四月前期

『陰陽師 鬼一法眼,3』『最後の宝貝』『風の呪殺陣』
『聖夜のユグドラシル』『D―蒼白き堕天使,1』『D―蒼白き堕天使,2』
『D―蒼白き堕天使,3』『D―蒼白き堕天使,4』『逆宇宙レイザース,1』


『陰陽師 鬼一法眼 参之巻』
藤木稟 カッパノベルス


読始4/1 読了4/4

コメント・・・
病気になるほど本を書きまくる作者だから(爆)
だから、ガンガンとフルスピードでストーリーを進めて自分の書きたいことをどんどん見せるスタイルなんだね。
と、いうことにしておこう。
頼朝への恨みで天狗道に落ちた義経は鎌倉に害をなそうとするが鬼一法眼に邪魔をされる。
それに対抗するために赤子のまま死んだ息子の無垢なる魂を復活させ、陰陽師に封じられない霊として鎌倉を乱しにかかる。
その頃、大猿の化身見融みとおしは死んだ僧侶の皮をかぶりその人物に成り代わる。
知念上人として・・・踊念仏を生み出し、広める大バカストーリーだ(笑)
さらに法眼の三人の女房の一人、水鳴は痴呆老婆の娘としての役割を終えるため、竹取物語風に姿を消す。
狂言回しとして活躍中(?)の村上兵衛はいろいろ苦労する。
ま、いろいろと話が回転し、面白いといえば十分に面白い。
ただ、軽すぎて食い足りないといえば食い足りないのも事実である。
つまり、まぁまぁの本ってトコか。




『封仙娘娘追宝録・奮闘編,5
最後の宝貝』
ろくごまるに 富士見ファンタジア文庫


読始4/4 読了4/5

コメント・・・
ずいぶんと久しぶりに読むシリーズだ。
奮闘編という名の短編集。だが、今回は毛色がちょっと違う?
仙界編:和穂の師匠である龍華が大活躍?いや、迷惑を撒き散らしているだけだ(笑)
未来編?やさぐれた和穂が陰気に大活躍だ。
6本の話のうち、4本が上記に食われていつもの和穂&殷雷の話は控えめ。
まぁ、ほどほど・・・いや、物足りないか。




『風の呪殺陣』
隆慶一郎 光文社時代文庫


読始4/5 読了4/6

コメント・・・
比叡山で修行していた昇運は百日行完遂の日に信長による焼き討ちを受ける。
目の前で死んでいく人を見て、怒り、絶望し、阿闍梨への道を捨て信長を呪い殺すための修行に出る。
また、僧の世話などをしていた山門公人衆の知一郎もまた、信長への復讐と比叡山再興のために青春をかける。
英雄視されることも多い信長の、比叡山焼き討ちという残虐行為を中心にして、悪の存在としたストーリー。
専門用語というか当時の用語で「根切り」と呼ばれる完全抹殺。
老若男女全てを殺すだけでは飽き足らず、焼いた比叡山に緑が茂ることも許さず、新芽さえ摘み取れという徹底ぶり。
まさに邪悪。第六天魔王を名乗るにふさわしい。
ただ、ケチくさい悪ではなく、激しく大物としても書かれている。
呪いの力を得た昇運の精神攻撃をいともたやすく跳ね返す豪胆ぶり。
巨悪信長vs二人の青年。
なかなか、熱いか。




『宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ opt.3
聖夜のユグドラシル』
庄司卓 富士見ファンタジア文庫


読始4/6 読了4/7

コメント・・・
口絵の出来が気にいらない(爆)
えらくシャギーの目立つPC絵だな・・・
それはそれとして、今回は氷の殻に水が包まれた星アクアリウムと、宇宙まで伸びた樹の生えた星ユグドラシルの奪い合い。
どうやって奪い合うかってーと、代表者の宇宙船同士が戦って勝った方がGET。
撃墜された乗組員はワープ機能付きのバブルで安全に回収されるが。
ユグドラシルでは久々且つ唐突に、ヨーコらの乗る船の機能が紹介されている。
とりあえず惰性で読んでるけど、コレといって見どころは無い、かな(爆)
しかし、シリーズを通してヤバイのが誤字の嵐か。
誰がやったか知らないけれど、ずいぶんと修正されている。
が、それでもまだ足りなくてあちこちに誤字が残ってるよ・・・
富士見の校正はナニやってんだろね・・・




