二月前期
『逆宇宙ハンターズ,5』・『スレイヤーズすぺしゃる,3』・『復讐する化石』
『六とん2』・『新フォーチュン・クエスト,2』・『スレイヤーズすぺしゃる,4』
『メモリアノイズの流転現象』・『吸血鬼ハンター,6』・『キャラねっと』
『疾るワン・ナイト・スタンド』・『涼宮ハルヒの憂鬱』・『薔薇のストリーム』
『天切り松闇語り,4』
『逆宇宙ハンターズ,5 暗黒の夜明け』
朝松健 朝日ソノラマ
読始2/1 読了2/2
コメント・・・
ついにシリーズ最終巻。
全ての勢力が黒富士に突入することに成功した。
苦止縷得宗の反乱派白鳳坊。魔術師の巨勢。筋肉坊主の都英。
その頃、威明は肉体と精神を分離。
精神は神に匹敵する存在になっていた。
その名はGLZYT。富士五湖が形作る文字。
現実世界では彼の力を受け、彼を崇めるG教団が生まれる。
世界を破滅させる神に力を与えることになるとも知らず。
こんな混乱する状況の中、誰がどう勝ち抜けるのか!?
形式上の主人公、春夫の立場が微妙だけど・・・
それ以外は十分満足した。
『スレイヤーズすぺしゃる,3
ナーガの冒険』
神坂一 富士見ファンタジア文庫
読始2/2 読了2/3
コメント・・・
胸は無いけど無限の魔力を有する悪魔の落とし子(謎の人物命名)リナ・インバース
胸と魔力は溢れているけど、脳みそが無いかもしれない白蛇のナーガ
この二人が行くところ必ず誰かの悲鳴が上がる。
まさに旅する大迷惑(爆)
基本的には盗賊をぶちのめして財宝を奪うという益虫的行動を取るんだけどね。
そんな感じの短編集。
ニヤニヤできる面白さ。
『猫子爵冒険譚 復讐する化石』
赤城毅 ノンノベル
読始2/3 読了2/4
コメント・・・
魔術師の帝王アンデルナッハ家の血を継ぐ男、鷹宮洋一郎。
ゆっくり魔術研究なりしたいところであるが、幼馴染の妹のようなお嬢伯爵ウルリーケが余計な事件に首を突っ込み命に関わる危機を引っ張ってくる。
今回も4億年前の生き物の鱗が張り付いた死体などという怪しいものを見つけ、探偵ごっこを始めようとしている。
そして彼女とともに行動するのがトランシルバニア貴族にして考古学者、あるときは007のようにスパイとして活躍したりもするフランツ・ノプシャ男爵。
・・・
実在した人物である(爆)
ドタバタ暴れる二人と、猫のように気まぐれに手を貸す洋一郎。
襲い掛かってくる新聖堂騎士団や謎の生物兵器にどう立ち向かうか。
謎はイマイチ。軽くミスリードな文章を振るものの、展開はバレバレ。
謎を気にせずアクション物として楽しむのが吉か。
『六とん2』
蘇部健一 講談社ノベルス
読始2/4 読了2/6
コメント・・・
怪作、六枚のとんかつの続編?
というか、まぁ、方向性が前作と同じ『バカ』というだけで、本編には六枚のとんかつという話はない。
だから六とんと略してるのか?
っていうか、後半からはアホバカミステリですらなく、アホバカSFになってるよ。
属性としては田中啓文かなぁ・・・
要するに、バカな話を「バカだバカだ。ゲラゲラゲラ」と笑える人専用。
「そんなんあるかい!!」っていちいち突っ込む人が読むと死ねる。
『新フォーチュン・クエスト,2
キットン族の証』
深沢美潮 電撃文庫
読始2/6 読了2/6
コメント・・・
いくら冒険しても成長が見えない(笑)パステル一行。
彼らの元にちょっと別れていた仲間のキットンから手紙が届く。
困っているから助けてくれと。
あわてて駆けつけると、いろいろあってキットン族のダンジョンに挑戦することに。
様々なトラップを乗り越えてキットン族の証を手に入れることは出来るのか!?
ダンジョンの難度はそこそこだが、いかんせん挑戦者の技術力が低いのが困ったところだ(笑)
『スレイヤーズすぺしゃる,4
魔道士協会の陰謀』
神坂一 富士見ファンタジア文庫
読始2/7 読了2/7
コメント・・・
勇者の行く先には必ずイベントが発生する。
・・・ってリナが勇者かどうかは知らないが(笑)
ナーガと一緒に涙が出るほどショボイ事件を解決だ!
と、いった感じのお笑い短編集。
いい感じに面白い。
『ソウルドロップ奇音録
メモリアノイズの流転現象』
上遠野浩平 ノンノベル
読始2/8 読了2/8
コメント・・・
ペイパーカット。「生命と同価値の物」を奪い去る泥棒。
それは別に高価なものということではなく、本人も意識しない大事な物で・・・
だが、その「モノ」を奪われた人は死んでしまうのでペイパーカットはとんだ殺人者とも言える。
そんなヤツを追いかけるサーカム財団の保険屋二人。
そして、影の実力者、東澱家の娘もまた。
今回はその東澱家を飛び出した次男坊の探偵も登場っていうか主役?
