六月後期
『逆宇宙レイザース,6』・『神様ゲーム』・『スプートニクの恋人』
『蘭剣 からくり烈風』・『シェリフスターズMS,4』・『占星術殺人事件』
『今宵、銀河を杯にして』
『逆宇宙レイザース,6 玆き炎の仮面』
朝松健 ソノラマ文庫
読始6/15 読了6/16
コメント・・・
ついに最終巻。
巫術ギャングに対して逆宇宙ハンターが総力をぶつける。
白鳳坊が、都英が、すでに亡き比良坂に春夫までが白き仮面たちと戦うのだ。
白熱の魔術バトルで熱くなれ。
・・・
いかんな。夏に読む本じゃないな(爆)
『神様ゲーム』
麻耶雄嵩 講談社
読始6/16 読了6/19
コメント・・・
かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド・・・
ということで表紙挿絵が・・・ある意味スゲぇ、というかヒデぇ?
それはそれとして、小学4年生の少年探偵団たちが連続殺ネコ事件に立ち向かう。
という極普通の展開に加えて、平団員で主人公の芳雄は自称『神様』の鈴木太郎くんと親しくなる。
芳雄は鈴木君の態度を「なりきり神様」と割り切って彼に付き合う。
それが芳雄の世界で「神様ゲーム」と呼ばれるものである。
ところで、ネコ事件が解決しないうちに、芳雄の友人の英樹が死んだ(殺された?)
小学生の手には負えない大事件だが、果たしてどうなる?
そして神様である鈴木太郎くんの指し示す答えは?
コンセプトに反して、あまり子どもにはオススメできない無駄にブラックな一本。
つまらなくはなく、なんというかギリギリ麻耶雄嵩の世界崩壊系ストーリーになってるかな。
ほどほどに良い。というかもう一冊、芳雄&鈴木を見たいかも。
『スプートニクの恋人』
村上春樹 講談社文庫
読始6/19 読了6/22
コメント・・・
なんとなく裏表紙のあらすじに惹かれた。
あらすじっていうか、開幕の数行なんだけどね。
広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩き潰した。
が・・・別に何かが巻き上げられて叩きつけられるような話ではなかった(爆)
たしかにすみれが好きになったミュウは女性だったし、すみれ自体アバンギャルドな性格はしているが。
つまらなくはないんだけど、結局なんだったのかな?と。
村上春樹の本をいくつか読んでいれば「そういう」話だと納得できるのだろうか?
うん、よく分からなかったって感じだな。
『蘭剣 からくり烈風』
菊地秀行 カッパノベルス
読始6/22 読了6/26
コメント・・・
第三弾になって初の長編。
とある藩のお家騒動に巻き込まれた篝兵四郎。
ろくでもない家老ととんでもない家老との間で、殿の庶子である千代之助が狙われる。
なぜか兵四郎にからんでくる蘭剣の目的は?
そんな感じの不思議時代劇。
菊秀モノにお約束の異能者バトルもちゃんとあるぞ。
なんというか、幽剣抄にしろ、時代劇モノが上手いor上手くなったなぁ。
『トラブルシューター
シェリフスターズMS mission 04』
神坂一 角川スニーカー文庫
読始6/26 読了6/27
コメント・・・
同じシェリフスターズシリーズであるSSの4巻の裏側の話的存在。
レティとメニィが、彼女らシェリフスターズカンパニーの親会社であるクロフト社の株を大幅相続する予定の若者を護衛しているが、その彼女らを裏からサポートしろと言うのが今回の任務だ。
MS(モーニングスター)のサミィとイーザーの前に現れる敵は、イーザーの量産型であるイージス。
自分と戦いながらチームMSは何を思うか。
なかなか面白いけど、ギャグは足りないな(爆)
『占星術殺人事件』
島田荘司 講談社文庫
読始6/27 読了6/30
コメント・・・
やっぱ一冊くらいは島荘読んでなきゃまずくね?というわけで文庫番号1番のコレに手を出してみた。
人気名探偵、御手洗潔がココにデビュー。らしい。
立ち向かう事件は、40年前に起きた、そして小説のように書かれた事件の計画書はミステリファンに挑戦し続けていた。
なにしろ、その計画書に書かれた6人の娘殺害事件の犯人は父親であるはずなのに、その父親は事件より先に死んでいるのだから。
一体犯人は何者?
謎が謎を呼び、御手洗潔は全てを掴んでいるような・・・
ワトソン役の石岡は見当違いの推理を必死に行い・・・これは笑って見守るところか?
そして驚きの真実が明らかに!
舞台が明治だから成り立ったこのトリックを可とするか不可とするか。
とりあえず読みごたえはあった。なかなか満足。
『今宵、銀河を杯にして』
神林長平 ハヤカワ文庫JA
読始6/30 読了7/4
コメント・・・
久しぶりの神林長平。
なにかのハヤカワ文庫のケツにあった紹介文を見てなんとなく面白そうだと思った。
戦争をやめさせよう終わらせようとする二人の酔っ払いの大作戦。
・・・
ちょっと違わないか?
いや、これはこれで面白かったんだけど。
アムジ・アイラ一等兵とクアッシュ・ミンゴ二等兵の乗る戦車マヘル-シャラル-ハシ-バズ。
すみやかに分け前をぶん取れというステキな名前の戦車。
バカに長い名前のおかげで各種書類に不備が出て、アムジとミンゴは「シメシメ」と訂正書類を提出して戦場への出撃を回避するのであった(笑)
この名前のせいで本部のコンピュータまで頭がおかしくなったりしてもう大変。
彼らの上に現れた新車長カレブ少尉は自称天才?
いや、まだ机上の天才であって、イカレたこの惑星ドーピアに慣れればあるいは・・・
まぁ、そんな感じの「いつもの」?神林長平。不思議SFだね。
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メモ
このページの最終更新のときレイザース6のサブタイトルに「玄玄」の文字を入れよう。
この漢字を出すために文字コードいじったらhpエディタで開くとき文字化けしよるの。
いや、困ったもんだ。