十月前期

『忍・真田幻妖伝』『神牌演義,5』『神牌演義,5』
『賢者の国の魔法戦士』『蟹喰い猿フーガ』『新ロードス島戦記,4』
『そこむし兵伍郎』『スレイヤーズすぺしゃる,23』『餓狼伝]』
『マジカルランド,2』『浪人列伝』『新宿少年探偵団,9』

『忍・真田幻妖伝』
朝松健 ノンノベル


読始10/1 読了10/5

コメント・・・
真田三妖伝の続編。
大久保長安の記した秘法、燦星秘傳を奪い合った三つの勢力。
真田雪村。徳川A(笑)柳生,天海,春日局。徳川B(爆)崇伝,林羅山,大久保彦左衛門。
3チームが大久保長安の残した暗号を元に必死の探索行。
そしてぶつかればそこは忍術剣術妖術の大バトル。
徳川と豊臣をぶつけて日本を混乱に陥れようとする長安の企みとは?
謎と戦闘。冒険に歴史。奥の深い作品だわなぁ。
まぁ、うまく感想を書けないので、ものすごくノリノリのあとがき解説を読んでもらった方が早いかもしれない(笑)
うん、この解説書いてる人もかなりハマったようだ。




『神牌演義,5 リメンバー!広島』
吉岡平 ファミ通文庫


読始10/3 読了10/5

コメント・・・
はい!
絶望的につまらなかったです(笑)
4巻から間を空けすぎてノリが狂ったか?
そういう問題じゃないな。
神牌シェンパイから牌仙を呼び出して戦う神牌バトル。
いわゆる一つの遊戯王のパクリなわけだが。
それはかまわない。全然かまわない。ただ、そのバトルが普通につまらないわけだ(爆)
少女マンガのように線の細いイラストも雰囲気をぶち壊し。
ま、冊数を稼ぐために選んだ本だ。
内容が無いようなどというのは想定の範囲内。さほどガッカリはしていない。




『神牌演義,6 再見!日本』
吉岡平 ファミ通文庫


読始10/5 読了10/5

コメント・・・
これが最終巻。
棄牌と呼ばれる封印された極悪神牌を復活させようとする者ありけり。
なんかすごく強いらしいんだけど、作者の筆力不足で強いんだか弱いんだかなんだか分からない。
線が細くてバトル作品のイラストには似合わない挿絵はひょっとしたら碇シンジのようにいじける主人公に照準を合わせたのかな?と思わなくも無いが、でも似合わないものは似合わなくてダメだわなぁ。
要するにこの巻も絶望的につまらなかった。
だけど冊数を(以下略)想定の範囲内。




『魔法戦士リウイ ファーラムの剣,1
賢者の国の魔法戦士』
水野良 富士見ファンタジア文庫


読始10/5 読了10/5

コメント・・・
全ての精霊力を食い尽くす魔精霊アトンが復活した・・・
まだ力を吸収できない砂漠の真ん中にいるとはいえ、一刻も早く退治しなければこの世は終わる。
ってなわけでリウイと美人の仲間たちは世界を背負った旅に出るのであった。
一度アトンを封じ込めたという伝説の剣、ファーラムの剣を手に入れればあるいは。
剣が今どこにあるのか情報を集めるために、古代の魔法遺跡へとリウイたちは向かう。
んー・・・
冒険というよりも、面倒な人間関係のほうが多く書かれてないかい?
まぁ、ハーレム状態のリウイとか、今回同行するパーティーのメンバーとか。
ひとくせふたくせ無くて七癖。おもしろい連中では有るが。
やはり冒険をしている感じが薄い。
物足りないな。




『蟹喰い猿フーガ』
船戸与一 徳間文庫


読始10/6 読了10/6

コメント・・・
その男はアメリカで金を溜めて、ちょいと中南米を一周してやろうと、そう思っていたのだが・・・
酒場でけんかを売られ、店全体を敵に回してヤバくなったところを謎の男、エル・ドゥロに助けられる。
エル・ドゥロ。ガチガチの石頭。強い信念の男。自らそう名乗る・・・詐欺師に。
助けられたその日のうちに溜め込んだ一万ドルのうち半分を掻っ攫われる(笑)
大怒りで取り返しにいくのだが・・・
いつの間にやら二人旅(爆)
さらに少しずつ同行者が増えて、狙う獲物は二千万ドル!!
女子プロレスラーx2,ホームレスの少年,さらに・・・
マフィアを相手に先手を打ち切れるのか!?
ドキワクの興奮冒険ストーリー。
満足満足。




『新ロードス島戦記,4 運命の魔船』
水野良 角川スニーカー文庫


読始10/7 読了10/7

コメント・・・
サブタイトルがちょっと・・・と、どうでもいいところからまずつっこむ。
呪われた島ロードス。その中でも暗黒の島と呼ばれる最もデンジャラスな土地の王となったスパーク。
だがまだ抵抗勢力、新生マーモ帝国の攻撃は続いていた。
魔法で動く軍船によって輸出入を禁じ、食糧不足で国を混乱させようと企む。
スパークはこれを排除するために全力行動をするのであった。
まぁ・・・かなりシビアな大転回によって死者多数。
話は動きはじめた。
どう終わるか、ってのは考えなくても島が平和になって終わりだろうから興味は薄いが(笑)
そこに到るまでのスパークの試練冒険には興味があるな。




