十一月前期

『モンスターハンター,2』『フォーチュン・クエスト外伝,1』『マジカルランド,5』
『妻の背中の男』『亜州魔鬼行』『魔界都市ブルース,6』
『新フォーチュン・クエスト外伝,2』『吸血鬼ドラキュラ』『銃撃の宴』
『マジカルランド,6』『シェリフスターズMS,2』『リアルバウトハイスクール,11』
『螢』

『モンスターハンター 英雄の条件』
ゆうきりん ファミ通文庫


読始11/1 読了11/1

コメント・・・
面白くないというほどじゃないが、武器名を間違えているというブザマさが絶望的に絶望的。
禊と楔って似てるけどさあ・・・。
とりあえず、少しは成長した大剣使いジーグが村に戻って一角竜モノブロスと戦う話。など
前作では登場しなかった『片手剣』の使い手が登場だ。
だけどライトボウガンはまだ出てきてないぞ(爆)
ハンマーをかついだお嬢様エルトリア。の保護者でランサーのガノン。ゲリョス大好き変態ヘビィガンナーのフラヴィオも活躍。
しかし・・・
まぁ、ゲームを始めたばかりの人なら楽しめるかもしれないストーリー。
彼らが苦戦する敵をチョチョイのチョイで倒してしまう拙者からすると微妙に(・∀・)アヒャ




『新フォーチュン・クエスト外伝T パステルの旅立ち』
深沢美潮 電撃文庫


読始11/2 読了11/2

コメント・・・
いつも不思議な事件と出会い、奇跡的に突破するものの、
さっぱり全然成長しないヘッポコパーティー達の出会い編。
パステル14歳。サマーキャンプで村から出かけていた時・・・
村はネズミのようなモンスターの大移動にぶつかられてしまい、半壊。
その災害によって両親を失う。
そして彼女は、読書好きだった彼女は本のような冒険をしたい、そう思って冒険者を目指すことにした。
山火事で焼き出されたエルフの幼児ルーミィ。
二人がスライムに襲われているところに通りかかったファイターのクレイ。盗賊のトラップ。
冒険者試験の会場で出会った変人薬師キットン。
今は能天気な彼らだが、ずいぶんとヘビィな過去を背負っているのであった。




『マジカルランド,5 大魔術師も楽じゃない!』
ロバート・アスプリン 矢口悟:訳 ハヤカワ文庫FT


読始11/2 読了11/3

コメント・・・
どれくらい楽じゃないかというと・・・
通りすがりの詐欺師がスキーヴ君とこの裏口から別次元へ逃げていったということで亜口魔ディヴィールの商工会から責任を問われる。
相棒のオゥズは行き先がどんな次元か分からない、と、スキーヴを殴り倒して一人飛び出す。
ところがファッキン!殺人犯として逮捕されたっていうじゃな〜い。
友人として相棒として助けに向かうスキーヴだが、扉の向こうは吸血鬼の世界だった!
しかも、この世界は魔力の元が少なくて魔法が使えない!?
どうするどうなる大魔法使いwスキーヴ。
ってな感じで激しく興奮できる爆熱展開。
今までは「まぁ、シリーズを適当に読もうかな」というお気楽感覚で読んでいたのだが、
いやいやいや、この巻は非常に満足した。
もう絶対全巻読みつくすぞ、と。思いも新たに挑戦だ。




『幽剣抄 妻の背中の男』
菊地秀行 角川書店


読始11/4 読了11/4

コメント・・・
まぁ、シリーズ通して言うことはいつも同じなのだが・・・
時代劇の世界に何の違和感も無く怪奇を組み込んでいる、ステキ短編集。
カタカナでいうとオカルトファンタジー?
でも日本語で表現した方が便利だな。幽玄でわびさび。そんな感じ。
表題作、妻の背中の男はそのまんま。妻(まだ許婚だったけど)にストーキングしていた男が何者かに殺された。
そして、その男の顔は彼女の体にへばりついていた。
夫となる九鬼原仙次の苦悩。
など6本の短編と5本の2,3ページで終わるショートショート。
この不思議世界、味わってもらいたいね。うん。




