4月前期
『ハリー・ポッターと謎のプリンス(下)』・『レインボー・シックス,4』・『千里伝』
『ハリー・ポッターと謎のプリンス(下)』
J.K.ローリング 松岡佑子:訳 静山社
読始4/1 読了4/6
コメント・・・
謎のプリンスの正体を読み損なってションボリ。探偵力低いな・・・
だが懲りずにもう一つ推理しよう。
ここは、あえてダンブルドア先生を信じたい。
スネイプはあくまでもダンブルドアの指示の下に動いていると。
アレも指示でやった。もしそうならスネイプの漢気は無限大にうなぎのぼり。
ところで最終巻はまだ発売されてないんだね。
金庫に入ってると思ってたけど、それは最終章であってそこに至る最終話はまだ途中なのか。
いつ出るんだろう。
出ても読めるまでに2,3年のタイムラグがあるわけだが。
『レインボー・シックス,4』
トム・クランシー 訳:村上博基 新潮文庫
読始4/7 読了4/9
コメント・・・
ついに最終巻。
自然大好きクラブはシドニーオリンピックの噴霧式冷房装置にエボラウイルス改とでもいうべきシヴァを混入させる準備を進めていた。
これが成功すれば世界中の人のほぼ全てが死に絶える。
今まで何も知らずに彼らのボスの命令で動いていたポポフは、作戦の実体を知り愕然とする。
いくら金を稼いだってそれを有意義に使う世界がなくなっては元も子もない。
彼は、前回自分の作戦で家族の命を脅かした相手、レインボー・シックスのボスであるジョン・クラークに連絡を取ることにする。
最大の敵に情報をリークするという展開に何か漢らしい「粋」を感じた(笑)
さあ、対テロ部隊レインボーのお出ましだ。
展開はともかく今回の敵は強いわけではないので、物足りないところもあるが・・・
全体的には満足した。
ほかにもジョン・クラークの出る作品があるらしいので機会があれば読んでみよう。
『千里伝 五嶽真形図』
仁木英之 講談社
読始4/12 読了4/14
コメント・・・
天地創造の力を持つという五嶽真形図。
かつて人に破れ別世界に放逐された妖怪的な”人”はそれを手に入れ世界を自分たちの手に、と動き出す。
人間界でも西王母の蒔いた三つの種を受けた若者たちが五嶽真形図を守るために仙人に導かれ走る。
その中の一人、千里は人間の父と妖怪の母のハーフであった。
18になっても5歳児のような肉体でワガママ。
そんな彼がこの冒険で何を見てどう成長するのか、ってお話。
『ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺,3』
田中啓文 集英社
読始4/15 読了4/16
コメント・・・
笑酔亭梅駆こと星祭竜二が師匠に振り回されたり殴られたり蹴られたりぶん殴られたりするハナシの第三巻。
今回もまた落語以外のものに夢中になったり、やっぱり落語はいいなと思ったり腰の落ち着かないヤツ。
しかも突然ビッグネームを襲名させられそうになって一門からも冷たくされてどうなっちゃうの。
ってなわけでやっぱりさっぱり想像通り、謎解きはほぼ無し。
落語の世界の人情話でホロリとすればよいのだろう。
なかなか良いハナシ。
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