四月後期
『魔大陸の鷹,1』・『魔術士オーフェン・無謀編,3』・『スレイヤーズすぺしゃる,25』
『スレイヤーズすぺしゃる,6』・『逆宇宙レイザース,2』・『魔大陸の鷹,2』
『魔大陸の鷹,3』・『D―双影の騎士,1』・『D―双影の騎士,2』
『マルドゥック・スクランブル,1』・『魔術士オーフェンはぐれ旅,7』・
『魔大陸の鷹,1 吼える海流』
赤木毅 Cノベルス
読始4/17 読了4/18
コメント・・・
冒険物語。
時は大正。伊集院従吾はパリから呼び戻された。
探検隊が見つけたジンギスカンの墓から出てきたのは源義経の遺言だった。
それによると、三種の神器は自分が国外に持ち出したと。
それが真実かどうかはともかく、遺言の刻まれた金属盤は軍艦の砲撃や王水でも傷つかない頑丈なもの。
この金属を手に入れ、軍艦を作るだけでも日本は世界を制覇できる?
しかし、荒唐無稽な話に軍部を動かすことは出来ない・・・
そこで放蕩華族で考古学に興味のある従吾に白羽の矢が立ったのだ。
彼を導くのはアブナイ科学者大木戸教授。
だけならまだしも、パリで付き合っていた男爵夫人。日本の財閥令嬢とその執事が付いて来る。
足手まといを抱え込みながら、草薙の剣を狙う別組織と戦う羽目に。
従吾の受難の旅が今始まる。
文中にイチイチ作者が出てきて余計な情報を置いていくのが微妙に気になるが・・・
それなりに面白いかな。
『魔術士オーフェン・無謀編,3
お前はいったいなんなんだ!?』
秋田禎信 富士見ファンタジア文庫
読始4/18 読了4/19
コメント・・・
オーフェンのシリアスではないオバカな短編集、無謀編の第三巻。
だが・・・今までの話をすっかり忘れていて、困った(笑)
無能な派遣警察官コンスタンス・マギー。略してコギーの妹登場。
謎の執事見習いキースを連れててんやわんやの姉妹喧嘩。
今までのシリーズには厳しい方向でコメントしていたようだが、今回は前向きに褒められるかも。
ちょっとハジケすぎて少々読者を置いてけぼりにしている感もあるが
ギャグものはそれぐらいのスピード感があってよし(爆)
バカバカしさに笑え。
『スレイヤーズすぺしゃる,25
騎士道のススメ』
神坂一 富士見ファンタジア文庫
読始4/19 読了4/20
コメント・・・
騎士といってもジェフリー君とジョセフィーヌさんのシリーズではない。
白い夜の獣:雪の降る村でキノコ鍋を食べようとしたリナを見つめる不審気な目。
なぜならその村にはヨソ者には知られたくない謎の獣が巣くっていたから・・・
病院奇譚:風邪をひいたリナはダブオンシティ名物(?)の大病院に見物がてら飛び込んだ。
が、ソコでは謎の幽霊騒ぎが・・・
鼻づまりの状態で呪文は発動するのか!?
騎士道のススメ:真なる騎士団を名乗る、なんというか、まぁ、チーマーのような住人に迷惑をかける集団がいた。
彼らに対する王国の騎士ひとり。いかなる闘いが待つか?
異形の住まう村:騎士と、異形の大バトル。それはあまりにも・・・
といった感じの大バカギャグ。
要するにいつもどおりに楽しく笑える短編集だ。
満足満足。
『スレイヤーズすぺしゃる,6
打倒!勇者様』
神坂一 富士見ファンタジア文庫
読始4/20 読了4/20
コメント・・・
毎度おなじみ、魔力はあるけど常識はない、必殺の魔法使いリナとナーガの大ばかドタバタ道中短編集。
張った食い意地、乙女の本音。
呪って怨んで大破壊(笑)
そんな感じで四方八方に迷惑をかけまくる。
まぁ、迷惑をかけられる方もロクなモンじゃないし、気にしなくていいか。
『逆宇宙レイザース,2 白い照魔宮』
朝松健 ソノラマ文庫
読始4/20 読了4/21
コメント・・・
台湾マフィアに二人の子供がさらわれた。
スニーカー坊主都英と妖術師白鳳坊はそれぞれ預かっていた子供を取り戻すために香港へ向かう。
ますます激しくなる妖術戦。
さらに武術と銃火器も容赦なく荒れ狂う。
まぁ、とりあえず、左手親指で左手の指関節を押さえる発炉なる技術を覚えたらマニアックになれる(笑)
ストーリー的には・・・
面白いさ。ただ、登場キャラがあまりにも聖獣『讙』を使いこなせなさ過ぎるのが無様にストレス。
もっと知的にクールなキャラも出てきてよ。
敵には欧州留学から帰ってきた西洋魔術と中国道術を組み合わせ神術と名づけた技の使い手がいるが。
さてさて、どうなることやら。
っていうか、早く続きが読みたくてたまらん!
『魔大陸の鷹,2 凍れる密林』
赤木毅 Cノベルス
読始4/21 読了4/24
コメント・・・
伊集院従吾は第二の秘宝、八尺勾玉を入手するための冒険に旅立たされた。
今度の目的地はあきれたことに南極だ。
大正時代に南極旅かよ、って白瀬隊が成功させていた?
