞬殺されていく。
緊張感ないんだよね・・・
ハズレ
『マジカルランド,1 お師匠様は魔物!』
ロバート・アスプリン 矢口悟:訳 ハヤカワ文庫FT
読始9/22 読了9/24
コメント・・・
見習い魔法使いのスキーヴ君は師匠が魔物を召喚するところを見せられようとしていた。
が・・・
謎の暗殺者の出現>師匠と相打ち>だが魔物は召喚されてしまった。
そして、天邪鬼のオゥズが魔力を封じられた状態で呼び出されたのであった。
緑の鱗を持つオゥズは、魔力を取り戻すためにスキーヴを鍛えることにした。
とりあえずはスキーヴの前師匠ガルキンを殺すように命じたものに向かって。
と、いうわけでイマイチ頼りない魔法使い見習いのスキーヴと天邪鬼ではなく天冴鬼と呼ばれないと腹を立てるオゥズの珍道中が始まる。
イラストの水玉蛍之丞の絵がほのぼの過ぎる気もするが、コメディだからこんなもんか。
『臨安水滸伝』
井上祐美子 講談社文庫
読始9/24 読了9/28
コメント・・・
裏表紙の武侠小説の傑作という紹介に惹かれて手に取る。
が、侠気は十分だけど武の部分がちょっとばかり物足りない。
武侠って程じゃないなぁと、ちとガッカリ。いや、完全に面白くないわけではないけど。
所は中国。時は岳飛が騙し討ちにあってすぐの宗の時代。
臨安で水運業を営む夏家の風生・資生の前になにやら企んでいそうな物騒武骨な男が現れた。
まぁ、十中八九で岳飛を殺した秦檜を暗殺に来たのだろうな・・・
さて、どうしたものか。ってな感じで、思惑が意思を超越し都合が不都合を呼ぶ大転回。
中国で最も人気のある岳飛の存在をうっすら背景に、井上式の歴史観が語られる。
ほどほどに良し。
『新宿少年探偵団,8 大怪樹』
太田忠志 講談社ノベルス
読始9/28 読了9/29
コメント・・・
探偵団というよりは探偵散だなぁ、と無茶苦茶な名前を付けたくなる(笑)
お互い嫌い合っているわけではないのだが、自分の生き方を突き詰めたところ、完全にバラバラになってしまっている。
それでも一応、現れたマッドサイエンティストには力を合わせて立ち向かう。
新宿を襲う謎の怪植物。
あまりに巨大な人食い植物にどう立ち向かう?
今まではたいしたこと無いと思っていたシリーズだけど、単なる仲良し軍団の物語でない・・・
バラバラな彼らがどんな道に進むのか楽しみだ。
『午後の行商人』
船戸与一 講談社文庫
読始9/29 読了9/30
コメント・・・
メキシコでカメラマンに「なろうかな」とか思っていた日本人、香月哲夫。
ある日強盗に襲われ、老行商人タランチュラに助けられる。
香月は何か刺激的な写真が取れるような気がして、タランチュラと共に旅に出ることにする。
だが、タランチュラ。毒蜘蛛の名を名乗る彼の目的は・・・復讐であった。
メキシコを走り回りながら情報を集めて20年以上。
娘を殺した8人の獲物を追って。
いつもの、強力な意志を持った者と流される者の対比がイイ味を出してるっぽい。
満腹。堪能した。
『餓狼伝\』
夢枕獏 フタバノベルス
読始9/30 読了9/30
コメント・・・
東洋プロレス。北辰館。双方で4人トーナメントが行われる。
そして、その両方の優勝者にプラスしてプロレスはグレート巽、北辰館は松尾象山を出して決勝トーナメントだ。
主人公丹波文七は因縁のライバル梶原と三度目の対決に向けて肉体を磨き上げる。
っていうか、今回もパーリ・トゥードつまりなんでもあり格闘の説明が多量。
そして最も有利なポジション。マウントポジションを取るまでの流れこそがブラジリアン柔術の真髄だと。
まぁまぁの盛り上がり、かな。
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食王
横浜カレーミュージアムのカレー飲茶バイキングの感想だ。
60分/1000円
まず・・・
狭かった(爆)40分も待たされたヨ(ってゲームセンター行ってたんだけど)
手際もかなり悪かったね。注文取るのも遅いし、料理が出るのも遅いや。
そして味のほうは・・・
1,カレーエビシューマイ
エビと蟹の卵が入っているらしいけど、カレーの風味に消されて気配感じられず(笑)
それでも、まぁ、美味しいと言える。
2,カレー翡翠餃子
ホウレンソウを練りこんで緑色の餃子・・・のはずだが?
ほ と ん ど 白 じ ゃ ね ぇ か !!
しかも皮が厚すぎてベトっとして出来損ないのヨモギ団子?
まぁ、冗談じゃねぇや。
3,カレーおこわ
蓮の葉に包まれたおこわ。カレーはドライ。
ちょっと乾いた感じがするけど、おこわだからこんなもんかな。
なかなか美味しかった。
4,カレー大根もち
大根もちがカレー味。独特の歯ごたえ。味。とてもgood。美味しかった。
5,蟹卵入り海鮮シューマイ
特に変哲の無い普通のシューマイ。普通に美味しい。
6,ふかひれシューマイ
ふかひれなんて入ってたかな?(笑)まぁ、その程度。
7,エビシューマイ
上に乗ったエビはカップラーメンの具に入ってるようなエビの味だな(爆)
いや、それは好きだからいいんだけど。
8,エビ蒸し餃子
中のエビはプリプリしてたけどね・・・
皮はダンゴが溶けかけたような、まぁ、つまり、最悪。
10,小籠湯包
箸でつまんだら皮が破れた。底を残して、とんがり帽子だけが持ち上がる・・・
底は蒸し皿に張り付いてブザマこの上なし。
やはり、美味しんぼで読んだように、中にスープが入ってプルプルしたまま食べなければ小籠湯包の意味が無い。
壊れるだけあって味のほうもたいしたことは無い。
13,大根もち
まぁ、美味しいといえば美味しい。だが、カレー大根もちの方が美味しかったね。
14,湯葉巻き
7種の具を湯葉で巻いて焼いたものか。それなりに美味しい。
ただ、切り口から中身がこぼれだすのがちょっとブザマ。
15,ピロシキ
ヨソでは食べたことが無いんだが・・・カレーパン?
ただ、パンが厚くて無駄に歯ごたえがある。っていうか、具が少ない?
16,鉄板焼き小籠包
いや、もはや小籠湯包じゃないし(爆)
肉まんと何が違うの?ってツッコミを入れる以外に無し。
ここで時間切れ。
食べたかったデザートシリーズ、スノーボール 胡麻団子 くわいの蒸しようかん を食いそこなう。
満腹で食べられなかったのなら自分が不甲斐ないが、普通に店の手際が悪くて食べれなかったというのが不愉快だ。
それとも1000円で満足しようと思った拙者がマヌケ?
帰り際にコレだけもらっていったけどね
21,カレーかき氷
シロップにカレースパイスが入っている。
甘いのに辛い、っていうか、刺激的?
ちょっぴり不思議味。