三月後期
『野望円舞曲,3』・『闘・真田神妖伝』・『KAIKETSU!赤頭巾侍』
『無重力でも快適』・『修羅鏡』
『野望円舞曲,3』
荻野目悠樹 原案:田中芳樹 徳間デュエル文庫
読始3/17 読了3/19
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自らの闘争資金を溜めるために戦争まで引き起こしたエレオノーラ・ファルネーゼ。
だが、その金融混乱を利用して何者かはオルヴィエートでの暴動を引き起こすのだ。
自分が原因を作ったと言えるエレオノーラは一体どうする?
そんな感じだからイマイチ爽快感とか無いな。
それぞれの人々の目的がイマイチ不明なのも乗り切れない気分?
『闘・真田神妖伝』
朝松健 ノンノベルス
読始3/19 読了3/
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三部作ついに完結。
大阪夏の陣が始まり、ついに豊臣家が押しつぶされる。
西軍として必死に活動する猿飛佐助ら真田十勇士の運命やいかに。
一応歴史を基にしているので、負けることが分かっている主人公サイドがどうなるのか気になるような気もするし、敗北ストーリーを読みたくなくなるような気もする。
うーん、複雑だね。
『KAIKETSU!赤頭巾侍』
鯨統一郎 徳間書店
読始3/27 読了3/28
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今までに無いタイプの(?)微推理小説。
久留里一太郎は世の悪を許せず、赤頭巾を纏い、犯罪者を叩き切るのである。
情報元は瓦版屋の勘太。
「おう、下手人は誰だ」「へい、OOで」
斬る
そして自身番に行くと・・・「しかしあやつにはアリバイがあった」となって一太郎真っ青(笑)
必死に犯罪者のトリックを考える。
というパターンのお笑い系ショート微推理。
とくに勘太の家に乗り込むあたりはだんだん笑いが止まらなくなってくる。
うん、満足した。
『無重力でも快適』
草上仁 ハヤカワ文庫JA
読始3/28 読了3/29
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いつもの(?)楽しいノリの物が多いSF短編集。
ほどよく楽しめる。
『白鳳坊伝綺帖 修羅鏡』
朝松健 ソノラマ文庫
読始3/29 読了4/2
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数々の秘術を混ぜ合わせ、織田信長は自身から不純物を抜き出した。
そして不純物として切り離されたのが修羅鏡である。
が、それがなんなのか何者なのか分からない。
おそらく、と思われる者、お凶・どぶ六・白鳳坊の三人。
彼らは自分たちを狙う信長に反撃を開始する・・・
三人を援護する武将、十兵衛。これが誰なのかなかなかわからなかった。
なにしろ十兵衛といえば柳生だし(笑)
それはそれとして、なかなか面白い伝奇モノ。
白鳳坊というキャラが濃いのかな。逆宇宙ハンターシリーズと密着してはいないけど。
白鳳坊は白鳳坊のままであった。
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