12月前期

『骸骨ナイフでジャンプ』『ブラックブラッドブラザーズS1』『お腹召しませ』
『幽霊船が消えるまで』『島田荘司very best10』

『骸骨ナイフでジャンプ』
阿智太郎 電撃文庫


読始12/3 読了12/4

コメント・・・
ぽっちゃり系のぼんやり少年、天現寺大地は遊園地で骸骨ナイフと出会い、怪我をする。
そして、異世界へ飛ぶことになる。彼に好意を寄せる少女里織奈と共に。
一応、皆殺し系海賊とか出てくるけど、阿智太郎の本はギャグなのでさほど気にすることは無いだろう。
ほどほどに期待。




『BLACK BLOOD BROTHERS S1
―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 短編集―』
あざの耕平 富士見ファンタジア文庫


読始12/4 読了12/5

コメント・・・
というわけで横浜沖の人工島。人と吸血鬼が同居する土地。
双方を繋ぐ会社、オーダーコフィンカンパニーの調停者をしている葛城ミミコ。
そしていろいろあって彼女の護衛に付いた、伝説の吸血鬼銀刀こと望月ジロー。
その弟でカワイイだけが取り得のコタロウ。
彼らが短編集らしく、比較的おバカにギャグる。
んだけど・・・
バカが過ぎて、見てらんないレベルに届いているのが難。
キャラが笑えることをするならともかく、マヌケで役立たずなだけ、ってのがね。




『お腹召しませ』
浅田次郎 中央公論社


読始12/7 読了12/11

コメント・・・
作者の「そういえばこんな話を聞いたなぁ」という思い出話的に始まる幕末フィクション短編集。
シリアスな中にも妙な可笑しみがあってニヤニヤしてしまう。
責任を取って腹を切るしかなさそうな男に対して冷静に「オハラメシマセ」と声をかける妻・娘。
儀礼的なアレの受け渡し。斜駕篭はすかご
残念無念。
面白かった。




『幽霊船が消えるまで』
浅田次郎 中央公論社


読始12/8 読了12/12

コメント・・・
知識は天才。常識欠如。そんなド田舎島出身の天地龍之介が行く先々で事件に巻き込まれる。
ほのぼのミステリー短編
探偵の行くところ事件あり。
いや、龍之介は探偵じゃないけど(笑)
それにしても絶対平和とでもいう能天気な主人公のせいでちょっとした犯人も極悪に見える。




『島田荘司very best10 auther’s selection
島田荘司 講談社BOX


読始12/12 読了12/17

コメント・・・
島田荘司の短編10本。5本が自選で、5本が読者選。
この本は作者の選んだ方の5本。
島荘に興味はあったけどなかなか読む機会が無かった。御手洗潔は横浜が舞台か。
地元の話であれば読みたくなってくるねぇ。
この本は短編ゆえに深い推理は無い、というか、推理じゃないものまで入ってるけど。
とりあえず長編推理を読んでみるかな。




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