ともかく、主人公を窮地に陥らせるのが大好きな作者の筆によって大から小までひたすら困らされ続ける従吾の明日はどっちだ!?
いや、今はとりあえず南極だけど(笑)
っていうか、大正の今ならともかく、ここに勾玉を隠しにきた義経の部下はどうやって辿り着いたんだよぉ。
辿り着いた上に帰り着いて報告しなくちゃ文書に宝の隠し場所を書けないぞ?
と、ツッコミを入れたくなるけど、まぁ、よし。
『魔大陸の鷹,3 帝都最終決戦』
赤木毅 Cノベルス
読始4/24 読了4/26
コメント・・・
ついに最終決戦。
伊集院従吾は最後の秘宝 八咫鏡を探しに行く。
今まで絶海の孤島や南極大陸まで出かけていったが、今回はほんの手元。
富士の樹海 orz
だが相手も黙ってはいない。暗闇公爵こと、フォルケンハイム公爵だ。
不死者として永年魔術を研究してきた彼の恐るべき攻撃。
まぁ、それなりに面白いかな。
問題は作者がチマチマ余計な口出しをしてくるのと、主人公のヘッポコな態度がなんとも。
開幕に逃げ出すところとかねぇ・・・
ネタとしてはともかく、怨み深き公爵の存在をスルーして逃げるってどうよ?みたいな。
『吸血鬼ハンター,10 D―双影の騎士,1』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始4/26 読了4/27
コメント・・・
今まで過去を探っているように見えても結局は依頼に忙殺されて何も見つけられないでいたDが。
ついに手がかりを得て、自分のための旅に出る。
倒した貴族が言い残した謎の名詞ムマ。
その言葉を聴いたDは、いつもの冷静さが失われ、やや危険な存在に?
そして、突き進んだ先で出会ったのは・・・
刀を持った黒衣のダンピール。 D であった。
前作、堕天使も最高に面白かったが、アッチのしんみりして熾火のように静かに熱い話とは真逆で、双影は単純にノリが良くて面白い。
特に、もう一人のDがオイシイ(笑)
性格が真逆で、逆宇宙の白鳳坊のようなニヤニヤと人を食った顔で何か企んでる、みたいな。
地下でずっと眠っていた偽Dがなんだってこんなにイヤラシイ性格になったのかは謎である(笑)
『吸血鬼ハンター,10 D―双影の騎士,2』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始4/27 読了4/27
コメント・・・
伝法な口調と人を食ったようなニヤニヤ笑い。
そんな人間味のあるD、いや偽Dと本物のDは「一心同体同じオレ」と言うだけあって相性100%の掛け合いを見せてくれる。
だが・・・
シリーズを通して読んでいれば気付くはずだ。
この二人が仲良く自分の出生の秘密を目指すとは思えない。
最後には戦う・・・いや、殺しあうことになるだろう。
うわぁ、そんなもったいない、と。そう思いつつ、せめて同行している今を全力で楽しもうと、読んだ。
十分面白かった。
『マルドゥック・スクランブル
The First Compression―圧縮』
冲方丁 ハヤカワ文庫JA
読始4/27 読了4/28
コメント・・・
天国への階段の名の未来都市。
15歳の少女、ルーン・バロットは娼婦として飼われていた、が・・・
ある日、雛料理の名の通り、彼女は車の中に閉じ込められ爆殺される。
瀕死の彼女を救ったのがドクター・イーストとウフコック。そして条例スルランブル09
バロットは封印された軍事技術により空間把握能力をもって蘇った。
そして、相棒としてウフコックが付く。
人レベルの知能を持たされた金色のネズミ。しかも亜空間と裏返ることで無限数の道具と入れ替わることが出来る。
たとえるなら、ネズミの形の四次元ポケット(笑)
このコンビがとりあえず、彼女を殺そうとした賭博士シェルの秘密を追う。
開幕はいまいちダルくて気にいらなかったけど、主人公が15歳少女と言うことでその弱さに妥協。
さらに読み進めるとノリが良くなってサクサクと楽しめた。
何も持たなかった少女が絶対的な力を手に入れた時・・・
いろいろな要素がたっぷり詰まった感じで面白かった。
『魔術士オーフェンはぐれ旅,7 我が遺志を伝えよ魔王』
秋田禎信 富士見ファンタジア文庫
読始4/28 読了5/2
コメント・・・
あいかわらずの大バカトリオ。魔術士オーフェン・弟子マジク・トラブルヒロインのクリーオゥ。
そしていつものように腹を減らして残りの食料の奪い合いをしているところに悲鳴が届く。
よし、助けて謝礼をむしりとろう。せめて食い物だけでも奪い取ろう(爆)
だがそこで待っていたのは羽の生えた犬と天人の遺跡であった。
腹を満たす暇もなく激烈なバトルが始まる!
まぁ、可もなく不可もなく、特にハジケない話。
むしろ気になるのは魔王の名前。
スウェーデンボリーって、スウェーで切るのかスウェーデンで切るのか・・・
どうでもいいけどな(笑)
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ゲームの伝道
GGXX/購入。
んー、昔と比べるとずいぶん新品発売即購入が増えたかな。
まぁ、それほど楽しもうという気は無く、ゲーセンで勝つための練習機材なのだが。