2月前期
『玩具修理者』・『敵は海賊・正義の眼』・『ミッションスクール』
『マルドゥック・ヴェロシティ,1』
『玩具修理者』
小林泰三 角川ホラー文庫
読始2/1 読了2/7
コメント・・・
多分、一部で有名な作品。第二回ホラー大賞短編賞受賞作。
休載マンガHxHに出てくるピトーの念能力もコレだろう。
まぁ、さすがにその作品が30数ページという本気の短編だとまでは知らなかったが。
もう一つの長編は酔歩の人。
どちらも妙な味わいの・・・ホラー?
味わいが妙なのはSF風味のせいか。
玩具は「生命とは何か」酔歩は「時間とは何か」
ホラーでは滅多に見かけないテーマである。
面白くはあるが、怖い・・・か?
『敵は海賊・正義の眼』
神林長平 ハヤカワ文庫JA
読始2/7 読了2/9
コメント・・・
続編をすっかり諦めていたシリーズの新作を図書館で発見。
ラテルとアプロとラジェンドラ。久しぶりに見ても相変わらずのバカトリオ(笑)
彼らが追うことになるのは海賊ヨウメイによって夢の中で海賊を殺す能力を得た幼稚な扇動者ゲラン。
海賊狩りは正義だ、カッコイイと言うゲランに対して、宇宙警察海賊課の連中は海賊も俺たちもいなくなっちまえと。
『ミッションスクール』
田中哲弥 ハヤカワ文庫JA
読始2/10 読了2/14
コメント・・・
ソッチの意味もあるが、やはり比重が大きいのは作戦学園の方だろう。
だがそんなことはどうでもよくなるくらい大バカな話である。
でもひょっとしたら作者は西の人なのでドアホな話なのかもしれない。
とにかく脳みそが狂う程度にはイカレた話なので正気な人にはオススメできない。
そんなステキ学園短編集である。
あまりにもバカすぎるから昔の作品を読みたくなった。大久保町、読んでみるか。
『マルドゥック・ヴェロシティT』
冲方丁 ハヤカワ文庫JA
読始2/15 読了2/
コメント・・・
マルドゥック・スクランブルの続編であるが、時代は過去。
バロットとウフコックの最大の敵となり追ってきたディムズデイル・ボイルド。
バロットの前のウフコックのパートナー。
そう、彼がウフコックと組んでどんな生き方をしたのかが語られる。
そしてそれはマルドゥック・スクランブル09/証人保護プログラム/証人を消そうとする犯罪者から武力で持って立ち向かう戦士達。
彼らは戦争で大怪我をしたポンコツ兵。だが科学の力で新たな力を得て甦ったのだ。
と、まぁ、非常に面白そうな展開ではある。
ではあるが・・・スクランブルに話が続くとすればボイルドがやさぐれるようなろくでもない展開が待っているのかと思うと読む気力が失せていく。
面白いのに読みたくない二律背反。面倒な本だぜ?
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