4月後期

『零崎曲識の人間人間』『キノの旅,3』『グイン・サーガ,4』
『断章のグリム,2』『銀河おさわがせマネー』『陰からマモル!5』
『いぬかみっ!12』『有翼騎士団完全版』



『零崎曲識の人間人間』
西尾維新 講談社ノベルス


読始4/16 読了4/17

コメント・・・
殺人鬼零崎一賊の一人、曲識の物語、短編4本。
主人公でありながら脇役(笑)
しかも殺人鬼でありながらあまり人を殺さない。
変人ですね。まぁライトノベルのキャラとしては、悪くない。
そんな感じで、キャラを魅せるだけの軽い本。
シリーズが好きなら十分楽しめる。



『キノの旅V the Beautiful World
時雨沢恵一 電撃文庫


読始4/18 読了4/20

コメント・・・
いつもと言うことは変わらない。
キノはしゃべるバイクエルメスと共に様々なろくでもない国へと旅をする。
そして全力で楽しんだり、これはこれで面白いと思ったり、前向きに過ごしている。
ように見える。
各話についてはショートショートだし、細かいことを書くとネタバレになってしまうので無し。
まぁ、消極的に面白いかもしれなくも無いって感じ。



『グイン・サーガ,4 ラゴンの虜囚』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始4/20 読了4/22

コメント・・・
グインはサルのように小柄なセム族を指揮してモンゴール軍を追い払いながら・・・
このままなら負ける、と意外な予想をする。
そして単身、死の大地ノスフェラスに住むというもう一つの種族。
巨人族のラゴンも仲間として戦争に協力してもらおうと。
超特急の高速旅行に向かった。
彼らがどこに居るのかも知らず、あてはリンダの予言のみ。
果たしていかなる苦難が待ち構えるのか?
一方、居残り組みもグインの帰りまで時間を稼ぐべく、様々な戦法を繰り出していた。
時間稼ぎのワナとグインの一人旅がストーリーを引っ張る。
グインは援軍を期限内につれてこられるのか?



『断章のグリム,2
ヘンゼルとグレーテル』
甲田学人 電撃文庫


読始4/22 読了4/24

コメント・・・
ダークなストーリー第二巻。
神の切り捨てた悪夢はある日突然あふれ出す。
今回予言されたのはヘンゼルとグレーテル。
それがいかなる事件を巻き起こすのか。
悪夢を生き延びて能力を得た騎士団員は、ただ運が悪くて悪夢を吐き出すこととなった者と対峙する。
まぁ・・・
よくこんな暗い展開を作れるなぁとマイナス方向に感心する。
拙者には難しくて出来ない。



『銀河おさわがせマネー』
ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック
 斎藤伯好:訳 ハヤカワ文庫SF


読始4/24 読了4/26

コメント・・・
中隊長フールの今度の仕事は、惑星ランドールの警備。
そこは、かつてフールがスカラムーシュの名で軍人をしていた頃、平和調印式に向かって機銃掃射させた因縁の地であった。
フールを嫌うブリッツクローク大将の必死のイヤガラセである(笑)
ランドールに待つものは一体なにか?
ではあるが・・・
全体的に薄い。
事件も、対応も、ハジケない。
最後のアメリカンギャグ?はちょっと面白い。でもそれだけ。




『陰からマモル!5 小鐘井黄金伝説』
阿智太郎 MF文庫


読始4/26 読了4/28

コメント・・・
いつもどおり。
トラブルを引き寄せる天然なお隣さんを守るため、陰守マモルは奮闘する。
ほどほどに面白い。
サクっと読み終われる、冊数稼ぎの本。



『いぬかみっ! 12』
有沢まみず 電撃文庫


読始4/28 読了4/30

コメント・・・
コイツはハジケていた。
顔がニヤついて、チェシャ猫みたいに口が三日月形になった。
そんな感じで満足満足。



『有翼騎士団 <完全版>』
赤城毅 ノンノベル


読始4/30 読了5/6

コメント・・・
ずいぶん読むのに時間がかかった。まぁノベルス3冊分なのだから長いわけだ。
さて、有翼騎士団とは当時は亡きポーランドの最強騎士団で国家回復を企む地下組織である。
印南光太郎はフランス駐在武官だったのだがワケあって有翼騎士団に手を貸すことになる。
敵はロシアの秘密組織オフラーナ。その中でも一番危険な死人組。
実在する人物団体をモトにした伝奇物。
エンターテインメントゆえに展開がなまヌルくもあるが、面白い。
クライマックスは泣けるしね。
なかなかいいんじゃないかな。



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