六月前期

『リネージュU』『LINEAGEU』『我が聖都を濡らせ血涙』
『逆宇宙レイザース,5』『マルドゥックスクランブル,3』『戦う少女と残酷な少年』
『呪いの鈴殺人事件』『ハスタール』『群狼の島』



『リネージュU 解放されし者』
手塚一郎 ファミ通文庫


読始6/1 読了6/2

コメント・・・
人気オンラインゲームのノベライズ。
と、言っても拙者はこのゲームをプレイしたことが無いので細かいことはよく分からないんだが。
神の呪いによって不死にされた王バイウム。
この強大な古代の王を倒そうとすることで各種族がいがみ合いをやめないだろうかと企むヒューマンの王。
そしてそれぞれの思惑を持ってエルフ・ダークエルフ・ドワーフ・オーク・ヒューマンらが集まりバイウムの城へと向かう。
色々とアイテム名とか出てくるけどサッパリわかんないや(笑)
とりあえず、当時まだ一度しか成功していないというバイウム討伐の物語。
んー、やっぱりゲームのことをそれなりに知っていないと理解できない部分があって物足りないかな。




『LINEAGEU 或る咎人の記録』
Mihira 電撃文庫


読始6/2 読了6/2

コメント・・・
人気オンラインゲームのノベライズ。
と、言っても拙者はこのゲームをプレイしたことが無いので細かいことはよく分からないんだが。
って前にも書いたな・・・
連続殺人事件に立ち向かうべく修行中のエルフ・ヴェイダは神の力を引き出すというプロフェシーを目指す初心者冒険者のヒューマン・タイエンと出会う。
「こいつは使える」と、ヴェイダの打算から付き合い始めた二人だが、修行を続けるうちに友情が生まれていく。
が・・・
タイエンは自分の意思とは関係なく殺人を犯してしまう。
彼は自分が自分の思い通りにならないことに恐怖し・・・
「運命を司る者」と出会うためのクエストに出る。
オチがかなり微妙だね〜
そんなんアリカ派とそう来たか派になるのかな。
拙者の場合は・・・ある程度読めてたから衝撃の弱いそんなんアリカ派になるのかな。
まぁまぁ、ってとこか。




『魔術士オーフェン はぐれ旅
我が聖都を濡らせ血涙』
秋田禎信 富士見ファンタジア文庫


読始6/2 読了6/5

コメント・・・
オーフェンはようやくキムラック教会に辿り着いた。
・・・
何のためだか覚えていません(爆)(爆)(爆)
なんだって全ての魔術士を排除すべく動いている教会の本拠地に来たんだっけなぁ?
そんな命の危険が有り余る都市にオーフェンは無理矢理付いてきたマジクとクリーオゥと共に侵入する・・・
だから今回はちょっぴり魔法の出番少な目のアクションストーリー。
まぁ・・・目的を思い出せないのであまり楽しめなかったというか(苦笑)




『逆宇宙レイザース,5 黒衣の妖巫王』
朝松健 ソノラマ文庫


読始6/5 読了6/7

コメント・・・
残すところ後一冊と言うことでクライマックスへと向かう。
・・・
その物語を語ろうとすると数々の中国漢字に妨害されるのが困ったものだ(爆)
吉水都英ら善の逆宇宙ハンター。白鳳坊ら悪の逆宇宙ハンター。
だがまだ手が足りないのか・・・
彼らまで参戦するのであった。そう、あの世の逆宇宙ハンターまで!!
ついに戦力充実。最終巻の大バトルへとなだれ込む。
全体的なストーリーはいいんだけど・・・
寺だの、道観の危機感の無さにストレス。
悪の妖術師がいつ襲ってくるか分からんと言うのにずいぶんとマヌケ面で生活してるなぁと。




『マルドゥック・スクランブル
The Third Exhaust―排気』
冲方丁 ハヤカワ文庫JA


読始6/7 読了6/8

コメント・・・
ついに最終巻。
SFでありながら依然としてカジノでギャンブルが続いている。
なぜなら彼女らの求めるもの・・・犯罪の証拠。
カジノのボスであるシェルの頭から抜き出した記憶は100万ドルチップの中に隠されてあるのだ。
なんか、未来世界だとイカサマの方法などいくらでもありそうだが・・・
まぁ、逆に見破る方法も未来的だということで良しとしよう。
とはいえバロットには必殺の空間把握能力とウフコックが裏返った手袋がある。
そして、ディーラーにはシャッフルテクニックがある。
つーか、ズルいよね。カードにマークを付けない様にって次々とカードを新品に変えるけど並び順が決まっている新品カードを使うのはずるいぜ(爆)
そして、ギャンブルの後は必殺のガンバトル。
万能ネズミウフコックが裏返りバロットの思うままに弾を放つ。
対するボイルドは小さい範囲で重力を操るフロート能力の使い手。
ようやくSFらしい闘いだ(笑)