亜洲魔鬼行アジアン・ゴースト・ロード
林巧 角川ホラー文庫


読始11/4 読了11/6

コメント・・・
鬼沢仁。就職がうまくいかなくてイライラ困っていた所に、行きつけの台湾料理屋のおかみにバイトを頼まれた。
人の命に関わる黒い小瓶。これを台湾の叔父に渡してくれたら100万円。旅費別。
大喜びで香港に向かったが、ボンヤリ歩いていたせいで老婆に呪いをかけられる。
しかも、小瓶を届けるべき相手は指定の住所にいなかった。
算命師には後3日の命とか診断されるし、せめて呪い地香港を逃げ出せば何とか・・・
必死の逃避行。
特に霊的耐性を持たない、無知識な若者が、アジアの闇を駆けずり回る。
無事に逃げるのかのたれ死ぬのか。読者を引き付ける力が強い。
各章は非常に短く、読みやすさもOK。場面転換もクルクルクル。
いいね。うん。オススメできそう。




『魔界都市ブルース,6 童夢の章』
菊地秀行 祥伝社文庫


読始11/7 読了11/7

コメント・・・
秋せつらが魔界都市新宿で活躍するいつもの中編2本。
もちろん住人である魔界医師メフィストや新宿警察の屍刑四郎。あぁ、情報屋の戸谷順子もいるな。
白髪頭の戦士
せつらを誘拐犯扱いするおばあさんのため孫娘を捜索。
せつらの偽者とは一体?
なにしろ仮面屋も整形屋も超絶美形であるせつらの顔を作ろうとしたことはあるものの絶望的に失敗しているのだ。
人が作れる美貌ではない、と、諦めの境地。
いろんな角度でせつらの美を表現するんだよなぁ(笑)
ベビー・フェイスの無頼漢
忘れ物の赤ん坊(爆)
せつらを見て「パパ」と呼ぶ!? ショックを受ける人続出。
どちらもなかなか面白い。それに、珍しく(?)ちゃんとオチが付いてるんだよね。
満足満足。




新フォーチュン・クエスト外伝U パステル、予備校に通う』
深沢美潮 電撃文庫


読始11/8 読了11/8

コメント・・・
一巻で冒険者試験にただ一人落ちたパステルは、次の試験に向けてバイトをしながら勉強だ。
詩人を目指しているのだが、クラスメイトは超!絶!美形!!
まぁ、本来は詩人というのはそういう人物向けの職業らしいんだけど。
せいぜい人並みのパステルとしては・・・
そんな同級生との友情物語とか色々。
ほのぼのした話だけど、それだけなんだよね。
ゲームで言えば、まだ始まって町からも出ていない状態。
まあ・・・それで一冊書けるんだからスゴイと言えばスゴイよな。
つまらないわけではないが、微妙。




『吸血鬼ドラキュラ』
ブラム・ストーカー 菊地秀行:翻案 講談社文庫


読始11/8 読了11/9

コメント・・・
なんでも原作は小説としての面白さは薄いらしい
それを菊秀が独自に改良したものがコレ。
まぁ、コレ以外のドラキュラを読んだ事が無いので比較評価は出来ないので単品評価するしかない。
そして・・・
やべぇ!メチャクチャ面白い!!
なんでも原作ではキャラコターの個性が薄いところを、ガンガンに色付けしたらしい。
それによってドラキュラはもちろん、被害者も、ヘルシング教授と三人の勇敢な男たち。
どこをつついても魅力満点。
最近の映画のヴァン・ヘルシング。見てないんだけど、たぶんアレもこんな感じでケレン味たっぷりなのかなぁ、と妄想する。
それに、吸血鬼に立ち向かう者たちの純粋な情熱に感動。
やはり吸血鬼に対する菊秀の『愛』が、作品をここまで引き上げたんだろうなぁ・・・
うん。満足した。すごくイイ。