『吸血鬼ハンター,9
D―蒼白き堕天使,1』
菊地秀行 ソノラマ文庫


読始4/8 読了4/10

コメント・・・
Dの新しい仕事は、なんと貴族の護衛だった!
倒すべき吸血鬼を守り、クラウハウゼンの村に送り届ける。
まぁ、条件として、道中、人の血を吸わぬ事ということではあるが。
とはいえ、吸血鬼ハンターと吸血鬼という相容れぬ存在のはずの両者の不思議道中が始まる。
だけでなく、軽業師の幼い姉弟や、女吸血鬼、奇術師助手などというワケの分からないラインナップで旅をすることに。
クラウハウゼンの領主ヴラドから送り込まれる刺客の群れ。
どんな闘いが待っているのか!?
なんか、いい。
人と吸血鬼の良好な関係?それがどうなるのか。
シリーズ的にBAD・ENDが待っているような気もするが、美しく終わってくれないかなぁと期待してしまう。




『吸血鬼ハンター,9
D―蒼白き堕天使,2』
菊地秀行 ソノラマ文庫


読始4/11 読了4/12

コメント・・・
軽業師の弟ヒュウがさらわれ、だが、Dは旅を続ける。
仕事はバイロン・バラージュ男爵を送り届けることだ。
吸血の欲望、日の光、流水、様々なものに耐えることのできる、優しき(?)貴族。
彼の目的は父であるヴラド卿を倒すこと。
Dは何を思って彼を護衛するのか。




『吸血鬼ハンター,9
D―蒼白き堕天使,3』
菊地秀行 ソノラマ文庫


読始4/12 読了4/13

コメント・・・
ようやく男爵を送り届けたDであるが、それで終わるということにもなるまい。
ヴラド卿とその配下・・・の配下まで。
科学者カリオールの部下、化粧好きのクロモ・千手足のサイファン・謎のザナス。
またもや異質な能力の持ち主たちがDと男爵に襲いかかる。




『吸血鬼ハンター,9
D―蒼白き堕天使,4』
菊地秀行 ソノラマ文庫


読始4/13 読了4/14

コメント・・・
ついに最終巻。どんな結末が待ち受けるのか。
ヴラド卿・・・卿ってなんなんだろ(爆)
爵位より上なのか?まぁ、立場的には上なんだろうが、よくわかんねぇぜ。
それはともかく、貴族の中でもかなりの上位者であろうヴラド卿の強さはただごとではない。
Dと男爵は最後の闘いに挑む。
しかし・・・
予想していたとはいえ、残念すぎるBAD・ENDがせつない。
Dの通る道に幸せなど無いのだろうか・・・




『逆宇宙レイザース,1 赫い妖霊星』
朝松健 ソノラマ文庫


読始4/14 読了4/17

コメント・・・
逆宇宙シリーズの第二弾。
前作でほぼ壊滅した苦止縷得宗の幹部であった白鳳坊は突然、霊的で強烈なSOSを受けた。
気まぐれで助けたのは記憶喪失の少女だった。
少女を誘拐しようとしていたのは台湾の秘密結社豺狼社。
日本の妖術師と中国の道士の霊能バトル。
白鳳坊の得意妖術はドッペルゲンガーを自在に生み出す修羅偏在と、自分を旧知の仲と思い込ませて相手を油断させる「神野十三郎」(笑)
なんだか卑怯だけどモトが悪の宗教団体の大物だから問題なし。
とにかくオカルトマニアなら絶対見逃せない一本。
中国巫術の真髄を見よ!




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ゲームの伝道

モンスターハンター2
上位クラスに進むと・・・
ザコが死ぬほどツエ〜〜〜〜!!!
身動きできないわボスが襲いかかってくるわで大変だ。
ソロリスト大ピンチ。