十一月後期
『夜怪公子』・『新フォーチュンクエスト外伝,3』・『リアルバウトハイスクール,10』
『シェリフスターズMS,3』・『ナデシコガールの挑戦』・『マジカルランド,7』
『スレイヤーズすぺしゃる,24』・『豆腐小僧双六道中』・『天竺熱風録』
『ドクター・メフィスト 夜怪公子』
菊地秀行 ノンノベル
読始11/17 読了11/21
コメント・・・
うぬ?メフィスト本なのに講談社ノベルスではなくノンノベル?
講談社はオイシイ作品を逃したのか?別にそれはいいんだけど・・・
またもや<新宿>に吸血鬼が現れた。ブリューベック一族。主、妻、息子と娘の四人家族。
そして、よりにもよってドクターメフィストに喧嘩を売りに行くのだった。
<新宿>からは屍刑四郎,秋ふゆはる,戸山住宅の人々が応援に。
最後にどうなるかは考えずに、ただ、そこに巻き起こる乱戦を楽しもう。
吸血鬼による吸血鬼相手の拷問とか(笑)
ブリューベック一族では、吸血鬼の癖に熱血なフランツが面白いキャラ。
なんというか、八頭大系統の性格だね。
全体的に満足のいく出来。
やっぱりね、愛が違うよ。吸血鬼に対する愛ってヤツが(どんな愛やねん
『新フォーチュンクエスト外伝V
パステル、初めてのクエスト?』
深沢美潮 電撃文庫
読始11/21 読了11/21
コメント・・・
外伝最終巻。
パステル一行、レベル1だけのド初心者パーティーは、ついに初めての冒険に出かける。
が、もらった地図は単なる一直線の楽勝クエスト。
それでもいろいろ準備して洞窟に突撃!
しかし・・・結構・・・ウワヒャーーー!!!(笑)
冒険者を辞めたくなるほど大ピンチ?
後に拠点となるシルバーリーブの村も登場。
オンボロ宿屋のみすず旅館や格安料理屋猪鹿亭など、本編を読んでいる人にはようやく来たか!みたいな。
しかしまあ、これでしばらくはシリーズを読むのを控えるか。
やっぱり、あまりにもヘッポコすぎるメンバーたちの冒険を読み続けるとゲンナリするからね(笑)
生きてるのが不思議なくらい成長しないというか(爆)
『リアルバウトハイスクール,10』
雑賀礼司 富士見ファンタジア文庫
読始11/21 読了11/22
コメント・・・
うっかり読み飛ばした本が転がっていたので借りることにした。
一応主人公の南雲慶一郎は大事な人の娘、美雪が誘拐されたことで戦闘スイッチが入ってしまった。
ヤクザ・組織に単身突入。いや、潜入。
2メートルを超える巨体を音も無く動かし、一人一人確実に殺害していく。
ちょっとばかし凄惨な雰囲気をかろうじて振り払うのが熱血ケンカトーナメント中の草g静馬。
というよりはむしろデーモン小暮のパチモンというべき謎戦士、デルモンテ=嘉門。
おバカなやり取り、アホなバトルで話は明るさを取り戻す。
と思ったら首が二回転したり、鼻から上が無い死体が転がってたり・・・
やはりデンヂャラスだな。
ま・・・ヤクザやチンピラが絶滅しても誰も困らないから良しとするか。
『シェリフスターズMS mission 03』
神坂一 角川スニーカー文庫
読始11/22 読了11/23
コメント・・・
おなじみクロフト社の生体兵器サミィとイーザー。
今回のトラブルシューターとしての仕事は謎の死を遂げた少女の事件について調べること。
ダウンタウンで一緒に暮らしていた不良仲間。出来の悪い妹を理解してやれなかったことを悔いる姉。
彼らに足を引っ張られながら、サミィとイーザーはこの星を支配している企業エルパの軍事部門によって試されていることに気付く。
元宇宙一の大企業の名を取り戻すべく、元宇宙一のクロフト社にケンカを売っているのだ。
まぁ、今回もたいした敵が出てこないので緊張感はヌル目だが、同じくヌル目で解きやすいミステリ要素が読者を得意げな気持ちにさせてくれる?
