四月前期
『虹の谷の五月(上)』・『虹の谷の五月(下)』・『公子風狂』
『UMAハンター馬子,1』・
『虹の谷の五月(上)』
船戸与一 集英社文庫
読始4/3 読了4/5
コメント・・・
舞台はフィリピン。セブ島。ガルソボンガ地区。
何十年かぶりに帰ってきた女は、日本の年寄りと結婚してひと財産手に入れたのだった。
通称クィーン。
すぐに日本に戻っていったがそれ以来ガルソボンガ地区はおかしなことになっていく。
そんな土地での、日本人とのハーフでジャピーノと蔑称されるトシオ・マナハン13歳の成長記。
あるいはろくでもない土地のろくでもない物語?
『虹の谷の五月(下)』
船戸与一 集英社文庫
読始4/5 読了4/9
コメント・・・
トシオは、成長する。
たった二年で、様々な事件に出会いすぎる。
大事な人たちとの別れ。それが少年を成長させたか。
まぁ、なんといっても知らないことを知れるのが船戸作品のキモか。
フィリピンなんて知ってるようで全然知らないからね。
仮に知っていたとしても観光案内程度で(笑)
好きこのんでヨソの国の暗部を調べようとする人はいないわなぁ。
そんな知らないことを教えてくれる・・・まさに冒険小説!
『公子風狂
三国志外伝 曹操をめぐる六つの短篇』
藤水名子 講談社文庫
読始4/9 読了4/14
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女性らしい作品?
ラブロマンス系のお話で、中国にロマンとか爽快感とかを求めている人には合わないと思われる。
曹操、息子や妻や孫。
この辺の曹一家のジメジメした感じの明るくない物語(爆)
『UMAハンター馬子 完全版,1』
田中啓文 ハヤカワ文庫JA
読始4/15 読了4/18
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ケバケバしい大阪のオバハン、蘇我家馬子。
おんびき祭文という不思議芸能でドサ回りをしつつ、各地の不老不死伝説を調べ歩く。
弟子のイルカは苦労の連続。
今日出会うのはネッシーかヒバゴンか。
オカルトストーリーギャグ風味。
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