『銃撃の宴』
船戸与一 徳間文庫


読始11/9 読了11/10

コメント・・・
日本人が主人公で舞台はアメリカ。という縛りの短編集。
人生の裏街道まっしぐらなろくでなしたちは銃を手に何を思うのか。
犯罪・殺し・裏切り・そして、死。
ろくでもないやつらが次々とのたれ死ぬ。
つまらないわけではないが、長編がいつも味わわせてくれる、じっくりとキャラクターが熟成されていく過程が無いので、こう、食い足りない。
長編はいつか再読するかもしれないけど、これらの短編は二度も読まないだろうな。




『マジカルランド,6 魔法無用の大博奕!』
ロバート・アスプリン 矢口悟:訳 ハヤカワ文庫FT


読始11/10 読了11/11

コメント・・・
今度はどうしたか。
ちょっと賭博場に遊びに行ったらビギナーズラックで大勝ちしちゃったスキーヴくん。
借金のかたに9歳くらいの少女、マーキーを渡された・・・
ってダメじゃん!!!
幼女をもてあますスキーヴと愉快な仲間たち。
幼女だけでも大変なのに、マフィアのボスからは情婦を送り込まれるし、スキーヴの名声をねたむ連中は名声を破壊する名折り屋を雇って差し向ける。
正体不明の名折り屋アックス。ドラゴンポーカーの名人坊主。暴れる幼女。
あっちこっちに敵だらけ?スキーヴ大ピンチだ。
しかし、助演女優賞をもらうべきはスキーヴの弟子に納まっているマッシャであろう。
丸々とデブデブな彼女は元々偏人の世界で魔術師をしていたが、その正体はアイテム使い。
魔力の籠もった道具を使って魔法使いぶっていただけの人物だ。
そんな彼女がスキーヴの弟子になったのだが・・・
年上の女性として、いつも様々な助言をしてくれる。
弟子としてかなり貧乏くじな仕事も任される・・・母親のような存在?
これで風船のようなデブでなければすごく人気があるかもしれない(笑)
まぁ、菊地秀行のシリーズにも戸谷順子という味のあるデブが存在するから問題ないのかもしれないが。




『シェリフスターズMS mission 02』
神坂一 角川スニーカー文庫


読始11/11 読了11/12

コメント・・・
熱血するサミィ・マリオン。冷静すぎるイーザー・マリオン。
親子でも兄弟でもない。共に、作られた生体兵器。
今回は暴走した自動機械兵器によって人が襲われているメルキアという星での仕事。
さて、何が面白くないのだろう・・・(爆)
やはり緊張感が不足なのだと思われる。
サミィとイーザーによって次々と破壊されていく自動兵器。
そして、それより強い敵はサッパリ出てこない。
前作では仮にも超性能の獣人・獣兵器が登場したがそれでも緊張感が足りなかった。
今回はそれ以下だもんなぁ・・・
一応おまけとしてチームSSのメニィとレティシア。変態メカニックのクィーンも登場。
うん、まぁ、その程度。




『召喚教師 リアルバウトハイスクール,11』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫


読始11/13 読了11/14

コメント・・・
なんだか話を覚えていない。
仕方ないか。前に読んだのは2年も前・・・

・・・
10巻読んで無いじゃん・・・
読み終わってから気付いたって遅いんだけどね。
それなりに話についていけたということは、10巻もやはり話が大きく進まなかったということだろう。
いいんだか悪いんだか。




firefly
麻耶雄嵩 幻冬舎


読始11/15 読了11/16

コメント・・・
ネズミ講で一山当てた佐世保は、狂気の音楽家加賀螢司が6人を惨殺した現場であるファイアフライ館を購入。
そして、今年もサークルの後輩を招待して肝試しのようなことを。
だが、次の日の朝、佐世保は死体となっていた。これは幽霊屋敷の呪いなのか!?
ホラー、・・・な雰囲気は無きにしも非ずだが・・・なぜかコミカル?
殺人事件が起きたわりには読みやすいというか、そんな感じ。
ただ、何を当てたらいいのか微妙かも。
whoが一番強そうだけど、実はwriteかも(笑)
麻耶雄嵩必殺のオチは強力です。ドキっとさせられました。




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