8月後期

『タイムスリップ水戸黄門』『ダーク・タワー,1』『二色人の夜』
『いぬかみっ!2』『ボルネオホテル』『メイズプリズンの迷宮回帰』
『封仙娘娘追宝録,8』

『タイムスリップ水戸黄門』
鯨統一郎 講談社ノベルス


読始8/17 読了8/19

コメント・・・
正直、第一作の名作森鴎外からどんどん下方に進んでいくタイムスリップシリーズだが(爆)
今回はつまらなくはないが面白いというほどでもない・・・
悪く言えば毒にも薬にもならないってヤツか(爆)
現代に来てしまった水戸黄門。シリーズの主役である麓うららと愉快な仲間たちをお供のように引き連れて、誘拐された水戸大臣の身代わりとして働くのだが。
いろいろと結果の予想がついてしまう・・・ふむ、水戸黄門なだけにオチがバレバレのお約束でなければいけないという理論もありだな(笑)




『ダーク・タワーT ガンスリンガー』
スティーヴン・キング 風間賢二:訳 新潮文庫


読始8/19 読了8/23

コメント・・・
シャイニングなど、ホラーで有名なスティーヴン・キング。
しかし、これはホラーというよりはファンタジー。ウエスタンファンタジー。
ガンスリンガーのローランドは黒衣の男を追って砂漠を、荒野を旅し続ける。
追いついて一体どうするのか・・・
ダークファンタジーにして、キングの作品世界全てを繋ぐらしい物語の序章的一冊であるため、この一冊からはたいした面白みを感じきれない。
続きを読むかどうかは微妙。
アメリカ的(?)どうでもいいところの描写が鬱陶しいのもなぁ・・・




『シム・フースイ version2.0
二色人ニイルピトの夜』
荒俣宏 角川ホラー文庫


読始8/24 読了8/24

コメント・・・
シム・フースイシリーズ第二弾。今回は石垣島の物語。
ナニかの力で海から死んだ珊瑚の塊が砂浜に上がり、腐臭を放つ。
そしてカンダーリ・・・神障りと呼ばれる少女は暴力的な神に翻弄される。
彼女を助けてくれる存在は全身黒ずくめの・・・
風水師黒田龍人は石垣島に何を見るのか。
風水が役に立っているのかどうか微妙な気がするオカルト本。
それなりに良かった。




『いぬかみっ!2』
有沢まみず 電撃文庫


読始8/25 読了8/27

コメント・・・
魔物退治系スチャラカラブコメの二巻。
犬神のよーこが犬神使いのけーたの浮気性に嫉妬して暴れ回るという、うる星やつらの頃から続くお約束ストーリー(爆)
さらにけーたの親戚の薫が操る10匹の犬神少女まで登場するから大変なことに?
やっぱり、アニメ版を見ていたから楽しめるのかもしれない一本。




『ボルネオホテル』
景山民夫 角川ホラー文庫


読始8/25 読了8/29

コメント・・・
角川ホラー文庫の巻末広告でなんとなく興味を惹かれたので読んでみる事にした。
なにかに憑かれたようにして修復された英風住居。
妖気溢れるその屋敷は、見事なまでに獲物を釣り上げる。
日本の新婚。オーストラリアの家族。インドの商人。アメリカ女子大生。日本記者。
彼らの魂は悪しき館に食い尽くされてしまうのか。
魔に対抗する力が出てくるので、拙者の分類的にホラーではなくてオカルトです。
それなりに楽しめた。




『ソウルドロップ虜囚録 メイズプリズンの迷宮回帰』
上遠野浩平 ノンノベル


読始8/29 読了8/31

コメント・・・
人の持つ何かを観察している謎の存在ペイパーカット。
命と同価値の物、キャビネッセンスを奪われると人は死ぬ。
しかし今回はむしろ・・・
ペイパーカットを追う謎の保険会社サーカムにペイパーカット詐欺を狙う少女と脱獄老人ペア。
そしてその老人はかつて日本の大物的存在である東澱の跡継ぎを殺害した容疑で逮捕されていた。
老人を狙ってそっちまで動き出したわけで大混乱。
このなかでペイパーカットとか飴屋とか呼ばれる存在は人間の何を視るのか?
そんな感じの、良く分からないお話(爆)




『封仙娘娘追宝録,8
刃を砕く復讐者(上)』
ろくごまるに 富士見ファンタジア文庫


読始8/31 読了9/2

コメント・・・
むむむ?と首をひねった。
7巻読んだっけ、と。まぁ読んでいたようだが全然覚えていない。5年くらい前だしな。
どういうことか思い出せないが、刀の宝貝である殷雷刀は体が壊れかかっていた。
そんな殷雷に恨みを持つ轟武剣が現れようとしていた。
んー・・・
つまりその轟武剣の紹介みたいな過去話がメインかな。ま、その程度。




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