3月後期

『漫々快々』『戦う司書と恋する爆弾』『断章のグリム』
『ゼロの使い魔』『シュレディンガーのチョコパフェ』『腕貫探偵、残業中』
『グイン・サーガ,3』


『漫々快々 みんなのマンガがもっとよくなる
菅野博之+唐沢よしこ 美術出版社


読始3/16 読了3/24

コメント・・・
マンガの描き方講座。
まぁ拙者も描きたいとは思っているが、画力と時間とその他諸々で描くことは無いだろう。
しかし、描く人だけではなく読む人にもオススメできる。
コマの使い方。絵の配置など、マンガの見方がちょっと変わってくる。
アップとロングの使い分けとか。
そういうことを考えて描くとイイのか、と。なかなか興味深い。
満足した。




『戦う司書と恋する爆弾』
山形石雄 集英社スーパーダッシュ文庫


読始3/17 読了3/18

コメント・・・
戦う司書は女だけど爆弾が恋する相手は司書では無い。
人の魂が化石のように記憶が詰まった『本』になる。
その本を回収する図書館。そこを守る武装司書。
敵対する神溺教団。そこで洗脳され人間爆弾とされた家畜人たち。
無駄に人が死んでいくブラックなストーリーが微妙かな。
爆弾の恋はなかなかイイとは思うけど。




『断章のグリム,1 灰かぶり
甲田学人 電撃文庫


読始3/18 読了3/20

コメント・・・
神は全知全能なのであらゆる恐怖を一度に見てしまい、それが気に入らなかったので全部切り捨てた。
それが人の無意識から零れ落ちた時、悪夢は童話の形を模して現実世界に暴走する。
シンデレラの事件に巻き込まれた少年、蒼衣。
事件と関わるうちに自分が過去に出会った禍のことを思い出す・・・
まぁ、とりあえず、良く使われる単語にやたらとカタカナのフリガナがうってあって、そういうお年頃の読者向けかな、と思う。
ついでにあんまりハッピーじゃない。
グリムなシンデレラに出てきた意地悪姉はハトに目玉をつつき喰われたとか・・・
まぁそんな感じでむしろ血まみれです。
評価、微妙。




『ゼロの使い魔』
ヤマグチノボル MF文庫


読始3/20 読了3/22

コメント・・・
3期までアニメ化されたそのスジでは有名な作品。
魔法成功率ほぼゼロのルイズが使い魔を召喚したら、日本の少年が呼び出されてしまった・・・
貴族のルイズと平民で使い魔でバカ犬な平賀才人のツンデレストーリー?
ストーリーは知っていたから驚きというものは全く無かったけど、まぁ面白いかな。




『シュレディンガーのチョコパフェ』
山本弘 ソノラマ文庫


読始3/23 読了3/27

コメント・・・
SF小説短編集。
SFとは、バカなことを大真面目に考察するものである。らしい。
そしてこの本でも何を言っているのか良くわからない説明とか出てくるのでちと困る(爆)
良く分からなかったりイマイチだったりの中で一番楽しめたのはメデューサの呪文かな。
言語文明とか、オチとか、なかなか面白かった。




『腕貫探偵、残業中』
西澤保彦 


読始3/28 読了4/1

コメント・・・
実在するのかしないのか。
腕貫をつけた、葬儀屋と思われるような不思議な雰囲気の市役所員。
だが彼は市民の胸のモヤモヤを晴らすべく、日夜相談に乗っているのだ。
たまには美味しい料理屋の情報もリークします。
そんな不思議な彼の安楽椅子探偵連作集。
西澤節というか、いくつかのストーリーのキャラクターの存在が絡まってるのね。
この辺は上手いと思う。
本編は比較的、出だしで嫌な気分になって、後半回復する感じ。




『グイン・サーガ,3 ノスフェラスの戦い』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始3/30 読了3/31

コメント・・・
死と不毛の地であるノスフェラスに暮らす小人、セム族の領土を奪おうとゴーラの大部隊が攻め込んできた。
が、脱ぐことの出来ない呪われた豹頭仮面のグインにはなにやら策があるようだ。
さしあたってセムの村を目指すが谷間の道をふさぐバケモノが・・・
そんな本編よりもプロローグに書かれたゴーラの僭王イシュトヴァーンとかケイロニアを見捨てた豹頭王グインとか、やけに気になる文字がある。
100巻を越えるストーリーで何がどう進むのか。




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