4月前期

『トポロシャドゥの喪失証明』『神様家族』『いぬかみっ!11』
『ブラックブラッドブラザーズ,4』『カレーライフ』『エルリック・サーガ,1』



ソウルドロップ彷徨録 トポロシャドゥの喪失証明』
上遠野浩平 ノンノベル


読始4/1 読了4/2

コメント・・・
人の持つ命に等しい価値を持つものキャビネッセンス。
人間を知るため?それを研究しているらしい飴屋・ペイパーカット
今回は、キャビネッセンスのレプリカを目指した幾何学的ガラス細工トポロス、の保険を請け負っている男が狙い目?
彼の妹は難病で、入院費を稼ぐために必死なのだ。
っていうか、どうやらしずるさんと同じ病院にいる模様・・・
ここでもクロスオーバーを持ち込んだか。クロスってほど交差して無いけど。




『神様家族』
桑島由一 MF文庫


読始4/2 読了4/4

コメント・・・
ちょっと前、アニメにもなった作品。
神様の後継者として修行中の神山佐間太郎。
神様のパパや女神様のママに過保護にされてなんでも思い通りになってしまうという贅沢な不自由に悩んでいた。
そんな彼が転校生の女の子に一目惚れするのだが。
一つひねったよくあるラブコメ。
悪くは無いけどハジケも無い。




『いぬかみっ! 11』
有沢まみず 電撃文庫


読始4/4 読了4/5

コメント・・・
行方不明になった薫を探して世界をたずねて回るいぬかみたち。
何人かは日本に荷物を持って帰ってくるが・・・
太古の記憶を持つ4体の精霊を集めると何かが起きる?
順調、ほのぼのと見せかけてなんだか黒いものが忍び寄ってる悪寒。




『BLACK BLOOD BROTHERS,4
―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 倫敦輪舞―』
あざの耕平 富士見ファンタジア文庫


読始4/5 読了4/6

コメント・・・
突然の過去話。実在の人物を練りこんだ外伝的ストーリー。
明治28年に、まだ人間だった海軍将校望月ジローはロンドンに留学していた。
そこで賢者イヴ、アリスと運命の出会いを果たす。
そのロンドンでは今、切り裂きジャックの事件が再開していた。
ジャック=吸血鬼? と、ジローは捜査をしていたが。
実在の人物に仕込まれたトラップにちょっとニヤリ。




『カレーライフ』
竹内真 集英社


読始4/6 読了4/12

コメント・・・
父親の勘違いによって彼は祖父が洋食屋をやっていた家と土地を手に入れた。
ガンで死が近い父が買い戻したものだ。
そしてケンスケは子供の頃に一緒にカレー屋をやろうと約束した4人のいとこ達に会いに行く。
そんな感じでストーリーの大本は好みなんだけど、主人公のヘタレ加減が嫌いでどうにもスカっと楽しめなかった。
カレー。
ラーメンと並んで日本食の双角と言えよう。
彼らが辿り着くのは一体どのようなカレーなのだろうか。
あぁ、読んでもよだれは出なかった(笑)




『エルリック・サーガ,1
メルニボネの皇子』
マイクル・ムアコック 安田均:訳 ハヤカワ文庫SF


読始4/12 読了4/15

コメント・・・
ファンタジーマニアの必読本の一つ。
訳はロードス島戦記の安田均。表紙挿絵はファイナルファンタジーのキャラデザを何度も勤めた天野喜孝。
それだけでもインパクトあるよね。
しかも病弱な肉体を薬物で支えているエルリックは、天野喜孝の病的な美形絵と相性がいい(笑)
タイトルは皇子ってなってるけど、もうすでに王様になっているところから話は始まるのだが。
エルリックとその一族は人間ではなく、竜人だった。これは知らなかったなぁ。
エルリックのダークでグロテスクな旅がはじまる第一巻。
出だし、つかみはイマイチ。読んでいるとだんだん引き込まれるけど。
海外モノってことで趣味がすれ違うかもしれないけど、最後まで読もう。




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