10月後期

『精霊の守り人』『リング』『柳生刺客状』
『新宿チャンスン』『トリニティブラッドROM,2』


『精霊の守り人』
上橋菜穂子 偕成社


読始10/18 読了10/21

コメント・・・
小学生向けのようでひらがな多目・・・なんだけど。
ちょっとばかしストーリーがディープじゃないかい?って思うんだよね。
しかも腕利き女用心棒(30歳)がメインキャラって、もはやどんな層を狙っているのか・・・
って、擬似親子愛的なモノか。
皇子チャグムと彼を守る人たち。アレとソレが協力してゴールを目指す展開はいいな。
そういうのが好きなのだよ。




『リング』
鈴木光司 角川ホラー文庫


読始10/21 読了10/25

コメント・・・
かなりのブームを巻き起こしたアレ。
しかし、拙者は映画も原作も完全スルーしていたわけで(爆)
今になって突然読んでみようと思ったのはなぜか・・・それがホラーだ・・・
と、いうわけで、見たら一週間後に死ぬビデオとか貞子とかその程度しか知らなかった、あるいはそんなメインの部分を知っていた、のであるが小説は読者をグイグイと引き込む非常に上手い書き方だと思った。
恐怖感が読ませたか?あるいはなんとなく知っている展開にならないことを不思議に思いながら?
最後まで読んで「フハー」と息をつく。
うむむ、さすがにブームを起こすだけの力はあるぜ。
だけど映画のCMで見た髪を顔の前にザンバラリンと垂らして現れる貞子なんか出てこないわけで(爆)
こっちはこっち、あっちはあっちなんだなぁとか思ったりも。
いや、それが良いとか悪いとかじゃなくて。




『柳生刺客状』
隆慶一郎 講談社ノベルス


読始10/25 読了10/28

コメント・・・
短編集+書かれなかった長編の書き出しの部分。
んー・・・書きかけの部分を出版されるって作者的にどうなんだろ(爆)
しかもなんだか凄く面白くなりそうだから困る。
短篇は比較的暗い話なので単純に面白いとは言いにくいか。
「生き様」は見られるんだけどね。
まぁ、わりとイイという程度にとどめるか。




『シム・フースイ version3.0
新宿チャンスン』
荒俣宏 角川ホラー文庫


読始10/28 読了10/31

コメント・・・
チャンスンとは魔よけ柱である。
ある日ソレが掘り起こされ、新宿新都庁がとてつもない災厄に見舞われる・・・
カカシのような一本足の鬼神トッカピが跳ね回る。
東京のど真ん中で朝鮮の鬼神と中国発祥の風水がぶつかり合う、かもしれない。
面白いことは面白いけど、むしろ知識回収のために読んでる気がするシリーズ。
続きがあればまた読むかな。




『トリニティ・ブラッドReborn on the MalsV
夜の女皇
吉田直 角川スニーカー文庫


読始10/31 読了11/2

コメント・・・
2巻には微妙に不満があったけど、今度はgoodだったな。
吸血鬼帝国の皇帝にひそかに会いに行くアベルとエステル。
そして彼らを国に連れて帰った長生種のイオン。
彼ら休戦協定のための使者の邪魔をするのが人類を敵と見る強硬派。さらに裏には騎士団が。
誰が味方で誰が敵か。
錯綜する線が読み手をひきつける。というわけでイキオイよく読めた。




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