一月前期

『怨霊記,2』『かくも短き眠り』『逆宇宙ハンターズ,3』


『怨霊記,二 帝都擾乱篇』
千秋寺亰介 トクマノベルス


読始1/5 読了1/11

コメント・・・
1巻を読んだのはかれこれ3年前・・・(ヲイヲイ
しかし、3ページもの登場人物紹介ページがあるので大丈夫だ(爆)
人を喰らう怨霊を退治る、四国は大忌部の陰陽師と怨霊師。
帝都、東京に怨霊が発生したとの知らせを受け、北麿と舞が一足先に派遣される。
そして悪霊がサーカス団の中にいることまでは突き止めるが・・・
そのころ帝国陸軍は怨霊の力を利用して戦争を有利に運ぶため、怨霊師たちの妨害工作に動いてもいた。
守るべき存在の人間までも敵に回して彼らはどう戦うのか!?
しかし・・・
美形の男女が4組で男x男? みたいな空気まで作って各所に狙いまくりな空気があるけど・・・
あんまりメディア拡大している気配が無いな。
全然知らないところでマンガとかドラマとか映画とかいつの間にかやってるのかな?(爆)




『かくも短き眠り』
船戸与一 集英社文庫


読始1/11 読了1/17

コメント・・・
ドイツのミュンヘンで法律事務所勤務をしていた<わたし>
600万マルクの遺産を相続する人間がルーマニアにいるということでブカレストへ向かう。
そして、そこには昔・・・破壊工作員時代の自分が部下として働いていた上司、少佐の姿があった。
さらに、自分の探している遺産相続人はチャウシェスクの時代に教育を受けた殺人集団の一員だと知る。
一体何がどうなるのか。
謎が謎を呼ぶ・・・と言うほどではないが、何が起こるか予断をゆるさない。
登場人物が誰も微妙に話の通じる相手で、誰と手を組めばいいのか読者を悩ませる(笑)
暗い迫力で読ませる一本。
それにしても、ルーマニアのことなんて何も知らないよ、と。
日本の歴史だってろくに知らないから当然と言えば当然なんだけど・・・




『逆宇宙ハンターズ,3 黄金鬼の城』
朝松健 ソノラマ文庫


読始1/13 読了1/17

コメント・・・
苦止縷得宗第三の法具、三角金字塔。
これが弘前にあるという情報を各陣営は三者三妖の手段で入手する。
無限に金を生む三角金字塔。ただし、金を生む材料となるのは有機物。
ありていに言えば、人間だ・・・
弘前という城郭都市を作るために使われたという。
邪悪な性能ゆえに封印された宝塔だが・・・現実にあったら容赦なく24時間連続稼動だよね(爆)
しかし宝塔とともに目覚めた邪鬼あり。
魍古という遮光器土偶のようなバケモノが宝塔の霊気を吸いに来る。
宝塔を求めて新たな勢力?かつて苦止縷得宗も困惑させたと言う魍古の大群が弘前から押し寄せる。
日本はどうなってしまうのか!?
苦止縷得宗からは威明に反旗を翻す白鳳坊なる妖術師が現れ、形式上の主人公淡島春夫はどこか遠くに姿を消し修行中だ(笑)

ところで弘前(当時高岡)を作った津軽藩ってのが先月読んだ津軽風雲録の津軽為信なわけで、この辺の読書繋がりに奇跡的なモノを感じるなぁ。




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