メモリアノイズ・・・その人の持つ記憶を読むことが出来る(ただしコントロール不可
この事件からも様々な記憶が聞こえてくる・・・
前作の「なんだかよく分からん」感が減少して(二巻だからか?)それなりに楽しめた。
『吸血鬼ハンター,6 D―聖魔遍歴』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始2/8 読了2/9
コメント・・・
Dへの依頼は砂漠を越えて向こうの街へ行ってもらう事であった。
そんな彼のケツにくっついていこうとするのが人探しのパイパー婆さん。
隠されっ子・・・吸血鬼にさらわれた子供を見つけ出し、取り戻し、送り届けようとするところであった。
そしてDを狙うビューロー兄弟。
この集団がまとまって地獄の砂漠に突入する。
だんだん「らしく」なってきた感じ。
この辺のストーリーが拙者の持つ「D」のイメージかな。
『キャラねっと 愛$探偵の事件簿』
清涼院流水 角川書店
読始2/9 読了2/10
コメント・・・
ザ・スニーカーに連載された作品。
そして、第一部というべき「みすてりあるキャラねっと」はスニーカー文庫として既刊。
無論、既読。
まぁ、読んだのは二年前だから覚えてるのはラストくらいだが。
それでもガッカリ感は強い。
そして文庫化されなかった二つの話。
清涼院流水にしては珍しく(?)比較的普通にハッピーっぽいエンド
その分第三部の謎は謎に到らず理解していないのは池丸大央くらいで物足りないのだが。
まぁまぁ、良し。みすてりあるキャラねっとを読まないうちに手を出せば、なお良し。
『フルメタル・パニック!
疾るワン・ナイト・スタンド』
賀東招二 富士見ファンタジア文庫
読始2/10 読了2/14
コメント・・・
通常版、とでもいうのか?
正義の傭兵組織<ミスリル>がテロリストと戦う話だ。
今回は、謎の多い未来兵器ラムダドライブを積んだ超大型ASが敵だ。
相良宗介が気になる千鳥かなめは、いつの間にか事件に巻き込まれて・・・
命がピンチだというのに、宗介と仲が良いように見えるテッサに嫉妬したり、ずいぶん余裕だな(笑)
名も無いキャラが肉塊になる中でコメディっぽいストーリーが展開するっ!
考えようによってはデンヂャーだよな。
『涼宮ハルヒの憂鬱』
谷川流 角川スニーカー文庫
読始2/12 読了2/12
コメント・・・
アニメ化する前に原作チェーーック!
涼宮ハルヒ。高校一年生。嫌いな物、退屈。
と、いうわけで初日の自己紹介で「宇宙人、未来人、超能力者は私のところに来い」とぶちかます危険人物(爆)
そして彼女とともに行動することになる本名の語られない少年キョン(笑)
さらに彼女によって無理矢理作られたSOS団。
世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団。なんやねん、そりゃ(笑)
と、いうわけで涼宮ハルヒの大暴走コメディー。
さすがに大賞を取るだけの面白さである。
『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコopt.1
薔薇のストリーム』
庄司卓 富士見ファンタジア文庫
読始2/12 読了2/14
コメント・・・
番外編と書かれているが、何が番外なのか不明。何で本編と別なのかと。
いつもどおりヤマモトヨーコらが宇宙で大バトル。
だが謎の乱入者登場。
小惑星に突き刺さるほど巨大な薔薇を投げつけて登場した仮面提督(笑)
いったいどんなバカ騒ぎが待っているのか!?
だが特に何も起きないまま次回へ続くのであった。
『天切り松闇語り 第四巻 昭和侠盗伝』
浅田次郎 集英社
読始2/14 読了2/16
コメント・・・
世にはチンケな犯罪者が途切れることはなく、ならば天切り松の説教も必要になる?
さて、思い出話はなぜか徐々に時間が進み、松のアニキたちもずいぶんと歳をとってきた。
目細の安や説教寅はめっきり老け込み、そのままポックリ逝っちまうんじゃないかってな勢いだ。
若頭的存在の黄不動の栄治は肺病だし、一体どうなる目細の一家。
いや、まだまだあの人がいるじゃないか。
ってんで、比較的百面相の書生常の出番が多め。
おこん姐さんもまだまだ元気だぞ。
今までの面白さよりはちょっと落ちるかな。
いや、つまらないってんじゃなくて、このペースだと次の本ではみんなが老衰で一人ずつ死んで行くんじゃないかってプレッシャーを感じちゃってゆっくり楽しめないって言うか。
とりあえず、タイトルにある『侠』の文字に間違いは無い。
いい話ではある。
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ゲームの伝道
モンスターハンター2発売直前。
バーニングわくわく。
発売されたら本を読む時間が・・・
変わらないな。
家では本読まないし(笑)