「やっぱりね。わかってたよ。(・∀・)ニヤニヤ」 みたいな。
『リアルバウトハイスクール<アーリー・デイズ>2
ナデシコガールの挑戦』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫
読始11/23 読了11/24
コメント・・・
学園の問題をバトルで解決するというKファイトが誕生した。
そんな中マイナー格闘技部が文化部の部室を奪うという事態が発生。
時代劇マニアの剣道部員、御剣涼子は成り行きでそんなハンパな連中を叩きのめす。
そんな彼女に挑戦者が現れる。
お嬢様学校のなぎなた使い。
木刀をはるかに上回る間合いの武器に大苦戦。
どんな闘いになるのか!?
本編と違って人が死なないので安心だ!(爆)
『マジカルランド,7 こちら魔法探偵社!』
ロバート・アスプリン 矢口悟:訳 ハヤカワ文庫FT
読始11/24 読了11/26
コメント・・・
いままでのスキーヴと愉快な仲間たちという関係を解消。
これからはスキーヴ社長と愉快な従業員だ(爆)
と、いうわけでスキーヴ視点で語られていた物語が、今回は仕事を請けた人達の視点で語られる。
それより心配なのが、スキーヴの心の変化。
社長となった気負いゆえか?かなり強引な商人に!
この先大丈夫か? ってな感じ。
『スレイヤーズすぺしゃる,24 地底王国の脅威』
神坂一 富士見ファンタジア文庫
読始11/26 読了11/26
コメント・・・
リナ・インバースは旅を続ける。
海へ、地下へ、幽霊屋敷へ。
金魚のフンの白蛇のナーガもどこからともなく現れる。
二人で必殺漫才道中。
巻き込まれないようにものすごい速さで逃げろ!(笑)
爆笑はしなかったけど、ニヤニヤ笑えるお笑い短編集。
『本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧双六道中 ふりだし』
京極夏彦 講談社
読始11/27 読了11/29
コメント・・・
これは・・・すごい・・・面白い、ぜ。
豆腐小僧。盆の上に豆腐を持っただけの謎の妖怪である。
なにしろ何が怖いのか分からない(笑)
そんな彼が突然廃屋に現れ、自分探しの旅に出るとでも言えばいいのだろうか・・・
何にも知らない無知無知妖怪豆腐小僧のスッとぼけたリアクションをエサに、妖怪とは何ぞやという解説が語られる。
そして、解説にダルイなぁ・・・と読者が飽きてきた所で、豆腐小僧がボケてくれる。笑わせてくれる。
お化けの癖に怖がりな小僧。
豆腐を失ったら自分が消えるのではないかと怯える小僧。
とにかく平伏する小僧。
だけど、豆腐盆から手を離すのが怖いので、まるで豆腐を献上しているようなポーズになる小僧。
とにかく笑えます。表紙の小僧からして妖怪というよりただの道化師です(笑)
彼の周りに現れる妖怪たちも面白いです。
だけど、彼らを発現させている人間たちのセリフが出てくると話がこんがらがるかもしれません。
そしてラスト。
読んでよかったという満足感でいっぱいです。
とりあえず、豆腐でも食べようかな(爆)
そうそう、本自体も不思議な形状で、おそらく豆腐をイメージしていると思われる。
こだわってるなぁ・・・
『天竺熱風録』
田中芳樹 新潮社
読始11/29 読了11/30
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天竺といえば三蔵法師です。
が、広い中国、歴史ある中国、そんな国の人間が、地続きであるインドに行ったのは三蔵法師だけだなんて。
そんなわけないと気付くことが意外と無いですよね(爆)
この物語の主人公は天竺へ3度も行ったという使者、王玄策。
その中でも波乱万丈大事件の第二回の冒険。
拙者は自分が旅行をしない分だけ?冒険小説が好きなんだよね。
そして、この冒険には十分満足した。
シナリオが準備されてたんじゃないかと思うほどに連発する危機。
そして、それを回避突破反撃する玄策の知恵と行動力。
いいねぇ、田中芳樹も面白いキャラを見つけたもんだ。
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ゲームの伝道
あのGacktがモデル、モーションキャプチャーをした武刃街を再プレイ。
かなり泣きそうになりながらレベル難をクリア。
そしたらさらに上のレベル「超」が登場した・・・
泣くって。マヂで。