十二月後期
『千里眼 洗脳試験』・『暁けの蛍』・『解体屋外伝』
『妖伝・三国志』・『カオスレギオン02』・
『千里眼 洗脳試験』
松岡圭祐 小学館文庫
読始12/18 読了12/19
コメント・・・
今までのシリーズと印象は変わらないな。
登場人物はあんまり好きになれないんだけど、ストーリーの進め方が上手くてサクサク読める(笑)
死んだはずの友里佐知子が生きていた。という展開から、心理センターが「無い」と言っている『洗脳』によって4000人もの人質を取る。
そんなサイコテロリストに岬美由紀が立ち向かう。
重いような、軽いような、バカバカしいような。
いろいろと面白く読ませる技術がすごいね。
『暁けの蛍』
朝松健 講談社
読始12/19 読了12/20
コメント・・・
作者のシリーズの一休モノ。
とは関係ない作品だけど、多分そっちで資料を読んでいるうちに他のアイデアが浮いてきたのであろう。
まぁ、一休の性格は変わって無いし同じ一休と言えなくも無いのかな。
河の渡しに乗り遅れた二人の男。一休と世阿弥はその晩を怪しの出る番小屋で過ごすことになる。
妖気のせいか二人は昔話を始めるが・・・
夢と現の不思議な世界と室町の闇。
コッチ系のいつもの、って感じかな。
ほどほどに良し。
『解体屋外伝』
いとうせいこう 講談社文庫
読始12/20 読了12/24
コメント・・・
リアルに何かを分解する話ではない。
精神世界の話。洗濯屋と言われる洗脳者、それに対して洗脳を解く役目が解体屋。
やってることはドッチもおんなじなんだけど。
そして主人公の解体屋はどこかの洗濯屋に敗北して記憶を消去されたっぽい。
彼は自分を狙うものに立ち向かうのだが・・・
少し上で千里眼という洗脳関係の話を読んだばかりだし、いいタイミングというか(笑)
なかなか楽しめたさ。
『妖伝・三国志』
辻真先 カッパノベルス
読始12/24 読了12/26
コメント・・・
三国志の時代ではあるが、まぁ、それだけとも言える。
孔明を狙う刺客と護衛。
特殊能力者同士の超人バトルってトコか。
このストーリーに切り絵っぽい挿絵ってどうよ?
ってツッコミくらいかな。
まあまあにそれなり。
『カオスレギオン02 魔天行進篇』
冲方丁 富士見ファンタジア文庫
読始12/26 読了12/31
コメント・・・
ヤバイ。
最後の最後に大当たり引いた。
冲方最高!!!
って吼えてしまうくらい満足した。
なんていうか『人が生きる』みたいな。
故郷を失った人が新たな故郷を求めて長い苦難の旅に出るのだが・・・
そして、あとがきを読んでもう一つの衝撃。
02の前に01っていう短編集があるんだってよ(爆)
道理で知らないキャラが既存的に普通に書かれているわけだ orz
まぁ、短編集だから後から読んでも補完できるか・・・
やれやれだぜ。
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