7月後期

『グイン・サーガ外伝,4』『量産型はダテじゃない!』『蘭陵王』
『灼眼のシャナ,5』『身代わり』


『グイン・サーガ外伝,4 氷雪の女王』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始7/16 読了7/19

コメント・・・
グインは自分の正体を知るため、はるか北の賢者を求めて彷徨っていた。
なぜかマリウスとイシュトヴァーンを連れて。
そして北の果ての地で不思議な小人に宝を取り戻してくれと頼まれて・・・
という神話的物語。
試練の超え方にはそれほど芸が無いのが気になるか。
それなりには面白かった。




『量産型はダテじゃない!』
柳実冬貴 富士見ファンタジア文庫


読始7/20 読了7/21

コメント・・・
自我を持った機械と人間が戦う世界。
チビっ子科学者ヘキサ・デュアルアンは必殺の右腕兵器を戦場に居る自作の愛機シュナイダーに届けようとする。
が、敵の待ち伏せにあって砂漠の真ん中で撃墜される。
謎の建物に逃げ込むが、そこには壊れた量産型機械が山と転がっていた。
利用できるものは何でも使って生き延びねば・・・
ってな感じのドタバタ熱血バトル。
量産機ナンブはザクではなく根性によって性能が増したりするボスボロットであったからして。




『蘭陵王』
田中芳樹 文藝春秋


読始7/22 読了7/25

コメント・・・
6世紀後半、第二次三国時代とも言うべきこの時代。
斉には美形過ぎて迫力が無いので悪鬼の仮面をつけて戦う将軍がおりました。
蘭 陵 王
って感じで始まるが・・・面白い話ではない。
面白くないというのはつまらないという意味ではない(ややこしいな
王というのは皇帝の親戚筋に与えられる称号程度のもので偉いんだけど一番偉い人には全然届かない。
そして、斉の皇帝にしろ敵国にしろ天辺にはロクな人物がおらず、そんな愚帝の下で粛々と働く物悲しさというか。
活躍しすぎたら人気を恐れられて暗殺される可能性だってある。
面倒くさすぎる人生。
小説なので飄々とやってのけてるけどね。
やっぱ権力者がクズだとイライラするわ。
日本の天辺はただひたすらに無能なだけだけど(笑)
そんなわけで、イマイチすっきりと楽しめる展開にならなくて微妙。




『灼眼のシャナX』
高橋弥七郎 電撃文庫


読始7/26 読了7/28

コメント・・・
今回は時間がさかのぼって、シャナがフレイムヘイズとなるための修行と成長の物語。
隠れ家「天道宮」で謎の骸骨シロと戦い、なぜかメイド服のヴィルヘルミナに世話されながらシャナはスクスクと育つ。
そして天道宮を狙う敵。
敵との邂逅によりシャナは戦いへの道を選ぶことを決意する。
・・・って書いてみたらもう完全に説明が終わっちゃった?
まぁ言ってみればそれだけの話だし、一休み的な何か。




『身代わり』
西澤保彦 幻冬社


読始7/29 読了7/

コメント・・・
裕輔、という名前が出てきた。
はて?どこかで聞いたような・・・まさか・・・
と思ったらすぐに辺見さんなどと呼ばれている。
つまりこの人がボヘミアンということは、匠千秋のシリーズだ、ということだ。
ずいぶん久しぶりな気がする。




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