二月後期
『流沙の塔(下)』・『日本霊異物語』・『鎮西八郎為朝』
『陰陽寮,2』・『戦闘妖精・雪風<改>』
『流沙の塔(下)』
船戸与一 朝日文庫
読始2/17 読了2/21
コメント・・・
海津明彦を始めとして、各種立場の戦闘担当者がいる。
そして、だれもその真実は知らされていない。
表向きの理由は聞いているが・・・
果たしてその真実とは?
謎が謎を呼び、全てが最悪のシナリオへと・・・
『怨霊記外伝
日本霊異物語』
千秋寺亰介 トクマノベルス
読始2/21 読了2/23
コメント・・・
本編が書けなくなった作者が外伝に逃げ出した(笑)
話は主に怨霊師たる真名瀬舞を中心に語られる。
まぁ、それなりにオカルティックで面白くはあった。
『鎮西八郎為朝』
津本陽 講談社文庫
読始2/23 読了2/25
コメント・・・
源氏の嫡流、源八郎為朝。
時代的には平清盛がモリモリと勢力を伸ばし始めたところだ。
天下無双の巨体怪力の若武者。
九州で山賊のようなまねをしてみたり、伊豆で海賊のようなまねをしたり、崇徳上皇と鳥羽上皇の争いに巻き込まれ敗北したおかげで(?)波乱万丈の人生を送る。
後半は歴史ではなく伝説重視で琉球に渡って大活躍の展開まで。
血はずいぶん流れるけど、まぁ、おもしろいかな。
『陰陽寮 弐 怨霊篇』
富樫倫太郎 トクマノベルス
読始2/25 読了2/28
コメント・・・
1巻を読んで(4年ほど前だが・・・)特に陰陽術バリバリの退魔物語ではないということがわかっていたせいか割合楽しく読めた。
メインは出自に何か秘密のありそうな少女杏奈。
父に死なれ継母と義姉にいじめられて従姉の清少納言を頼って後宮仕事。
しかしそこも平和な場所ではなく、女同士の熾烈な争いが。
そして前回とは違って(?)安倍清明が命がけの闘いに。
そんな感じで盛り上がるんだけど、1巻で登場した場面の別視点はほぼサラっと流されて「あれ?どんなシーンだったかな?」と頭をひねることもあり。
ま、面白いかな。
『戦闘妖精・雪風<改>』
神林長平 ハヤカワ文庫JA
読始2/28 読了3/6
コメント・・・
アニメ映画にもなった戦闘妖精・雪風の改訂新版。
つまり大筋はモトのままなんだけど・・・細部はほとんど覚えて無いから問題ないな。
ある日南極に生まれた異世界との通路。
そこを通って敵・・・ジャムはやってきた。
地球人はなんとか押し返し、通路の向こう側・・・フェアリイ星に水際防衛の前線基地を作った。
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