6月後期

『ネコソギラジカル,上』『ネコソギラジカル,中』『ネコソギラジカル,下』
『呉・三国志,5』


『ネコソギラジカル(上) 十三階段』
西尾維新 講談社ノベルス


読始6/16 読了6/18

コメント・・・
戯言シリーズ最終章。
主人公は欝気味だし、展開はだんだんヘンな方向に進んでいるのであまり期待はしていないのだが(笑)
主人公を「俺の敵」と呼ぶ狐面の男。十三階段と名付けた手足を連れて世界の終わりを求める。
いーちゃんはどう対抗するか。
名前だけで出番のなかった連中がようやく活躍。
敵と味方の大攻勢。そして・・・いくらかの死者・・・
微妙だなぁ。




『ネコソギラジカル(中)
赤き制裁vs.橙なる種』
西尾維新 講談社ノベルス


読始6/18 読了6/20

コメント・・・
一旦引いたキツネ面の男に対し、十三階段の切り崩しを謀るいーちゃん。
だがそれは・・・計算のうちだった?
そして、みんなが待ち望んだあのキャラがようやく到着。
と、まぁ、ポイントでは楽しめる小ネタもあるけど、大局的には面白いかどうか微妙。




『ネコソギラジカル(下)
青色サヴァンと戯言遣い』
西尾維新 講談社ノベルス


読始6/20 読了6/23

コメント・・・
戯言シリーズ最終章完結。
なにが面白いかなぁ・・・やはり面白くないのかもしれない。
でも先が気になるんだよな。それって面白いってことじゃないの?(爆)
しかし、振り返ってみてもココが面白いというものが思い出せない。
やっぱり面白くないのだろう。
とはいえ最後まで読むのに苦痛などなかったし・・・まぁまぁかな。
いくつか謎は残ったまま、ほどほどにハッピーエンドで大団円。
めでたしめでたし。うん。キャラクターがネコソギに死ななくて良かった。




『呉・三国志 長江燃ゆ,五
秋風の巻 興亡の巻』
伴野朗 集英社


読始6/24 読了7/2

コメント・・・
死せる孔明生ける仲達を走らす。
という言葉の裏側にこんな策略があったとすれば面白いな。
・・・と面白かったようなことを書きながらも面白くない一冊だったと断定しよう。
なにしろこれで三国志が終わるのだ。
魏呉蜀の三国が見事に亡くなる。
あっという間の話だ。だがそれが悲しいというのではない。
どの国も人材レベルが落ちてしまい、その話を読んでも面白くないのだ。
宦官の黄皓に専横される蜀なんかブザマすぎて見てらんない。
呉は耄碌した孫権による跡継ぎ指定の不足というか、国が割れて国力が絶望的に。
魏はより力のある司馬一族にのっとられたのだからまだマシか。
そんなわけで、一国を興すほどのパワーを持った漢たちの話に比べ、国を維持することも出来なかった無能者の話で尻すぼみに終わるというのはなぁ・・・。




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