8月前期

『ワタシnoイエ』『ソフトタッチ・オペレーション』『フリッカー式』
『悪魔のミカタ,5』

『シム・フースイ version1.0
ワタシnoイエ』
荒俣宏 角川ホラー文庫


読始8/2 読了8/6

コメント・・・
シム・フースイのシムはシミュレーションのsim。
新婚の新居にカビが容赦なく増殖する恐怖の展開。
妻がノイローゼになり、精神科医から気休めに勧められた風水師。
風水師黒田龍人は悪い風水に立ち向かうことになる・・・
んー・・・
論理無き不条理カビホラーの方が良かったかなぁ?
微妙にオカルティックなのでスッキリ解決しないラストが気にいらない。
風水も効果があったのかどうかわからないし(爆)
それでいて続編を読んでみたくなる不思議(笑)




『神麻嗣子の超能力事件簿
ソフトタッチ・オペレーション』
西澤保彦 講談社ノベルス


読始8/6 読了8/8

表題作を含む5本の超能力事件。その発生と解決。
なにが起きていて何を推理したらいいのかよく分からないうちに話が終わる(笑)
それなりに面白いけど、ナゾのストーリー進行は無い。




『フリッカー式鏡公彦にうってつけの殺人
佐藤友哉 講談社ノベルス


読始8/8 読了8/11

コメント・・・
まぁ、イカレ小説のひとつだな(爆)
妹がレイプされて自殺した?
そして兄である公彦のモトに現れた怪しげな男は証拠のビデオと、三人の犯人の娘の写真・スケジュールを持ってきた。
さて、公彦はどう動く?
さらに80人くらい殺しているナゾの殺人鬼突き刺しジャックや、彼の視覚をジャックしてしまう少女まで現れてなにがなんだか。
最初は公彦に共感も出来たんだけどね。首尾一貫しない態度やナゾ展開にダメだこりゃ。
それなりのオチはついたけど・・・さて。




『悪魔のミカタ,5 グレイテストオリオン』
うえお久光 電撃文庫


読始8/11 読了8/14

コメント・・・
真嶋綾はある日、悪夢から覚めたら左腕にナゾの腕輪が憑いていた。
それは悪魔の実。肉体を変化させる能力を持つヒトケタナンバー。
だがその悪魔の実にはオマケがついていて?
という展開よりもむしろ熱血ボクシングストーリーです(なんでやねん
まぁ、それなりに。




『忍法破倭兵状 山田風太郎忍法帖短篇全集3
山田風太郎 ちくま文庫


読始8/14 読了8/17

コメント・・・
楽しめないなぁ(爆)
面白いとかつまらないじゃなくて、必死の修行で超絶忍法を見につけた忍者が、将棋の歩よりもテキトーな使い捨てに扱われて哀れを感じる。
そんな感じの短編集。
長編と比べて華麗な見せ場が少ないだけに「無残やな 兜の下の きりぎりす」と詠みたくなる。
まるっきりつまらないわけじゃないんだが。




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