奥州岩月藩出入司元締手控 そこむし兵伍郎』
渡辺毅 学研M文庫


読始10/7 読了10/

コメント・・・
そこむし。なんだかものすごく怪しい単語だ。底蟲?
いや「己の判断でなすべきことを黙々とこなす」といった意味らしい。
富沢兵伍郎はそういう男なのだ。
誰にも頼らん、口出しスンナ。そういう狷介な性格。
で、デスクワークは得意だが剣の腕前はサッパリの彼に降りかかる派閥争いのとばっちり。
命まで狙われた彼が一体いかなる反撃に出るのか!?そこが見所だ。
しかしどうだろう。
愛想は悪いが、机を並べて勉強したこともある藩主には信頼されているし、藩主の懐刀であるキレ者かみそり三帰とて対等な人物と見ている。
そんな兵伍郎に手を出そうとする二人の家老って・・・
ま、おかげで楽しい物語になったけどね(笑)




スレイヤーズすぺしゃる,23
ブレイク・オブ・ディスティニー』
神坂一 富士見ファンタジア文庫


読始10/11 読了10/12

コメント・・・
本編は不評なまま終わってしまったが、すぺしゃるは地道に続いている。
いや、とっても楽しく続いていると言うべきか(笑)
老魔導師が、もと山賊が、マンティコアが。
笑わせてくれる。
電車の中だから声は出せなかったが、顔がかなり妖しいことになっていた・・・
うん、やっぱりすぺしゃるのギャグはいいね。
大好きだよ。




『餓狼伝]』
夢枕獏 フタバノベルス


読始10/12 読了10/12

コメント・・・
丹波文七、三度目の梶原との対戦の日が来た。
初めて会ったとき、殴っても蹴っても薄笑いを浮かべながら立ち上がってくる梶原に文七は恐怖した。
そして、今は・・・
ここしばらくローテンションだったシリーズが熱くなってきた。
控え室に乱入する葵文吾。美しき武闘家姫川勉。
様々な敵が文七を狙っている。
作者もノリノリの第10巻。
試合会場でのとんでもない出来事に読者は冷静でいられるか!?
笑うか、本を閉じるか。恐ろしい・・・
と、思わせぶりに書いたりする。
いつか自分で読んだとき何があったか思い出せるかな?(爆)




マジカルランド,2 進め、見習い魔術師!』
ロバート・アスプリン 矢口悟:訳 ハヤカワ文庫FT


読始10/12 読了10/13

コメント・・・
いまだ天邪鬼のオゥズの弟子を続けているスキーヴ君。
今度は突然彼らの住んでいる宿屋に王様の使者が来た。
なんでも大魔法使いスキーヴを宮廷付き魔術師として雇いたいと。
オゥズは「そいつぁ美味しい仕事だぜ」ってなもんでスキーヴを連れて王宮に向かった。
そんな彼らを王宮で待っていたものとは!!
というマジカルコメディ。
前巻の知り合いや、新キャラがいい味出している。
面白いといってもお笑い系ではなくほのぼの系?みたいな。
まぁ、なかなか満足。




『浪人列伝』
柴田錬三郎 


読始10/13 読了10/14

コメント・・・
浪人。そういうと裏長屋で傘張りをして日銭を稼ぐアレをイメージするが・・・
まぁ、それだけじゃあないようだ。
たとえば、徳川初期やそのちょっと前など、何千石もの食客料をもらっていた者もいたという。
主人さえいない武士なら何でも浪人だったわけだ。
発明浪人。平賀源内といった有名所から、聞いたことも無いような武士たちの伝説が語られる。
うん、まぁ、列伝ってのはそういう意味だから当然だけどね。
それなりに面白。




『新宿少年探偵団,9 宙』
太田忠司 講談社ノベルス


読始10/14 読了10/16

コメント・・・
ついに最終巻。全ての謎が解かれる。
世界樹ユグドラシルに取り憑かれた夢野美香オーディンを取り戻すべく、少年探偵団は動き出す。
新宿を覆いつくす一面の緑。
人食い植物らの猛攻。
勇気と無鉄砲な行動力が売りの羽柴壮介。機械の体(のダンゴムシ)に精神を移している神崎謙太郎。霊力と格闘術の七月響子。
おまけに式神使いの阿部警部を加えて世界樹に突撃だ。
・・・
正直、ラストは良く分からん。
果てしなくでかい話というか、神のレベルに逃げたというか。
まぁ、スッキリしない系エンド。
江戸川乱歩の少年探偵団を目指したが、今の世にあの時代にある『闇』が残っていないため方向性が変わったらしい。
ただ、シンプルに狂科学者との闘いだけで終わった方がなぁ・・・




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