4月後期

『不気味で素朴な囲われた世界』『新ロードス島戦記,6』『刀語,4』
『天帝のはしたなき果実』

『不気味で素朴な囲われた世界』
西尾維新 講談社ノベルス


読始4/17 読了4/21

コメント・・・
平凡な日常から逃れたかった中学一年生串中弔士。
だがその日常を打ち砕いたのは姉である串中小串の死体だった。
学園の時計塔から突き落とされた他殺体。
ここへ登る道を知る者は自分を含めごくわずか。
大好きな姉を殺した犯人を捜すため、学園一の変人、病院坂迷路と探偵ごっこを始める。
まぁ推理小説というよりは若者の主張的な・・・そんな感じ。




『新ロードス島戦記,6 終末の邪教(下)』
水野良 角川スニーカー文庫


読始4/21 読了4/21

コメント・・・
ロードスの歴史がついに完結。
ロードス本島からパーンが義勇軍を引き連れてマーモに上陸。
ディードリットやスレインなど頼りになる仲間たちとともにカーディス教団と決戦を。
まさにロードスの全てをかけた最終戦争。
のワリにはそれほどスケールが大きくもないような・・・小さすぎはしないけど。
とりあえずこういうノリは大好きだ。満足満足。




『刀語 第五話 賊刀・鎧』
西尾維新 講談社ノベルス


読始4/21 読了4/22

コメント・・・
九州にて海賊の親分が着込んだ変体刀、鎧。
ヨロイだね。うん。刀じゃなさそうなんですが(笑)
まぁ一応、縁の部分が切れるようになっているらしいが。
刀を持たない剣士、鑢七花がいかにして戦うか。
でも本当は奇策士とがめの恥ずかしいシーンのアレコレを書きたかっただけじゃないのかなぁとも思える一本。
最後の最後の技コマンドで吹き出せ。




『天帝のはしたなき果実』
古野まほろ 講談社ノベルス


読始4/23 読了5/7

コメント・・・
読書ペースが少々上がってきたので思い切って手に取った弁当箱本(笑)
年号は出てなかったような気もするが、JRが存在しつつも軍人がいるという不思議世界?
勁草館高校に通う古野まほろたち吹奏楽部員が出会う殺人事件。
いや・・・全然発生しなくて、キャラに少し愛着が出てきていっそこのまま青春小説ジュヴナイルしてくれればいいのになぁ、と思った頃それは来る。
とはいえ、黒死館殺人事件のような詩に継ぐ詞。悪意をこめてさぶかるちゃあとか言われても仕方の無い・・・本当に読み手にそんな知識を求めているのか?みたいなめんどくささは感じる。
800ページ越えを読み干した甲斐はあった・・・かなぁ?微妙。
嫌いじゃあないけど、面白いというのはためらわれるところだな。




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