『ブロークン・フィスト
戦う少女と残酷な少年』
深見真 富士見ミステリー文庫


読始6/8 読了6/9

コメント・・・
通称富士ミスと呼ばれ、存在することが『ミス』と言われる富士見ミステリー文庫。
さて、そんな富士ミスの一つであるこの本の内容やいかに!?
っていうか第一回富士ミスの大賞ですかい。
主人公羽山秋楽は空手少女だが探偵では無い(爆)
そして彼女に引きずられる下っぱ空手部員武田闘二。
二人が合宿先で出会う連続密室殺人事件。
果たしてそのトリックは?
なんというかあまりにもアチョチョチョチョーーー!!!なオチと、それをフォローするような(?)キャラクターの元気さ。
と、いうことでキャラは魅力的。トリックはアチョー(笑)
存在自体がミスというには至らないギリギリセーフ。




『呪いの鈴殺人事件』
藤田宜永 光文社文庫


読始6/9 読了6/12

コメント・・・
ちょっとしたミスを気に病むあまり誤診神経症になった気弱な医師横島誠。
院長の娘のところに婿養子に入ったんだけどね。悪徳病院のやり口にもなじめずに孤立していた。
そんな彼の働く病院で起きた不思議な病死者。
そして彼の前に現れた自称妖術師の大方総八郎に「それは呪殺だ」と決め付けられる。
ナンセンスとオカルトとミステリーが好きな人向け・・・らしい作品。
ナンセンスとオカルトはまぁ良しとしても、ミステリーはどんなものかな?
まぁ、主人公の頼りなさがちょっとアレだけど、全体的にはほどほどに面白い。




『ハスタール』
伏見健二 電撃文庫


読始6/12 読了6/14

コメント・・・
いあ、いあ、はすとぅーる
と、言えば専門家には分かるわけだが。
さすがにこのロリっぽい表紙を見たらクトゥルーモノとは思わないわな。
へぇ、ハスタールってのがクトゥルーに敵対する邪神で風の王ってのは全然知らなかったな。
どこかにクトゥルーの邪神の系統図無いかな?
三國タカトの前に現れた少女は彼の忌まわしき過去を呼び覚ます。
森の中ではりつけにされ、胸をえぐられて死んでいたはずの彼女が・・・
そして街を包む邪悪の気配。
ホトマの王とか、もぉ専門用語が多すぎて何がなんだか分からん!
ついでにハードカバーのセレファイス、ロード・トゥ・セレファイスの二冊の続編的存在らしい。
ホラー度数はかなり低めだが、邪の者はそれなりに強くて多数の死者もでる。
んー、まぁ、イマイチだね。




『群狼の島』
船戸与一 徳間文庫


読始6/14 読了6/15

コメント・・・
舞台はマダガスカル。最近はCG映画のタイトルになっただけに、名前を知らない人はいまい。
が、民主共和国であるとか、首都がアンタナナリヴォだとか、アフリカらしくないアフリカだとかいうことは全然知らなかった(爆)
そして、そんな国で元ギャンブラー現マグロ漁船の航海士「オレ」が復讐劇に巻き込まれる。
警察に追われる身になった彼は、知り合いの船長、復讐のフランス人と共に中国人の屋敷に隠れる。
国家のために役立とうと考えている中国人は、マダガスカルにソ連が築こうとしている核基地の破壊を彼らに依頼した。
完全破壊じゃなくて、レーダーサイトを破壊することでその正体を暴けば良しということだが・・・
一体どんな警備が待ち受ける?
というスリル満点の冒険劇。
なにより迫力があるのは、船戸与一の作品は主役が生き残るとは限らないから。
ハードボイルドに渋く、そして全然知らない国の近代史まで読めてしまうステキな一冊。
大満足。




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ゲームの伝道

そろそろモンスターハンターに燃えなくなってきたような・・・
いやいや、これはいい兆候ですよ。
ほかに積んでいるゲームを崩さなくては。