九月後期

『呪縛の島の魔法戦士』『沙高楼綺譚』『孤剣』
『魔性迷宮』『怨霊記,3』

魔法戦士リウイ ファーラムの剣
呪縛の島の魔法戦士』
水野良 富士見ファンタジア文庫


読始9/17 読了9/20

コメント・・・
世界を滅ぼす魔精霊アトンを倒すことが出来る武器、ファーラムの剣を求めてリウイは旅立った。
鍛冶屋ヴァンの作った魔法武具のありかは、魔法の鏡で位置を知ることが出来るが・・・
彼らがまず最初に向かったのは一番遠く、一番過酷な、呪われた島ロードス。
おぉ、ついにリウイとパーンが顔をあわせることになるのか!
と、水野良ファンが喜びそうな展開。
で、通ぶった連中は気にいらねぇとかいってみたり(笑)
最終目標の限りない巨大さを考えたら、この話は準備体操ほどでもないって感じ。
ファンサービスだけというレベルかな・・・




『沙高楼綺譚』
浅田次郎 徳間書店


読始9/18 読了9/19

コメント・・・
沙高楼。
人生に退屈している人達が集まり・・・
墓場まで持っていこうと思っている秘密ごとを語る場である。
女装の主人がホストをつとめる不思議な場(笑)
知り合いの刀剣鑑定家に連れられ、彼はそこで人々の秘密を聞くことになるのであった。
5種5様の不思議話短編集。
まぁ、ほどほどに面白。




『用心棒日月抄 孤剣』
藤沢周平 新潮文庫


読始9/21 読了9/25

コメント・・・
江戸でその日暮らしをしながら、なりゆきで藩を救った青江又八郎が再び江戸に戻ってきた。
のだが・・・
まぁ、はっきり言ってしまうと前作ほどの面白さは無かった。
前は用心棒の仕事をしながら、行く先々で赤穂浪士の影が見え隠れするという不思議感覚がよかったのだ。
今回は、藩命によって大富静馬を追う仕事。
だが、金銭的な援護が無いため又八郎は自力で金を稼ぎつつ静馬を探すのだ(笑)
いや・・・探す時間はあまり取れず、偶然知るわけでもなく、なんとなく仲間的存在になったクノイチ任せなのがイマイチ。
用心棒の仕事もなんかピンと来ないモノが多目。
新キャラの米坂八内はそれなりによかったけど。
ストーリーは物足りなかったぞ、と。




『魔界都市ガイド鬼録 魔性迷宮』
菊地秀行 ジョイノベル


読始9/25 読了9/27

コメント・・・
オールスター・・・というには微妙だな。
ブルー・マンや死なずの醍醐が魔界都市に来てほどほどに暴れる。
外道棒八と屍刑四郎もがんばるぞ。
黒い男たちが狙う風呂敷包みの正体は?
まぁ、ごく普通にオーソドックスな菊秀モノ。




『怨霊記,三 大陸雄飛篇』
千秋寺亰介 トクマノベルス


読始9/28 読了10/3

コメント・・・
四国の隠れ里から最後の陰陽師が帝都に向けて出発する。
怨霊を操り、人を喰らう風魔の傀儡たちはすでに江戸にたまり、平将門の復活を狙っていた・・・
そんな感じの、明治オカルト陰謀アクション。
全体的には・・・あんま面白くないかな(爆)
しかし、まぁ、この手のお約束的な壮大なハッタリこじつけは面白いところもある。
今回の場合特にイマイチに感じたのはマリアの存在か。何しに出てきたのさ、ってね。
とりあえずハッタリを楽しむために続きは読むつもり。




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